わたしマリーさん(200文字小説)
マリーと名乗る女性からの電話から始まるストーリー。
200文字小説です。
電話が鳴った。
「わたしマリーさん」
上品そうな女性の声。
「今シャルル・ド・ゴール空港にいるの」
遠っ!
電話は切れた。
また電話だ。
「わたしマリーさん。成田に着いたわ」
駅前、コンビニと段々家に近づいてくる。
電話。
「今玄関にいるの」
マジか!
だが誰もいないぞ。
すると背後から声がする。
「ねえお腹空いたわ」
キッチンに乗った白人女性の首がゴロっとこっちに向いた。
「パンもご飯も無いんだ」
「ならケーキを食べましょうよ」
いくつかの要素を解ってもらえたら嬉しいのですが。
解説するとしらけてしまうかもしれないので、ご不明な点はメッセージなり活動報告なりでお願いします(^▽^;)