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題 一章「邂逅~Chance meeting~」(5)

「んーと、今の所は大丈夫なはずよ。何故か傷ついていた足とかはちゃんと治療したしね。」


「そうか・・・しかしその子どうして今の時代着物何か着てたんだろうな?」


 ちなみに今はアタシのパジャマを着せている・・・なんでこの子ピッタリなんだろう?


「昔ながらの風柄を重んじる家にいたんじゃないかしら。それに反発して飛び出してきたんじゃないかしら?」


「どこの時代劇だ・・・」


 そんなこんな話をしていたら・・・


「んん・・・ここは・・・」


 件の女の子が目を覚ました。


 「あっ、君大丈夫か?」

 

 ソーイチはそう言った。と、女の子は


「はい・・・大丈夫・・・です・・・」


 と言った。良かった・・・と思っていたら


「ヒッ!!」


といきなりアタシたちを怖がり始めた・・・って、ええ!?


「あ、あ、あなた達は一体誰なのですか!こ、こ、こ、こたえなさい!!」


今さっきからは想像もつかないほどの表情と口調になってしまった。とソーイチは


「お、落ち着いてくれ。今から名乗るから。えっと、俺は相馬総一郎だ。相手の「相」に「馬」。そして総合の「総」、「一」、金太郎の「郎」だ。」


と答えた。金太郎って・・・と次はアタシか。


「アタシは紀伊山葵ね。和歌山の昔の名前の「紀伊」に「山」。そして賀茂祭の別名の葵祭の「葵」ね。」


「賀茂祭って・・・何でそんなマニア・・・じゃなかった。京都の人たちに怒られるわ。普通の人は分からない祭りで例えるんだ。他にあるだろ。例えば、徳川家の「葵紋」とか・・・」


「それはそれでわからないんじゃない?」


 アタシはそうつっこんだ。しかしソーイチの何気ないその言葉が話を動かした

言葉がつたないのでスミマセン。・・・あれ?葵の方が結構しゃべっているような・・・?

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