シャルのいる日常
今回は話の進展はない上にかなり短いです
本音はネタ切れ
決してシャルちゃんがどうでもいいとか思ってたりはしません
「こ、こんにちは!今日からお世話になりまふ!フィティア様!」
「そんなに緊張しなくていいよ、あと同い年だし様付けは止めよ?」
「は、はい。じゃあフィティア君って呼びます!」
王立魔法図書館の許可証を貰った日から6日経った今日、シャルリリスがウチに泊まりに来た。
「うん、それじゃシャルリリスの部屋に案内するよ」
「ありがとうございます . . . あの、私のことはシャルって呼んでくれませんか?」
「ん?分かったよ、シャル」
「はぅっ . . . 」
「え!?顔赤くなってるけど大丈夫!?」
「は、はい、大丈夫でしゅ」
かなり心配になってくるな . . .
「はい、着いたよ」
「ありがとうございます」
「それじゃあ隣の部屋にいるから何かあったら呼んでね」
「隣、ですか?」
「うん、隣が俺の部屋だから」
なんで隣の部屋にシャルを居させる事にしたんだろうか?
やっぱり許嫁だからか?
. . . ウチの奴らだったらからかう為にやりそうだな。
「そ、そうなのですか」
また顔が赤くなってんな。
≪物質掌握≫で冷え○タみたいなもんでも創ってやるかな?
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俺が部屋に戻り、新しい魔導は何にしようかと悩んでいたところにシャルがやって来た。
「フィティア君、ちょっと良いですか?」
「うん?良いけど、困った事があった?」
「あ、いえ、そうではないんです」
訳分からんな。
「その、お父様が『泊まってる間、フィティア君に魔法を教えて貰うといい』と言ってたので教えてくれませんか?」
本で口元を隠しつつ上目遣いでこっち見るのをやめて欲しい。
精神年齢25歳、人生 = 彼女いない歴の俺にはかなり効くからな。
「それじゃあ魔法図書館に行って勉強しようか」
「分かりました、準備してきます!」
そう言って笑顔のシャルはすぐさま部屋に戻った。
若さって凄いな。
すっごい元気そうだなぁ . . .
俺も肉体的には若いが精神がなぁ . . .
「お待たせしました、行きましょう」
「うん」
家から魔法図書館まではだいたい歩いて25分ぐらいだ。
雑談でもしながら行こうか。
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「と、まあこんな感じかな?」
「ありがとうございました、フィティア君。とても分かりやすかったです!おかげで新しい魔法を覚える事ができました!」
「それは良かった」
うむ、可愛い子から感謝されるのは良い気分だな。
今は家を出てからだいたい3時間経った頃だ。
俺の隣には当然のようにトアが寝ている。
「そろそろお夕飯の時間ですから帰りますか?フィティア君」
「そうだな。トア起きろー、帰るぞー」
「 . . . ぅん」
まだ眠そうだな。
「俺の背中に乗るか?」
「 . . . お願いぃ」
自分から言っておいてなんだが少しは頑張れ、我が妹よ。
そんなこんなでシャルとの生活はちょっと新鮮で、面白い事も引き寄せてくれたのだ。
次回はみんな大好きあの場所の事を出す予定!