表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/97

まぁ何とか成るだろう


 「こうして、勇者様は魔王を倒してお姫様と幸せに暮らしましたとさ、めでたし、めでたし」


 よう、だいたい想像つくと思うが今母に絵本を読んでもらって居る。


 「おかあさま、つぎはこちらのえほんがよみたいです」


 ふっ、2歳と半年にして漸く喋る事が出来るようになった、因みに、初めて言った言葉が「はら、へった」で有る。


 これを言ったあとに両親から貴族らしくしてね、と言われたがきっとあなた達夫婦の方が余程貴族らしく無いだろう。


 まぁそれからは文字を覚える為に絵本を読んでもらって居るのだが、文字は国でそれぞれ違うらしいので今は母国エルカナン王国の文字を覚えている。


 めちゃくちゃ 難しい、多少苦労はするだろうが まぁ何とか成るだろうと思っていた自分を殴りたい。


 「本当にパルちゃんは絵本が好きねぇ~」


 「はい、おかあさまパルはもっとたくさんのえほんをよみたいです」


 後、何で文字を覚えているかと言うと、魔法を使う為には空間に陣(文字の羅列)を展開しなければいけなかったからで有る。


 まぁ魔法に必要なのは文字では無くて意味なので、国が違っても魔法が違うという事はないが……。


 それからはずっと文字を覚える為に母から絵本を読んでもらって居る訳だ、何とか自分の名前は書けるようになった。


 因みに、エルカナン王国の文字は293文字あり文法は英語に近い、まぁ頑張るしか無いだろう。


 「これで、お姫様は悪い魔女を倒して、隣の国の王子様と国を支え会いました、めでたし、めでたし」


 何だもう終わって居たのか、はぁ~何時も考えごとしてる間に終わってんだよな。


まぁ何とか成るだろう。




 ちなみに、このあと文字はほとんどでてきません(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ