No.22
今日から春休みだ~!
1日に2回投稿する日があるかもしれません
一の鐘が今日も鳴り響く。一の鐘の響きは1日の始まり。鐘が鳴り終わると市民が起きる
「ふぁ~、起きた起きた」
(よく寝ておったの~)
「「「キュアアアン」」」
「あなた達もよく眠れたみたいね」
(オヌシもルブ達の言葉がわかるようになったかの)
「なんとなくだけどね」
ダリアはルブ達と暮らしているうちに言葉がわかってきた。普通は半年と結構な時間をかけて初めて聞けるものだが、カオスによる翻訳でその時間が短縮された。
「まあ、それでも良い。で?今日は何をするつもりじゃ?」
「魔物を狩って剥ぎ取りの練習と生肉の調達よ」
(肉しか食わないルブには苦労するのう)
「まあ、仕方ないわ。準備をしましょ」
ダリア達は準備をし始めた。ルブ達は準備をする必要がないのでダリアの準備を手伝っていた。
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ダリアは冒険者ギルドに来た。流石にもう固まる冒険者はいない。やはりチラチラ見てくる冒険者はいる。そして、恋人みたいな人から暑いビンタやパンチを食らっている。
「おーい、ダリア!」
ダリアを呼ぶ声がどこからか聞こえた。声のした方を向くとダゼルがいた。ダリアはダゼルの方に向かった。
「おはようございます、ダゼルさん。どうされましたか?」
「いや、見つけたから声をかけたんだが。別に用がある訳じゃねえよ」
「わかりました、私はこれから依頼に行くところです。では、さようなら」
「おう!頑張れよ!」
ダリアはダゼルと別れて掲示板に向かった。やはりダリアが行くと道ができる。
(何にしよっかな~)
(あれはどうじゃ?それの隣じゃ)
ダリアは1枚の紙を取った。
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納品クエスト Cランク
メンレルウルフの毛皮の納品
枚数に制限はない
注意書き
報酬については毛皮の状態によるので相談しますのでガレフ商会へ来てください。
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(これなら剥ぎ取りの練習にもなるしお金にもなるからいいわね)
(そうじゃな)
ダリアはその紙を持って受付に行った。今回の受付は······マイケルだった。
「こんにちは、ダリアさん。今日はどんなクエストをするのですか?」
「メンレルウルフの毛皮の納品クエストです」
「それなら気をつけてください。は持ってきた物に難癖つけて安く買い取る商人がいます」
「覚えておきます。では、行ってきます」
ダリアはギルドを出てメンレルウルフが生息する場所へ向かった。
お金を変えようと思います