表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/196

いいひと?

「ちょっと旦那ガキじやねぇですかい」

「そうだな。ちょっと綺麗にして適当な服でも着せてくれ。ワシはいつもの部屋におる」

男は何かを渡すと階段を上がっていった。

「あの…」

「しょうがねぇなぁ…こっちこい」

ミラは小部屋に連れて行かれ…

「やめて!」

纏っていたボロを破り捨てられ体を拭かれた。

「これ着な」

手で躰を隠すミラの前に古着が投げられた。

服で躰を隠して固まっていると…

「早くしろ!」

男に怒鳴られて怖くなったミラは慌てて簡素なワンピースに袖を通す。

「旦那がお待ちだこっちこい!」

男に手を引かれて階段を上る。

「旦那お待たせしやした!ごゆっくり」

男はミラを部屋に入れると扉を閉めてしまう。

「あの…」

「綺麗になったな。お腹はすいてないか?お前も食べるといい」

男は色々なつまみを前に酒を飲んでいた。

「ありがとう」

お腹が空きすぎたミラは夢中でつまみを食べる。

「お腹がいっぱいになったらワシがおまえを食べさせてもらうがね」

夢中で食べているミラにその呟きは届かなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ