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第四話:やり取り

受信メールの中で歩からきている分だけを見ていった。

学校や友達の事などが殆どだったがその中で気になるのがあった。

06/1516:50学校の話の続きなんだけど、行方不明になった子供達が妖精の世界に行ったていう話してたじゃん。

あれって何で妖精の国なんだっけ?てか変わった都市伝説だね。

このメールの返事が、06/1517:15えっとね、たしか妖精を信じない子供達が妖精に誘拐される説と、自分から妖精界にいった説と、あとは何だっけか忘れちゃった。

あのさ、りなは妖精本当にいると思うよ!だってアニメとか映画とか本に妖精っていっぱい出てるでしょ?誰かが考えたにしては凄すぎるし歴史も古い(多分ね)きっと、妖精を見たり、世界に行ったりと関わった人達がこの世界に妖精を広めていったんじゃないかなぁ?06/1517:30そういわれればそうだよね。ところで、都市伝説の続きを、帰りに萌えちゃんから聞いたんだけど、行方不明になった子達が皆、図書館で妖精大事典てゆうのを借りてるんだって!で親が返していないのにちゃんと期限日にポストに返却されてるらしいよ!06/1518:00萌ちゃん詳しいね、その話。萌ちゃんてさぁ、転入してきて二ヶ月だけど人なっこくてもう皆と仲良いいよね。でその妖精辞典だっけ?近所の図書館にもあると思う?06/1518:50う〜ん...何かそうゆうのって大量生産されてるイメージ無いなぁ。06/1519:00歩、図書館から家近いし、今度探してみて?そうだ夏休みの自由研究をこれにしよう?タイトルが

「検証!都市伝説、妖精界は本当にあるか?」てな感じで(笑)06/1519:15それ最高!じゃあ萌ちゃんも誘って三人でやろうよ!明日さっそく話そうよ?06/1519:30うん、じゃあまた明日ね。バイバイ〜その日付のメールはそこで終わり。

日付の違うメールで07/1018:00りなちゃん!見つけたよ!妖精大事典!今日借りたから明日放課後、歩の家で読もう!それまで閉じたままにしとくからね。思わず、茜は手に持っている本を見た。 警察がやって携帯を渡し、家に連絡が来るかもしれない、ひょっとすると帰っているかもしれないとゆう事で一人、家に帰された。歩の部屋に入り携帯を見たが特に新しい情報は得られなかった。歩らは都市伝説を研究しようとしていた。で実際に妖精大事典を発見した二人はいなくなった。やっぱりこの本に何か手かがかりがあるんだわ!じっくり読むしかない...。そういえば、もう一人、自由研究に参加するはずの萌ちゃんって子はどうしているんだろう?まさか、あの子も行方不明に?あわてて歩の携帯から電話をかけた。プルル〜発信音が三、四回なり電話がつながった。

「...」

「あっ、萌えちゃん?私歩の姉なんだけど、ちょっと聞きたい事があって電話したんだけどね」

「あの、萌はいません」若い男の声が聞こえてきた

「あなた誰ですか?この番号萌ちゃんって女の子のはずなんだけど」

「俺、萌の兄です。あの、失礼ですが萌にどうゆう用件ですか?」

「私の妹が萌ちゃんと友達なんですけど、行方不明になってて、萌ちゃん達と一緒にしようとしていた自由研究が関係あるみたいで話聞きたくて電話したんです」

「行方不明!?これで五人...」

「えっ?五人てどうゆう事ですか?萌ちゃんもまさか、行方不明なんですか?」

「....ちょっと今詳しく話せないので、明日の18時に三角駅の近くにあるドーナツ屋に来て下さい。じゃ」

「あっちょっと...」電話は一方的に切られてしまった。何か知っているんだろうか?とにかく明日、何か確信的な情報が掴めるといいけど...。

母親が帰宅し、歩の携帯と写真を警察に渡し、会社から帰ってきた父親に状況を話していた。歩の事を考えると眠る気になれなかったが、少し手がかりを得た事でホッとしたのか朝方にようやく眠りについた。次の日、警察が誘拐の場合を考え、周囲には知らせない様にと言われたので、学校へ行ってもいつも通りに装わなければいけなかった。そして夕方約束の時間が近づき茜はドーナツ屋へと向かった。手には例の本を手に持って。

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