リャバ
教会のことを教える…どこに?と思ったんですが、領主直属の管理組合みたいなのがありまして、そこに報告しました。すぐに捜査が入って事実と判明、当分は遺跡自体に入れなくなりました。 ここで食べていた人は他の遺跡に行くか冒険者として一時的に凌ぐみたいです。商売人はどうなるんでしょうね。
雑貨屋であの化学繊維みたいな縄をちょっと買ったのですが、綿と麻の混合を魔法で強度上げた感じでした。残念ですけどこの手法は覚えたいですね。
遺跡の謎金属ですが、あれでバックパックのフレーム部分を作ってリュックに取り付けることにしました。どうも登山とか重量を担ぐリュックなどでは普通にあるみたいですね。構造を勉強して、壊れてるインプラント設備のところで空間固定して熱で溶かして変性。取り付けは強化縄を解いて糸にして、それにしますか。
以前レンガを焼く時に空間固定しながら焼いた記憶があったのですが、実際は空間固定すると一つの魔術が終わって、その後焼いた2段階構成みたいでした。ということは空間固定は何個も作れるので、固定して空中階段とかできそうです。固定は内側から外側へ移動できない、外側から内側へ、壁になってどちらにも移動できない、全てが固定され、静止したまま全く動かない、この4種類が現在使えるので、面白く使えると、良いなあ…
出来上がったリュックはとてもいいものになりました。もうかなり体力が増加してますからリュックに入る程度の物を背負っても正直ほとんど疲れに影響しないんですが、それでも違いがわかりますね。50cmくらいのマチに拡張しても余裕があるかな、バランスが取れるかは知りませんけれども。シャンティたちは横は約30cmと合わせてくれたのですが、縦とマチが不十分だったゆえにまだ腰にリュックが届いてませんので、ヒップポーチが追加されれば腰に届くかな?革をつなぐ技術がほしいですね。服装と似てる技術かな。フレームは背丈に合わせて作ってみたので腰が見えててちょっと変に見えちゃいますね。夜間に使う毛布巻き付けておこう。仮接続させている縄は…大丈夫だ。
これ軽金属とみなすとバックルや道具箱によくついてるレバーを引き上げてから枠を外して解錠するような、色んな接続道具作れるなあ。どうしましょう、忍び込んでもうちょっと取りますかね。あーでもまた追放は嫌だな、おとなしくしてましょう。
というわけでまず革の服上下が出来上がりました。なんか現代っぽい。ウェスタンカウボーイ風味もしますけれども。赤色の上着と茶色パンツですねー。防水撥水の加工の代金で前払いが突きちゃったので下の着色はなしですか。あとで変質して下は黒にしてしまいましょう。これだけで厚手の服になりますねえ。いやーかっこいい。生まれて初めてかっこいい服を着ました。綺麗な服はワンピースですね。いやー嬉しい。しっかり部位を確認した後店員さんを抱きしめてしまいました。ほおずりずり。
鼻血を出してしまったので治癒を施し(教会の訓練やってないや…)落ち着いていただいたところで次へ。ヒップポーチ。お、悪くない。ベルトが太くてしっかり腰に乗るのでズレにくい。ズレ防止は2重リングを噛ませるタイプですね。リュックの底には届かないか。
「これ、リュックの底と合わせることって難しいですか?こう、こんな感じで。」
「戦闘中に使うものもぶら下げる、収納する目的で作ってありますのでお勧めしませんね。」
「むう、今のベルトの代わりのような感じですね。」
「ええ、パンツは細いベルトでしっかり固定するように作ってありますので、その上に着用していただくようになりますね。ベルトは冒険でも十分に耐えうる既成品がございます。今のベルトからリングなどを移し替えるのは無料で施しますがいかがですか?」
お願いしました。安全に関わるからね。しかし革加工はなかなか成長する機会がない。
3時間ほどで加工は終わり、革ベルトも買ったので尻尾で顔ぽんぽん攻撃をしてから退散。尻尾が血で汚れいていた気がするがすぐに洗濯乾燥をしたので知りません。
次に、レザーアーマーが出来てるはずなのでそのまま向かってみました。何度もナンパされたぜ、服装って重要だね!!!
レザーアーマーですが、このレザー上下に来ても構わないそうでっす。
「傷がついても文句は言えねえけどな。」
とのことですが。機能性は明らかにこの服が一番なのでこれに着ましょう。厚手の服もいいけど辺境伯までは歩くつもりだし。道が整ってるそうです。
レザーアーマーの整備や各可動部の動き、いろいろとレクチャーしてもらって退散。ニカワや整備のオイルなどをもらったんでそのまま1セット買いました。商売うまいなー。ちなみにレザー加工のお店でもお手入れの油買ってます。こういうのに弱いのかもしれない…
数日クローク待ちをしていました。この間革をつなぐ研究や靴下などを作ったりして過ごしてました。数日でも地球換算で大体一週間なので、バイオサイボーグの成長率と合わせて、まあ靴下だね、というものが作れるようになりましたよ。革はリュックのサイドの加工とかを見ると糸のつないでるのは難しくないんですけど、防水なので何かで固めてるんですよね、柔らかいのでニカワじゃないなにか。検索もしたんですけど、糸は専用の糸と、針で下穴開ける、接着は接着剤という、うんそうだね、という結果が。魔法の道具かなーとも思ったのですが、ニスや固形オイルかもしれないと思い雑貨屋に。…魔法の接着剤があるんですね。魔力結晶を単三電池にせず砕いてうんとかどんとかで作られているそうです。高いんですけど購入しました。これで革が手に入れば拡張作業ができます、道具がないけど。
最近寄ってなかったので冒険者組合へ。私宛の手紙が届いてました。新しい町や村に入ったら冒険者組合に必ずよってPDAをぽーんするのですが、これでPDAで追跡できるそうです。
内容は魔法使いも含めて難民すべて受け入れたというお手紙でした。あーあーこれは良かったー。
それから更に数日後、ごっつあんの使い走りからクロークができたということで向かうことに。靴下も革もだいぶいい感じです。革は検索して道具を作ってみました、せっかくなので鍛冶屋で鍛冶をして作成。糸は魔法合成繊維の縄をほぐしました。そろそろ店を畳むそうで多めに購入。
「これがクロークです、いかがでしょうか。総力を上げて制作させていただきました。」
「凄く良いです、色も生地の厚さも柔らかさも。ただ、学者っぽいですね。」
貝紫ではあるんですが、結構青みがかっていてなんとなく学者のイメージっぽい感じがしますね。でも、とても良いです。お金かけたかいがあります。
「パール様は学者のような所もあるため全然違和感はありませんよ。ただ補修はご自身でなさらないでくださいね。いくら何でも難しすぎます故。」
したい!うずうず。心を落ち着かせて商会を出ました。辺境伯へそろそろ向かうと述べたら紹介状を頂きました。あちらの中堅所の総合商会だそうです、つてがないより全然良い、ありがとうごっちゃんでした。
さてそろそろ…という所で伯爵から呼び出しが。なんでしょうね。
「よう、教会を見つけたのはお前らしいな。褒美だ何が良い。」
「ええ…そう、ですね、旅をともに出来る荷馬が欲しいです。ラバみたいな感じで。」
「ラバ?すまんがそこら辺は詳しくない、よい荷馬を出せばそれで良いな。しかし、ワンピースの上にクロークとブーツ、合う合わないは別として急に偉くなったな。」
「遺跡のお陰です。」
「そうか、その遺跡だが新発見をした者にはこの国では爵位を授けることになっている、騎士はもうあるそうだな、子爵の下の準子爵というのがあるのでそれを陳情、伯爵だと推薦だな、推薦してやる。強制なので推薦も何もないが。」
「えええ、私は長くこの国にとどまるつもりは…」
「他国でも、他国貴族なのはなにかと通用する所が多い。便利な記号だと思っておけ。じゃあな。」
というわけでまた爵位を貰うことに。爵位って結構ポンポン出すんですね。
官房長官みたいな人から数日待ってくれということで待機。革は魔法合成繊維と魔法接着剤で行けますね、辺境伯で大幅改造だ。縦長にするのと、マチの大幅な延長ですね。そうしてから左右に大型バックつけます。マチを伸ばしたらほとんどの革の交換だしね。
帆布から牛革にして…楽しみです。
そうして頂いたのは「リャバ」という品種でした。ラバって地球だと馬とロバの掛け合わせですが、馬とロバ系モンスターの掛け合わせだそうです。異世界だなあ。
「大きい、私も乗れそうだね。これからよろしくnぶびゃああ」
唾かけられました。
「気性が少々荒くプライドも高いのでお気をつけください、では。」
といって連れてきた人は逃げました。
唾くさいです。地球でも心を許さない相手に唾をかけてくる騎乗系の動物いましたよね
負けていられないので唾なんてどうでも良いかの如く突進し、首をなででぽむぽむして、尻尾ぽんぽん攻撃。どや
割とおとなしくなって、こう、敬意を表してくれるようになった気がします。よかったー
「名前どうしようか、頑強で粗食に耐えられる、力もあり登坂力も高い。うーん、ローマ帝国の軍団兵がHITするなあ。ローマ系統でいこう。うーん、頑強、ビザンツだ、頑強で何度も攻められながらも非常に長く存続したビザンツ帝国からビザンツ。君は雄でも雌でもビザンツだよ。」
ビザンツは軽く一礼した後後ろ足で軽く立ち上がりました、ヒヒーンてやつ。なんで?敬礼?あ、なるほど股間に雄がいる。合わせて示したのかな、頭良いなー。
鞍とか鐙がなかったのでごっつあんで取り付けて貰いました。鐙は発明されてないらしい。中国みたいな国がないのかな。古代文明があるからありそうなもんだけど。鐙がないなら戦争は歩兵の押し合いが中心かな…?でも魔法あるしなあ…
道さえ良ければ800kgも持てるということで2人の食料とニカワとかの道具などを本当にがっつり乗せました。水魔法があるからか水はさほど重視されてないです、ただエネルギー収支ではマイナスですけど…
さあ出発。スミスやごっつあん、各種お店の人が来て見送ってくれました。
「「「自由な旅を!!」」」
さて辺境伯は西西北西の道だそうです。道が石畳だ。辺境だけあってすぐ駆けつけられるように整備したのかな。
ビザンツ結構速く走れるのですいすい進みまして、初日の野営に。馬で10日くらいらしいので私たちでは一月くらいかなと思ってましたが早く着きそうだ。
ビザンツはロバの性質、「嫌だったら梃でも動かねえ」を発揮しましたが万力でテコを破壊して押し込みました。ロッジ型の始祖テントです。高さを高く取ってあるので小さいサイズでも入りました。もっと大きくなったら18号ロッジテントってやつにしないと入らないかもしれない…
はっきり言うとビザンツは弱っちいです。夜は目も見えませんし。テントに入ってもらう方が何かと都合が良い。誤射も気にせず魔法乱射も出来ますし。始祖のテント最強なので。
ま、食料が一杯あるので野営も捗るってもんですよ。30cmほどの四角いウッドストーブに火をつけて、すすが付かないように調理はアルコールストーブ。ただこれ燃料がアルコールとは思えない火力です、どんな燃料なんだこれ。
どちらか1つでいいじゃんと思われますが、焚き火は匂いでモンスターと遠ざける効果があるので欠かせないんだそうです。ゴメスさんが言ってた。
調理器具は始祖の完璧調理器具を参考に全て作り直したので、すすが付くんですよね。始祖のは付かなかったんですけど…
ここら辺は整備されていて木材が少ないので村で薪を買って金庫にしまっておきたいですね。金庫はずっと使っているため効率化が進みかなりの容量を入れても魔力量が減らないです。魔法の防護みたいな感じですね。
魔力の成長は鈍ってきた感じはします。成長性向上の素材がきついので当分先ですね。
厚手の布じゃなくて裏地があってなんかもこもこしている革の服だけあって、寒さも結構違います。ちゃんとした服は素晴らしい。防寒具は着こんでありますけれども。やっぱり無いと死ぬ。
翌朝になったので軽く寝てからビザンツの様子を見に。ぐっすり寝てました、可愛い☆
「ビザンツー朝だよー」
ビクッとしておきて、反対側の出口から出ていきました。開け方知ってるのかよ!!
ビザンツでもあのテントの居心地の良さには敵わないんだなと思いながらテントを収納、リュックに入れました。畳むと滅茶苦茶小さいから嵩張らないんですよねえ。
半日で村、というか宿場町ですね、そこに到着。街道には宿場町が並んでおり、全てに泊まる予定はありませんが様子見でここには泊まることにしました。
宿で私と馬の手続きをして、ビザンツの荷物を降ろして私の部屋に。荷馬の荷物はほとんど食料と普通の交易品だし普通は持てない重さなので、置きっぱなしにすることが多い世界だそうです。積み直すのも大変か。
宿場町は寝るための所ですね、宿の人によるとほぼ全てが領主からの支援で賄っているらしいです。普通の村は街道より奥にあるそうです。みんな発展していて町になってるらしい。1つ行ってみたいですね。辺境伯側の町には遺跡街もあるらしい。おぉほー!
これはこうしては居られない、すぐに靴下を作りながら一日を過ごし、次の日チェックアウト前に飛び出しました。薪は高いけど売っていたので2日分くらい買いました。遺跡に行く人は時空使いが多いからそんなに珍しくないみたいなので堂々と金庫にしまったよ。
さて、夜は凄くぐっすり眠れますのでビザンツも少々走らせて強行軍です。ビザンツも馬小屋じゃねむれんでしょうしね。夜はかくかくお楽しみながら5日、薪がなくなってきたので一度泊まり再出発。馬で10日は遠いー!
再出発した所から7日ほどで辺境伯領地に。関所だけありました、交通税を払って通過。ここら辺は初期の中の後期に近い程度の中世って感じですね。交易が発達しないからあんまり良い手段ではないそうです。検索ですが。
そういえば検索してわかった結果は私が知った結果として記憶になるらしく、スキャンやデータモニターの詳細解説とか様々な所に影響を及ぼすようです。検索するためのデータベースから血肉になったデータになるんでしょうね。
という感じで一つ目の宿場町に到着したんですが、門番が町の前に立ってますね、どうしたんでしょうか。
「こんにちは、みなさん何をなされているんですか。」
「ここに泊まるものから通行税を取っているだけだ。」
「オウフ、泊まる前にもう税金かかるんですか。」
「辺境伯を愚弄するつもりか?で、通るのか?」
「一応見学するので通ります…」
今までが優しい領主だったのかな、これはあんまりですね。だれもなるべく遠くまで行こうとしますから宿場町にお金が落ちないです。モノ買えないじゃない。
内部も大体税金かかっている感じで一つ一つの行動にお金払いました。町も寂れてますね。宿で話を聞こうにもあまり口を開いてくれません。遺跡町だけ教えて貰いました、もう少しです。この感じだと遺跡も税金で人が少なそうです。
もうすぐ戦争荷なるようなこと伯爵が申しておりましたし、戦争のために余計に取っているんですかねー
パンは焼くのに税金かかるそうです。パン焼き税…!!
さっさと町から出て、そこでまた税金取られて辟易しながら遺跡へ。あと少し…!
遺跡orz
心の中ではこういう感じでした。大きいのに遺跡通りより寂れてます。
こういうときの雑貨屋ちゅーことで雑貨屋で遺跡から出た魔法の糸(化学繊維だと思う…)を購入したり遺跡接着剤(これ古代文明でパッケージで店売りされてたのでは)とかのツールなんかを買いながら聞いたんですが、どうも戦争ということでみんな傭兵に持って行かれた上に遺跡もランク15以上の許可制と、ほとんど封鎖という感じにされてしまい商売できないとのこと。ハケやブラシも買って退散。凄い良い遺跡だここは。
魔法屋では召喚系統を少々教えてもらえました、炎を召喚したり。召喚してるので投げつけるとか、ちょっと特殊な行動が出来ます。
後はオイルの召喚や水、食料の召喚など。オイルは滑らせたり粘ったオイルでネバネバさせたりできるし燃やせるし、水や食料はしっかりと学んだこともあって正式?な系統で唱えられるように。エネルギー収支はマイナスだけど、唱えた人だけ補給すれば良いので便利みたいですね。軍隊とかで便利そうだなーって思いながら食料出したらMREがでました。アメリカの大して美味しくない戦闘時に食べる食料。うげえ。包んでいたプラスチックは再生が効かないやつなので泣く泣く燃やして捨てました。凄い詳細なモノも出るんだなーというのはよい感じですね。
水は指定した容器を特に演算せずに一杯にするのでキャンティーンを一杯にするのに便利そう。容器も限度がありますけれども。
ま、久しぶりの客なんで喜んでました。火花を出せる魔法がおまけに付いてきた。ファイヤスターターだこれ…私が術式で出すと金属をグラインダーのヤスリで削ってるときのような火花が出ます。ぶわぁぁ。
鍛冶屋と防具屋で鉄と魔金属を購入。純粋科学でクラフトは難しいなと思ってきたので、合金作ってしまうかと。魔金属は鉄より軽くて強いみたいです、軽くても鋼鉄だとどうなるんでしょうかね?合金はあるそうですが、製法が知られていないみたい。国レベルで秘匿してるかな。
レザー加工品店は商品が動かないので参ってました。店にある一番大きい革を見せて貰い、良い感じなので購入。牛ですね。最大カットみたい。辺境伯の所に行ったら傭兵にされそうなので今のうちに購入しておきましょう。今冒険者ランク28なので。
PALSのりゅっく…いやもうバックパックです、バックパック側は丈夫な7号とか8号帆布にしますから革より丈夫になりますが、ポーチやバック「バ」ック側はそこまですると固定する柔らかさが出ないので革になります。豚か薄めの牛か。細かい所はぼやかそう…
というわけでベルトに出来る革も購入。豚は加工しても見た目が…ということなので牛しかなく。高いんだよなあ…
買いまくってますが予算は基本的に伯爵の遺跡の収益です。儲かったねえあそこ。
さて魔法の品物屋に行って遺跡品見てみようと歩きながら脳内でバックパックを検索していたらちょっと立ち止まる位の事実が。
帆布なんかの丈夫な布で作っていた時代もあったんですね。ああ、そうか、そうじゃないと革から一気に合成繊維になんて生地が移るわけ無い…交易商人は帆布だったかもしれない…防水は帆布でも出来る。
布屋に急遽よりましたが帆布はありませんでしたー木綿らしきモノが高いみたい。革の方が手に入るモノなの?感覚が違う。そもそも帆布は艦に使うモノだから、こういう所ではないみたい。商人が布製を使っているのは正解みたいですが。
買っちゃったしまずは革で作ってその後帆布に以降だなーあっちの方が楽に大きく出来るとか考えながら魔法の品物屋に。ここの遺跡は無限にエネルギーが取り出せる永久機関?が発掘されてるみたいですね、古代の永久稼働冷蔵庫とかありました。ふーむ、特にないかなー最近ハンディライトすら使ってないし。ガラクタを見てみましょう、技術差でガラクタになっているものもありますしね。ちなみに店員は冒険者風情には声すらかけませんね。イヤホン、高度な関数計算機、メガネ、うーん。使えるけど使えないモノばかりですね。あれ、このメガネは私がサイボーグの時にかけていたやつなような。
「よいしょ、チェック、起動。ブォン、動いたけどエラーか。動けばデータを映すメガネだったんだけどな…くー上手くいかない世界だ。」
店員驚いてましたが気にせず、販売規制があるのかわかりませんが高度焼き入れされているって書いてあるラジオペンチとコンビネーションドライバを購入。雑貨屋でもいい気がしますが。これは硬そうでいいですね、この世界もないわけじゃないですけどね。
さて最後はもちろんステルスで潜入です。ここはドワーフ系統ですね、品物は機械でしたけれども。ダンジョンみたくなってます、迷子にならないように左手の法則で歩いて行きましょう。ここの機械は黄土色に少々赤みがかってますね。少し採集しておきましょう。攻撃は炎を使うようです。バリアは貫通できていないですね。あんまり進んで教会や中ボスとぶつかっても嫌なのでほどほどで帰還しました。赤のゴーレムソードねえ…規格が統一されているのはさすがです。
ちなみにこすると火花がでました。アイさんから頂いたファイヤスターター、使う機会が無くなりました…【@びえぇぇぇん】
さて宿に居ますが、この先の行動をどうするか決めないといけません。
辺境伯で古代の金貨とペンダントをオークションするのは決定なんですが、戦争に巻き込まれますのでクラフトが当分できません。ここで作れるモノを作るかどうかなんですよね、特にバックパック。
今持っているリュック牛じゃないんですよねえ。いい素材ですけど何かの獣です。
作るなら工房に行って使用代払って作るんですけど、シャンティとの思い出がなーゴメスさんとか。大きいサイズならけりが付きますけど、革がこれだけだと同サイズくらいしか作れませんよねえ…デザインは私が決められますけど。
鉄との合金も研究しないといけません。合金が作れても形の作成から焼き入れ等まで全部魔法です。心が拒否をしています…
よし、帆布で作ろう。革はハードレザーアーマーにして貰えば良い。もう少しシャンティや魔法使いとの思い出を背負う。合金は研究して本打ちは鍛冶屋さんの借りよう。
決まれば早いです。金庫をできる限り軽くしてから帆布のための木綿を作成。らしきものは作れたような作れなかったようなですが、今回の木綿は成分を記したデータが検索したらあったので、それをイメージするとしっかりした100%木綿が出来ました。化学式や成分表があれば作れるようです。並行作業で周期表とその分岐をまず攻めましょう。
木綿さえ出来れば後は帆布までは速いです、変成してガンガン編み込んで布にするので産みだしがありませんから。黄土色の機械で崩れないように細い枠組みを作っておきましょう、かなり大きくなるので。
疲れるってあまりないのですが、まあ魔力残量がなくなったら休んでデータ検索して、次は合金の研究。成分分布と硬度の比較から始めるんで大変です。宿の中でやってますが、空間固定してあるので…3日ほぼ寝ずにやって、大体の感触がつかめました。あと少しですね。成長性と成長率の高さを実感します。研究と精密な魔力の操作がグンガングンガン上がっていきます。
宿のチェックアウトの時間なんで再度10日分払って滞在。帆布も8号ですが揃いそうです、山岳リュックは6号を使っていたらしいのでちょっと弱いかな?ベルトは革なので購入してある革ベルトを使いましょう。穴ベルト式の止め方なので穴開けと金属加工もしないといけませんね、黄土色で作っておこう。
5日経過、合金はほぼジャストで比率が決まりました。どうも鉄の93%まで軽くなって、そして鉄の炭素0.062%でやると、魔金属の15%ほど硬度が増えそうです。とんでもなく増えますね。S55C炭素鋼に近いかな?ちなみに数字の意味はよくわかってません。いってみたかった。
おにぎり食べながら帆布のバックパック製作作業を開始しました。ほぼ全面にPALSもつけますので時間かかりますね。すでに布屋と服装屋で針とか糸とか購入してあります。
針が折れないように注意しながら何度も重ねて縫っていきました。ミシンの方が良いんでしょうけれどもないし…
睡眠警告が出た当たりで完成。アメリカ海兵隊AssaultPackに近いけれどもとても大きなモノに仕上がりました。これ単体で35L左右にサイドパックをつけて45から50Lを想定しています。中央真ん中にもつけられるので、そこは大きいですから57~60までは入りますね。多分。とにかく大きいです。製作期間は1月ですから地球の2ヶ月かな。
チャックがないので1ルームになってますが蓋付いてますし、サイドパックも付いてるんで一応3ルームですね、中央真ん中のが間に合わなかったのですが、それで4ルーム。パッキングが大変ですがとにかく入るので良かったです。
穴ベルトはPALSの取り付ける方にも採用しました。簡単に着脱できるようになったので、狭い所では全部中央に取り付けるとか融通もききます。
大きい大きい肩と腰ベルトには一応綿を詰めて帆布の上から縫ってありますが、その布も帆布なのであまり効果は無いかなー。腰ベルトが凄くいいですね。重なるのでヒップポーチは取り外しました。肩掛けのバックにでもしましょうか。ほぼ出番んなかったね、ごめんよヒップ君。
剣は上出来かな。形状はシュヴァイツァーサーベルから変えるつもりがないのでそのままですが、グリップが変わりました。黄土色で背骨を作って、一体で作った鍔と護拳を受け止めるスペースを作り、背骨の末端に護拳を差し込み固定しました。ついにサーベルになりました。
剣を止める方法は木製の部分に赤熱させた状態で差し込んで規格で作られた赤色のリベットの穴開けで木部の開いてる部分を通して打ち抜いて、規格の軟鉄リベットで止めてしまう方式に。これでいちいち破壊する必要がありません、多分。打ち抜きが作れたのが僥倖です。
バックラーですか?まだ使い捨てくらいのレベルでいいかなー。鋼鉄クラスの金属にならないとね。
さて、覚悟して辺境伯の所に向かいますか。
単三電池でんうんとかどんとか