ココア暗躍する?2
「ミラー」
「イース!?無事か!?」
ミラは布団をはね飛ばし起き上がる。
「大丈夫だよー」
「良かった…でもクオーレが…」
「そうだね…」
「イース何でここに?」
「ココア様がね、私が戻って来たのが国にバレたら投獄されるからってミラの部屋に匿って貰う事になったんだ」
「国は何を考えてるかわからんからねぇ…」
「そんでミラの妹になったら自由になれるんだって」
「へぇ…えぇ!?イースもソルトレイク家の養子になるって事か!?」
「伯爵家令嬢になったら簡単に投獄出来ないんだって」
「そりゃそうだろうけど…母ちゃん思い切った事考えるよなぁ」
「スヤジ様と結婚するのも伯爵家令嬢の方が良いって」
「マジで結婚するの?」
「私は大マジだよー」
「マジなら応援するぜ!」
「ありがとーでもどうすればいいかよくわかんないからミラに相談しに来たんだけどね…」
「あたいもわかんないけどな…ココア母ちゃんと話して良かったんじゃねぇの?」
「そーだねー」
「イース髪の毛ボサボサじゃね?」
「ミラも髪の毛ベタベタだよー」
「一緒に風呂入っか」
「さんせーい」
ミラとイースは仲良くお風呂に向かった。
ココア視点小さな家で
「ジーノイース嬢もソルトレイク家の養子としたいのだが如何だろうか?」
「イース嬢見つかったんだな?」
「あぁ、ジーノも分かると思うが平民のままでは投獄されてしまうだろう…」
「スパイ容疑か…イース嬢を助けたいならうちの子にするしかねぇか」
「それが1番だろうな」
「イース嬢と両親は納得するのか?」
「イース嬢は大丈夫だ。ミラの部屋に匿っている。両親は夜呼んでいる」
「両親次第だな…ところでイース嬢に何故そこまでしてやるんだ?」
「ミラの為だ。クオーレ嬢が死にイース嬢が投獄じゃあミラが可哀想すぎるだろう?」
「ココアはミラに甘えなぁ…」
「母親として全力で支えると誓っているからな」
「何に?」
「女神ローレル様に決まっておろう」
「じゃあ俺も一生ココアを支えていくとローレル様に誓うぜ」
「ジーノ…」
ココアはジーノにキスをする…




