日常1
人生は約80年。遅くて約100年ですが、皆さんはそんな一生に後悔したことがありませんか?
そんな人生を歩んで行く中、後悔をしなかった人生のある少年のお話。
キーン、コーン、カーン、コーン。
学校の始まる合図とともに授業が始まる。
そして、俺の睡眠も始まる……。
「おい!川田!寝るな!」
いつもの先生からいつものように起こされる俺。
川田 起一〈かわた きいち〉。
「全く。お前はどうしていつもいつも俺の時間は寝ようとするんだ!いい加減授業を真面目に受けろ!!」
このいつものように起こってくる先生は、国語の教科担当であり、クラスの担任の杉山 駿河〈すぎやま するが〉である。
「まあまあ先生!どうせいつもの事なんだし、私が勉強教えるので許してくださいよ。」
そしてこの少女はクラス委員長の秋月 紅葉〈あきづき くれは〉である。
頭脳、人望、とともにすべて完璧である彼女は、俺の幼馴染であり俺の彼女である。
「ね?川田くん?」
フォローしてやったんだから、帰りに何か奢りなさいよと言わんばかりの目線でこちらに訴えてくる。
「あー。はい。」
絶対嫌だとか言ったら殺されるヤツだぁーこれーw
こうして一日が始まるのである。