表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青年、異世界で魔導師を目指す 〜ちょっと待て、異世界が楽すぎる〜  作者: 小森野 空知
第1章 「新しい世界と魔導」編
6/14

『独創魔導系譜』

今回は主人公とメイドさんのステータスも織り込みつつ


「フィ . . . 様、もう朝食 . . . 上が . . . よ?起 . . . い」


心地いい声が聞こえてくる。


「う...むぅ....」


朝か...


さっきの科学者風の人、もとい過去の人物が教えてくれた魔導理論などが本当だったら....


「実験するしかねぇだろコレはよぉ!」


もう飯抜きでもいいから試してみてぇ!


「ふゃっ!?」


あ...


「ふぃ、フィティ様、どうかいたしましたか?」


「あー、ごめん。ちょっといい夢見てて、ね」


そういえば起きる前に俺を呼ぶ声が聞こえてたな。


アルテナだったか。


「そうですか。あ、朝食が出来てますので着替えたら来てくださいね」


「うん。分かった」


いくらワクワクしたからって叫ぶのはなかったな。


よし、さっさと着替えて実験しよう。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



よっし、昼まで実験じゃーい!


自分の部屋で叫びそうになったが、俺は反省を生かす男だ。


側にはいつも通りトアが居て、アルテナも書庫にいるニーヴァと俺の間を行ったり来たりしている。


今がだいたい9時だから3時間はあるな。


とりあえず何が起きても被害がなさそうなものにするか。


魔法だと異世界系ラノベとかによくある『鑑定(ダイアグノーシス)』とか『索敵(サーチ)』がないからちょっと不便っぽいんだよな。


うし、そこから創ろう。


紙とペンを用意してっと。




〜1時間後〜




よし、あとは魔導名を付けるだけか。


ふぅむ . . . 基本的に俺は魔法を撃つときは詠唱とかしないけど創る時は、


「世界にその魔導を認識させなければならない」


だったな。


系統を示す『系譜』それに『魔導名』を加えれば良いらしいが。


魔導名はそのままで良いが『系譜』の方がなぁ . . .


. . . オリジナル魔導か。


確かギリシャ語で独創的(オリジナル)は『プロトタイピア』って読みだったかな。


英語で原点は『プロトタイプ』とかだったはずだし発音が似てるからそれで良いか。


確かこんな感じに言うんだったか?


「『独創魔導系譜(プロトタイピア)』を作成、及び≪索敵(サーチ)≫を追加」


(認識完了。『独創魔導系譜』を魔導理論の派生として作成、≪索敵≫を『独創魔導系譜』に追加致します。)


「のぅわッ!?」


なんか聞こえた!


しかも目の前にあの夢で見たボードが浮かんでるし!


さっき聞こえた声が文字で出てるな。


ほんとラノベ感スゲェ。


「. . . おにーちゃん、大丈夫?」


「フィティ様、どうかされましたか?」


「え、あ、うん大丈夫」


そりゃあいきなり奇声あげる奴がいたら心配するわな。


とりあえず≪索敵≫を使ってみるか。


「『独創魔導系譜(プロトタイピア)』、≪索敵(サーチ)≫ 」


この魔導のイメージとしては「人工衛星写真+サーモグラフィー」みたいな感じ。


ついでに1/5秒毎に更新するようにした上で、脳内に探知結果を出すようにした。


思っていたよりもこういう調整が出来て驚いてる。


脳内にでる探知結果は、上空から見た絵に温度によって色の付いた動物が動いてる感じだった。


だいたい探知できるのは半径7キロくらいか。


探知範囲は調整できなかったからかなり範囲が狭いのかと思ったがけっこう広いな。


よかったよかった。


よし、まだ時間あるし≪鑑定(ダイアグノーシス)≫の方も作るか。



〜40分後〜



出来たっと。


やっぱり一度作ると慣れるな。


「『独創魔導系譜(プロトタイピア)』に≪鑑定(ダイアグノーシス)≫を追加」


(認識完了。『独創魔導系譜』に≪鑑定≫を追加致します。)


よし試運転(?)するか。


と言っても何を鑑定しようか。


. . . そういえば≪鑑定≫って俺自身も鑑定できるのかね?


やってみるか。


起動させるにはっと。


「『独創魔導系譜』、≪鑑定≫」


対象を目視しつつ言えば出るはずだが。


お?手の甲になんか()()出た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


<名称>

アラゲイル・ザンファ・フィティア


<真名>

??なる????


<種族>

人族 / ?族


<レベル>

Lv . 32 / Lv.????


<ステータス>


ERROR


自己鑑定が完了しておりません


約7分後に再鑑定をお願いします


<スキル >


・剣技「龍王鐘(リュウオウショウ)」(習得権 獲得済み)


・各[ { 初級、中級、上級、特級 } 魔法]

(火、水、土、風、光、闇)


※魔法は全魔法中、約半分を習得済みなので詳細は省く


・『独創魔導系譜』

≪索敵≫

≪鑑定≫


<称号>


異界の者 / 魔法師 / 魔導に挑みし者 / 過去より未来を託されし者 / ??の?に至りし者


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


<名称>

佐々木・香澄


<真名>

神代(しんだい)のカリュホーン


<種族>

人族


<レベル>

Lv . 26


<ステータス>


体力 : A


魔力 : F


筋力 : A


知力 : S


速力 : B


耐性 : S


器用 : A


幸運 : A (特定条件によりFに低下)


<スキル>


・[状態異常 : 完全耐性]


<称号>

災禍に見舞われし者


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ツッコミ所満載すぎりゅ。


「?」がある。


そもそもステータスが出ない。


スキルにある『剣技「龍王鐘」』って?


なんで香澄の鑑定結果が出てんの?


真名って何?


カリュホーンって誰?


etc、etc . . .


謎が多過ぎるよぉ . . .


とりあえずなんか飲んで落ち着きたい。


「フィティ様、お飲物をどうぞ」


「思考読んでた?」


かんだこの完璧メイド、超人か。


「いえ、フィティ様のお顔で判断しただけです」


「なにそれ凄い」


やっぱり超人だよこのメイド。


. . . そんなアルテナのステータスはどうだかなっと。


「アルテナ、実験台になって」


「どうすればよろしいでしょうか?」


「そのままでいればいいから」


と、その前に本人がステータスについて知ってるか調べなければ。


「そういえばアルテナって自分のステータスって知ってる?」


「いえ、ステータスは国王陛下が所持していらっしゃる『太古の鑑定盤(ダイアボード)』でしか分かりませんので」


そうか、ならついでに教えるか。


「んじゃあちょっと待ってて、『独創魔導系譜』 : ≪鑑定≫」


よし、他人でも出てくるな。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


<名称>

アルテナ


<真名>

魔法王のヒューラー


<種族>

人族


<レベル>

Lv . 14


<ステータス>


体力 : B


魔力 : B


筋力 : C


知力 : A


速力 : S


器用 : A


耐性 : C


幸運 : C


<スキル>


・[初級魔法] (光)

≪小治癒≫


・[初級魔法] (水)

≪水斬≫

≪水製≫


・[初級魔法] (火)

≪着火≫


・家事 EX


<称号>


超人メイド / いずれ魔法王に至る者 / 家事の達人


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ファッ!?


アルテナさん、真名と称号に「魔法王」とか見えるんですが!?


そしてやっぱり超人メイドなのね。


世界も認める超人メイドか。


俺もアルテナもぶっ壊れてんな。


魔導式に間違えたところでもあったか?


これは教えられんよ。


「ありがと、参考になった」


とりあえずこう言っておけば良いだろ。


「はい、お役に立てて光栄です」


ごめん、ほんとごめん。


っとそろそろ7分経ったかな?


7分後に再鑑定しろって書いてあったし、出すか。


「『独創魔導系譜』 : ≪鑑定≫」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


<ステータス>


体力 : S


魔力 : S++


筋力 : A


知力 : SS


速力 : A


器用 : A+


耐性 : SS


幸運 : S++


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



うんコレは確実に魔導式ミスったな。


コレはないわー。


「見直さねば . . . 」


「フィティ様、ルーキフェル様がお呼びです」


チッ、まだ時間はあるだろうに。


行くか。


「フィティ、レオルスがせっかくだし昼食も一緒にどうだ?ってさ。という事で早いが王城に行くぞ」


「うん、分かった。」


国王陛下、かなり自由だなオイ。

今更ですがレビューとか頂けたらアホ顔晒して喜ぶついでに更新速度が上がります


たぶん

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ