退屈なのはどうしようもない
あ~
あれなんだったんだろ?
神様…だよね?
しかも女神様、
うん、綺麗だった、
まぁ、
突然現れた事にはびっくりしたけどね?
黒い髪の毛に黒い瞳を持って、
背の高い少女から大人の女性になろうとして居る…
そんな微妙な年頃の身体だったけど…
実年齢幾つだろ?
うん、
考えてわかるわけ無いね。
「ゴシュジンサマ、ナニカ、シゴトナイカ?」
…
ゴーレムよ…
そう言うのは自ら考え行動するもだぜ?
ってかあれとおんなじ個体か?
『ゴーレム』の姿はみんな同じだから区別が付かない。
まぁ、
別につかなくても良いんだけどね?
「なんか仕事したいの?」
おれの問いかけにかくんと首を降る『ゴーレム』、
攻めて口を開いて欲しいんだが?
「オセンタク、ゴハン、ナンデモスル」
ご飯はさっき食べたし、
お洗濯って…
誰の服を洗うんだ?
おれは今現在タオル巻いてるだけで服着てないし。
何をお洗濯するつもりなん?
メイド服?
「ダメナラ、オネンネ、ノ、エホンヨム?」
いや、
夜とかそんな事言ったら年中陽当たって無いよね?
ってか絵本⁈
どこにあるそんなモノ!
「絵本なんて在るのか?」
「ゴシュジンサマ、ガ、オリジンサマ、ノ、タメニツクッタノ」
あ~…
なんか造った気がする、
青虫の話とか、
そう…
おれが『オリジン』をお膝に乗せて読む予定だったんだけどなぁ!
うん、
おれ今幼児スタイルだね!
驚きの不可能さ!
さぁ、
こんな時は…
気晴らしの暇つぶしだ!
☆
二つの細胞が在るとしよう、
細胞とは分裂して増える、
それ以上もそれ以下も無い。
細胞は中に染色体を有する事により遺伝情報を受け継いでゆく。
そして細胞は分裂する際に染色体もまた増えてゆく。
んで…
これからおれが何をしようというと…
『細胞って一つに戻ったりしないん?』
だ。
まぁおれはこの部屋から出られないんだけどね!
そんな訳で『ビオロギア』のどっかの一室でやってもらう。
これは生命の否定につながるからそうはうまくいかないと思う。
だけどそれだけに時間がかかるし、
時間がかかればそれだけの暇つぶしになる…はず。
まぁ取り敢えずの所したい事は決まった。
実験に使う細胞は『第49番染色体』を移植、倍増させた特集細胞だ。
まぁ今のおれの身体を作っている細胞となんら変わりは無いんだけどね?
ま、
今回の実験のコンセプトは細胞は何処まで圧縮できるのか、
である!
それでそんな圧縮された細胞をバイオテクノロジーな水槽でボコボコしたらどうなるか…
すんごく気になるんだ。
未だ肉体が胎芽以上に成らない『オリジン』のためにも必要な事だと思うんだ!
肉体の成長…
それは即ち細胞分裂!
彼女はやはり『ホムンクルス』として生み出すのは余りにも叔父としてのなけなしの道徳が許さない。
って感じだ。
まぁ、
正直なるようになれって思ってるけどね?




