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放課後バトル倶楽部  作者: 斉藤玲子
◆大騒ぎ・2学期編◆
74/228

ハルマ・レミ VS ダイゴ 2


ハルマとレミは作戦に移った。


レミはポーチから グレーがかった透明の天然石を飲み込んだ。


するとレミを中心に モクモクと煙が現れて辺りを

真っ白に変えていった。


「なんだこの煙は!?」


「『スモーキークォーツ(煙水晶)』よ、先生」


「……なるほど、目眩(めくら)ましだな!」


煙は辺りを包んでダイゴから2人の姿を

確認できないようにさせた。


「浅はかな考えだ!こんなもの!!」


ダイゴが肩に力を入れると体から出る蒸気の勢いで

白い煙を吹き飛ばそうとした。


そこへハルマが現れて 右手に野球ボール程度に固めた

電撃球を投げてダイゴに当てた。

ダイゴは「グァッ!」と痛そうな声を上げて(ひる)んだ。


「よし、効くぞ!ゴリ!!」


『オッケー!!』


煙の中に身を潜めているレミは

ハルマに声だけ出して合図した。


「何を企んでいるか知らんが

もう くらわんぞ!お前の電気は!!」


ダイゴはハルマに集中した。

ハルマの電撃が痛かったのか、

隠しているように見えたが 電撃に注意を

しているのが わかった。


ハルマは ニヤリと笑って右手に電撃球を作り始めた。

さっきの野球ボールよりも はるかに大きく

バスケットボール状までに固めた。


「そんなものくらうかッ!」


ダイゴが完全にハルマの右手に気をとられている時だった。



ガシッ!!


「なにっ!?」


レミがダイゴの背後に現れて

ダイゴの肩をしっかり固め、羽交い締めにした。


関節を固められたダイゴは身動きが取れなくなった。


「清水!なんで俺の体に触れるんだ!?

この燃え上がる体に!!」


「ふっふっふ」


レミもニヤリと笑った。


「『ゼオライト』って知ってる?『沸石』っていうのよ。

あたしは今 高温に耐えられる体になってんの!」


「なッなにィー!!?」


「ハルマん!早く!!」


「おう!」


「まっ待て!そんなモノ当ててみろ!!

清水も巻き添えだぞ!?仲間を犠牲にするのか!?

そんな青春的な事などしていいと…」


「うっせ バーカッ!」


「先生、あたし今『石』と同じなの。

ハルマんの電撃は効かないのよ」


「なにィーーーッ!!?やっやめ」


バリバリバリバリバリバリ!!!!


「ギャアァァァァァァァァァ!!」


「もういっちょ!」


「カモーン」


「やめろッウギャアァァァァァァ!!」





トールは すでに屋上から去っていた。



―――――――



~ 花壇 ~



「きき桐谷さぁん へへ変な叫び声が聞こえますぅ……」


「大丈夫ですよ、先輩」


「おーい、僕も入れてー」


「ト、トールさんですー」


「おう」



―――――――




翌日、遠藤ダイゴは

原因不明の落雷事故に遭ったという事で

臨時教員の任を降りる事になった。




「あの炎 ムダだったわね」


「ただの筋肉バカだったわけか」


「もっと破壊的になるかと思ったよ。

まぁ屋上壊されなくて良かったけどね」


「普通の授業に戻って みんな喜んでたわ」


「オイ!オレの成績はどーなんだよ!?」


「無効なんじゃない?」


「そんなーッ!!」




こうして普通(?)の

日常へと戻っていった。

※教師に向かって乱暴な言葉は使っちゃいけません

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