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第16話  ハン兄さんの剣は、神話物だった。

あらすじ


魔法陣を描くには、魔力を使う。

 

「 カイ坊か!どうした、領主様に様か ? 」


「 違うよ~!ニーナいるかな ? 


この街で同じ年の子って ニーナとしか会話をしてくれないから 久しぶりに来てみたけど いる ? 」


「 ニーナさまは、今の時間は 勉強中だな ! 」


「 ふ~ん!

庶民の俺には、分からない勉強をしているのかな それなら これを渡して置いて 」


「 これは、ブレスレットか? 中心部分に宝石が付いているが 」


「 黄色い宝石、トバースの事かな?


ニーナに合いそうだから 裏に魔物除けの魔法陣も彫ってあるから 大事にしてねって 言って置いて じゃ~よろしくね~~ 」



「 師匠、教えてほしい事が 出来たから教えてほしい。 」


「 おっ!カイ坊か、何を知りたいのだ。 」


「 森の中で剣を作っていたら 魔剣ができちゃったけど 何で?


それと このカートリッジタイプにすると全てが 魔剣になるんだけど どうして ? 」


「 はぁぁ~~~   !   


魔剣だ~~~と~~~ 見せてみろ  」


「 これが  


“  魔剣・ダグラム  ” 


なんだけど それとこの剣が ハン兄さん用に 作ってみた剣が また 飛んでも無い事に 」


「 “  魔剣・ダグラム  ” だと 俺も見るのは、初めてだ。


ハン用の剣は、神々しいな もしかして神剣か ! 


まだ 在るのか ? 」


「 あるよ!水を操る剣とか 風を操る剣も それと雷魔法の剣と炎を操る剣も作ってみた。 」


「 はぁぁ~~~  ! 


これらは、全て神のみが作れる剣として 誰も作れなかった物をどうして 作れるのだ、そこを知りたいのだが 教えてくれ 」


「 え!ここに魔法陣を描いているからだよ。簡単でしょう。 」


「 ちょ・ちょっと待て 魔法陣を何処で習ったのだ。 」


「 錬金術では、当たり前だよ。基本は、魔法陣から創めるから 」


「 え!錬金術では、普通の事なのか?


え もしかして 俺でも作れるのか、魔剣を ?? 」


「 カイ坊が 帰って きてるって ? 」


「 ロイゼ爺さんか!


イイ処に来てくれた。爺さんでもこの魔法陣を描けるだろう 」


「 これは、カイ坊が 書いた奴だな!


ワシには、もう書けないぞ。魔力が少なすぎる 」


「 えっ !


魔力を使うのか、魔法陣を描くのに 」


「 何を当たり前の事を言って居るのだ、紙に書くだけなら 魔力を注いだらいいが 刻むとなると飛んでも無い程の魔力を必要とするのだ。

  それに 今のワシが描いたとしても 10回も使えば消えてしまうわ  」


「 なら この魔剣なら どの位、持つのだ 」


「 これなら 100年は、大丈夫だろ~て これもカイ坊が作ったのか、やはり ワシが教えなくても 自分で体験して作ったな


 偉いぞ ! カイ坊 」


「 おい!どうして 教えてくれなかったのだ、俺でも作れるよな 」


「 ガンツでは、無理じゃ!魔力が少な過ぎて 今のワシでも無理じゃからな 」


「 で カイ坊は、何本位、作ったのだ ? 」


「 大体、120本位かな 何度か、魔力切れになりながら 」


「 はぁぁ~~~  カイ坊が 魔力切れになったのか!


久しぶりにビックリしたわい 」


「 はぁ~~ 何故、カイ坊の魔力切れで そんなにビックリしているのだ、普通だろう 家でもいつも倒れているぞ ? 」


「 ガンツよ!お前も鑑定スキルを持っているよな、鑑定して観ろ、答えが解るから 魔力の浸透比率と持続性の高さと耐久性を 」


「 なんじゃ~この高さは、俺達、ドワーフの作る物よりも優れているでは、無いか 」


「 あと その辺りの比率を変えながら 剣を作るから普通に魔力の消費が激しいのだ、ガンツなら解るよな 


 それと ハン用に作ったこの剣だが 世に出してイイ物じゃないぞ!


完全に伝説級の剣だ、それも 神話に出て来る類い( たぐい )の物じゃが 」


「 あっ !


これは、契約をしないと使えない物らしいですよ 」


「 え!そうなのか、誰に聞いたのだ ? 」


「 この剣が 出来た時に頭の中に声が聞こえたので 俺には、普通に使う事が出来ますが 普通の人が構えただけで 死ぬみたいです。 


 鞘から 剣を出してみましょうか ? 」


「 見て観たい物だな ! 」


「 ワシも見て観たい物じゃ それと先程の頭の中に声が聞こえたと言っておったが それが天啓じゃ ! 

  神様からの声じゃ 普通の人には、聞く事を許されて居らん。もしかしたら カイ坊は、神に好かれているかもな 」


「 それでしたら 塀の外に出ますか。ここで 鞘から取りだすと建物が飛んで行きますから 」


「 ちょ・ちょっと待て そんなに凄い事なのか、鞘から剣を取り出すだけで 」


「 ガンツ、今日も飲むから付き合え 」


「 旦那か、カイ坊が また 飛んでも無い物を作ちっまいやがったから 外に出て確かめに行く処だ。 」


「 おっ カイトか、久しぶりに帰って来ると相変わらずに騒々しい奴だな 今回は、何を作ったのだ見せてみろ 」


「 これは、昔、何処かの教団が使っていた奴と似ているな そんな類いか ? 」


「 これが出来た時に “ 天啓 ” が 降りて来たらしいぞ ! 」


「 はぁぁ~~~ 


なんじゃ~~と 


神話物じゃないか  



これは ? 」


「 じゃからな これから 街の外に観に行くのじゃ 」


 それから 街の外に出ようとゾロゾロと歩いていると 途中でソウリュウ兄さんもついて来ていた、街から大部、離れた辺りで


「 ここなら 多分、街に被害が無いと思うから 此処で抜くよ 」


「 なんの騒ぎだ、これは?


飲んだくれが集まって 」


「 なんじゃ~ 領主かよ!

お前は、見ても解らないから 帰れ 」


「 カイ坊に “ 天啓 ” が 降りた剣を見る為じゃ 」


「 はぁぁ~~~ 



て・ん・け・い・じ・ゃ・と~~ 


そんな代物は、国の管理だぞ 」


「 それをしたら その街に爆雷魔法が降り注ぐぞ。

いいのか それに この剣は、ハン用にカイ坊が 作った物だからな 」


「 そんな事は、後にしてくれ先に見て観ようじゃないか 」


「 抜いてもいいかな ? 」


「 あぁ~~  頼む  !  」


 カイトが鞘と剣を持つと飛んでも無い程の風が吹き荒れてきた。

 そして 剣と鞘の隙間から光が溢れ出してきて 周りを包み込んでしまわれた。


 光が収まりはじめて 剣をみんなが見た途端、片膝を付いて 頭を下げていた。あの炎帝の父さんまでも


「 どうしたの みんな ? 」


「 カイ坊、済まないが鞘に納めてくれ 俺達には、見る事が出来ない様だ。 」


「 いいけど しまうよ ! 」


「 これが 在れば母さんも俺に頭を下げるかも 」


「 父さんが 使うなら使って まだ あるから 」


「 バ・バカな事を言うな!


それに まだ あるのか ? 


何本、作ってあるのだ、これを ? 」


「 全部で 5本だよ!1本目が 大変だったけど 2本目からは、簡単に作れたから 取りあえず5本、作ってみた。 」


「 はぁぁ~~~ 


5本だ~~~と~~~ 」


「 だって これを2本、持って構えるとカッコイイかな~~  


って 思ってさ!それに 近くにいた、


ゴブリンに持たせたら 普通の雷が 降り注いでいたよ。面白い光景だった。 」


「 えっ !!! 


 3日ほど前に 森の中で雷が降り注いでいたのは、カイ坊の性か あれは 」


「 領主様も持ってみる ! 」


「 まだ 死にたくは、ないわ!


また 飛んでも無い物を作ってくれたな 


 この前のミスリル制のコップといい 」


「 あれは、普通に錬金術を使えれば 作れる代物だよ 」


「 その錬金術を使える者が いないから大変なんだよ。


普通の人には、錬金術を扱うのが難し過ぎるのだ。 」


「 そうなの師匠 ? 」


「 カイ坊、位だな 1年でマスター出来るのは、ワシでも全てを使いこなせないからな 」


「 そうかな?


簡単なんだけどな~~ 普通に比率の計算が出来れば 」


「 その比率の計算が 難しいから錬金術を扱う事が 出来ないのだ。


それと カイ坊、1度 王都に行ってみないか ! 


王宮魔法教団でどの位の知識があるのか 自分の目で確かめてみればいいだろう。


それに色々な本を読んでも いいから 禁術魔法でもいいぞ 」


次回は、


” メ テ オ ” を 撃ってみた。

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