ひとり一方通行
ひとりになりたくて
ひとりで考えたくて
ひとりでどこかに行きたくて
足を進めた先は一方通行だった
真っ青な眩しい空を横切る飛行機雲のように
潔く強く
そして、儚くなりたかっただけなのに
あたしの背景は黒くよどんで
水にも沈むくらい 重い
振り払ってきたはずの重さが
いつのまにか汚れを吸って大きくなって
背中にこびりついた
渇いた地面に咲く花の色さえ見えないほどに
誰も誰もいないのかもしれない
必死になって身体中をかきむしる
自分さえも汚れとなって海に沈んで行く気がしたから
手を伸ばした先に
もうなにがあるのか分からない
明日があるのか
今日があるのか
遠い過去があるのか
目から落ちた涙もいつかは…
暑い日差しを浴びて
強い熱を帯びて火照った頬が麻痺する
それでも出てこないのか助けてと…
ひとりと強がりは違う。ひとりと悲しいは違う。ひとりと大人は違う。
人は自分という絶対的存在を認めて受け入れて初めて“ひとりの人”になるんではないでしょうか。
周りから与えられた居場所ではなく、自分で決めた場所だからこそ“ひとり”になれる。
私は分からないなりに、未熟ななりに、そんな風に思うんですよ。
読んでくださってありがとうございました!!
今後ともよろしくお願いします。