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沢木先生お題シリーズ

もう一度恋の予感(五百文字お題小説)PART2

作者: 神村 律子

お借りしたお題は「自転車」「予防接種」「ストレス」です。


 松子は唐揚げ専門店の正社員である。


 健康に気をつけるようになった松子は、風疹の予防接種を受けるために近所の総合病院に行った。


 すると驚いた事にそこにいたのは唐揚げ店の常連でイケメンの長谷川さんだった。


 あまりの衝撃に注射をされた事も気づかなかった松子である。


(まさか、あんなところで長谷川さんに再会するなんて……)


 いつもの松子なら狂喜乱舞するのだが、今回は違った。


(長谷川さんはデブ専。痩せた私には興味はない)


 だからと言って以前の自分に戻るつもりはない。


 松子はロードバイクで疾走して長谷川さんへの未練を断ち切ろうとした。


(また新しい恋を見つけるのよ!)


 前向きに生きようと決意する松子である。


「あ!」


 考え事をしていたせいで、飛び出して来た子供に気づくのが遅れた松子は急ハンドルを切ってかわしたが、背後から来た乗用車と接触してしまい、転倒した。


(死ぬんだわ、私……)


 遠のく意識の中で松子は思った。


 


 軽い打撲ですんだ松子は大事を取って入院させられた。


 顎割れ芸人と同じノリの店長が従業員と共に見舞ってくれた。


「検温しますね」


 そう言って入って来た看護師を見て松子は強いストレスを感じた。


 それは唐揚げ店の常連の萌だった。

急展開です。

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