第17話 ” メ テ オ ” を 撃ってみた。
あらすじ
メテオは、威力が強すぎるから 指先程度で ・ ・ ・
「 えっ!
本当に 師匠の家に在る奴よりも 凄い物があるかな
“ メテオ ”
よりも 」
「 バ・バカ ここで言うな!このメンバー達なら いいか 」
「 ま・まて!カイ坊に
“ メテオ ”
まで 教えているのか ? 」
「 違うわ!勝手に色々と読むものだから 勝手に覚えてしまっただけだ、それも アレンジして 」
「 それなら あの山に向かって 撃ってみてくれ 」
「 えっ !
あの山の向こうって 何とかって 国があると思うけど 」
「 構わん!ワシが責任を持つから 撃ってくれ頼む、カイ坊 」
「 いいけど!どうなっても知らないからね。大きさは、
どの位で ? 」
「 それなら ファイヤーボール特大で いいだろう 」
「 ガンツ、お前は バカか!
俺達まで死ぬぞ、その大きさなら 多分、この国の王都まで 消滅するわ 」
「 えっ !
マジで 」
嫌な汗が流れだしてきていた、みんなして 僕も
「 それならば ワシの親指程度でいいから 撃ってやれ!余り魔力を練り込むなよ、威力がますから それと風魔法で防壁も忘れるなよ。
王都は、どうでもいいが この街と村は、大事だからな 」
「 初めて聞いたが 魔力を練り込むとは、何だ ? 」
「 そんな事は、後にしろ カイ坊が集中しているから 」
「 あっ!済まん 」
“ メテオ ”
「 カイ坊、練り過ぎだ。威力がデカ過ぎる。 」
「 えっ !
えぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~
これでも 抑えて撃ったのに 」
飛んでも無い程の揺れと暴風が山を中心に荒れ暮れていた。
この世の終焉( しゅうえん )かと想えるほどに タントの街と周りの村には、被害が無いものの周りの国には、飛んでも無い程の被害を出していた。
その暴風が 2日も続いていた。
「 何か!飛んでも無い事をしてしまった様じゃ 」
「 領主様の命令ですからね。俺達も聞いていましたから カイ坊の性では、ないです。 」
「 当たり前じゃ だから 禁術なのじゃよ!
今では、使える者がいないから これでカイ坊が 奥様みたいに普通に撃ってしまうと 街が消えるからな あれは、誰にも防げないからな 多分、奥様以外は 」
「 カイ坊は、何をしているのだ ! 」
その頃、カイトは ! 冒険者ギルドに来ていた。ゼノンさんとチームのメンバー全員で 話をしていた
「 ゼノンさん、すいませんでした。スタンビートが 終わってから消えてしまって 」
「 カイ坊、何をしていたのだ。その間とこの前の魔法は、何なのだ!
威力が壊滅的だぞ 」
「 スタンビートの最中に 全ての剣の試し切りと魔力の浸透比率を試しながら 戦闘を行い、それでいて 持久性と耐久性を確認しながら 全ての剣が折れるまで 確認をしていました。 」
「 えっ !
カイ坊の持っている、全ての剣の確認をしながら 戦闘を行っていたのか ?
魔力の浸透比率まで 解るのか?戦闘中に 」
「 分かりますよ。数字で出しましょうか。 どの魔物のどの部分を切ると耐久性の落ち度を 」
「 カイ坊と話しえをしていると魔法教団の中に在る、錬金術師と話をしているみたいだ。 」
「 僕も錬金術を使いますからね。仕方が無い事です。 」
「 カイ坊って フリーランスだろう ? 」
「 そうですよ。それと薬師ですね。 薬師と錬金術は、似ていますから 全てが数字との連立ですからね。 」
「 俺、なんか 頭が痛くなって来たから 話を変えないか!
この前の魔法って 何なのだ、威力が飛んでも無いぞ ! 」
「 あれでも 威力を抑えて撃ったのですよ!多分、威力の10分の1程度です。 」
「 ちょ・ちょっと待て あれで 威力を抑えているのか ? 」
「 普通に撃っていると王都が消えていたらしいですよ 」
その場で 聞き耳をしていた者まで 脂汗を流しながら聞いていた。
「 何て?魔法なのだ ! 」
「 複合魔法の “ メテオ ” ですよ。普通の魔法です。 」
「 複合魔法って 聞いた事が無いのだが ? 」
「 魔法を色々と組み合わせて 撃つ奴ですよ。
母さんの爆炎魔法は、炎と風の複合です。
爆雷魔法は、それに雷魔法を合わせた魔法ですね。 」
「 俺には、さっぱり解らん! ルーラなら分かるだろう。 」
「 私に 分かる訳が無いでしょう。知識量が違い過ぎる。大体、魔力の浸透比率なんて 言葉を聞くのも初めてなのよ、魔法は、使うけど そこまで考えて魔法を使っていないわよ、私は。 」
「 そうですね。例えば、ヒールを3つ、タスト ハイヒールになります。これも 複合魔法です。これは、分かりますか。 」
「 え!そうなの ?
そんなに簡単に 誰でも使えるのか ? 」
「 分かりません、その方のセンスだと思われますから!すいません。そこまで 確認をしておりません。 」
「 カイ坊、現実に見せる事は、出来るのか ? 」
「 出来ますよ、やってみせましょうか。 」
「 本当に!何を見せてくれるの ? 」
「 何の魔法が よろしいですか、この前の魔法なら 親指程度であの威力ですから それにしてみますか 」
その場にいる、みんなして ブルブルしていた。
「 何を バ・バカな事を言っておるのだ!この街が 無くなるでは、ないか 」
「 え!魔力を吸引すれば 何の問題もありませんよ。
普通に!何をみんなして 当たり前の事なのに ビックリしているのですか?
教えて下さい。 」
「 その前に 他人の魔力も吸引、出来るのか ? 」
「 出来ますし 浮遊している魔力も吸引出来ますよ。何を当たり前の事を言っているのですか?
冒険者なら 当たり前の事でしょうに 」
「 ちょ・ちょっと待て それって 子供の時に読んだ、絵本の事だよな!それを実際に再現しているのか ? 」
「 そうですよ。俺も一人前の冒険者になりたいですから あの本みたいに 」
「 はぁぁ~~~
カイ坊の原点が解ったと思うわ その話は、辞めて!
俺達の武器の話をしないか!それと 俺の仲間を紹介させてくれ 俺が前衛で
盾役の2人が マリンとウボーだ !
魔法使いのルーラ
槍使いのジャック
この5人でチームを組んでいる。チーム名が
“ 壁のレイス ”
神話の神の名前から取った物だ。
どうだろうか!武器の作成をしてもらえるか ? 」
次回は、
壁のレイスに 武器の提供と提案