きれーなおねぇさん⭐
数日後
ミラは騎士団の宿舎に居た。拘束が外せないので帰らせる事ができないのであった。宿舎のメイドにお世話してもらう日々。
コンコン
「失礼するよ」
知らない声にミラは首を動かして訪問相手を見る。ローブを着た背の高い女性が入ってきた。
「…」
「そう警戒するな。私は宮廷師団長のココア・ソルトレイクだ」
「…ミラです…」
ココアはベッドに腰掛け
「早速だが私はお主の首輪を壊しに来た」
「外せるの?」
「尽力する。しかし無理に外そうとすると絞首刑に処されるから色々シュミレーションしてきたぞ」
「こうしゅ?」
「簡単に言うと首が締まるのだ」
「えー」
「心配するな。私が岡魔道士の威信に掛けて外してやる」
ココアは色々な魔道具を出し魔方陣を置くと真剣な顔をして魔力を込めている。1時間程度経つとミラの躰を拘束していた糸が引っ込む。
「順調順調」
さらに1時間で足の拘束も解除に成功する。
そのまた1時間後には手の拘束も解除出来た。
「後一息」
気が緩んだのか疲れからか魔力が揺れてチョーカーが反応した。
「…………!?」
急に首が締まったミラは声にならない悲鳴を上げる。
「マズイ!こうなったら力押しで…」
ココアが魔力を込めるとチョーカーが砕け散り炎が上がる。
「ぎゃぁぁぁ!あつい!あつい!」
ココアはミラにポーションを振りかけると廊下へ飛び出し
「誰か神官を!」