謎細胞
ハロりん!
驚きの余り、
言語中枢がいかれてしまった模様のパラケラススだ。
驚きの余り…
と言うのも、
生命体とは、
その時、その時の環境に適応してゆき世代を追って進化してゆくものだ。
そんな常識が生半可に覚えて居るおれにはこの光景は刺激が強すぎた。
“なんじゃこりゃ…”
現在おれが見ているのは、
観察対象の惑星の月に備えられた実験場…『ビオロギア』だ。
結局、
今のところ肉体の生成にゃ至って居無い。
が、
『オリジン』の方はあの星に高等思考生命体が現れる頃にはできる…
と思いたいが、
今のままだとわからんな…
そして、
その『ビオロギア』内に保管されている各世代ごとに定期的に収集された生き物達を見て思ったことだ。
この生き物…
ってか細胞どもを強制成長させた。
なぜか?
暇つぶしだ。
すると驚き、
細胞が増えるかでかくなるか、
程度の予想だったが…
末恐ろしい自体に発展した、
そのせいで!
せっかく作った『ゴーレム』は三分の一が活動停止してくれやがるし、
完全なおれの趣味でSF的にした『ビオロギア』も色々ぶっ壊れるし!
だらしが無いと思うかもしれ無いけどなぁ…
誰だって成長した細胞が恐竜になるだなんて思わんだろうが!
心臓が止まりかけたは!
…無いけど、
でも、
あれは恐竜かな?
前々世の記憶はおぼろげだが、
少なくとも、
ティラノサウルス見たいなのにコウモリの羽が生えた生き物は居なかったと思うかも…
そう…
どちらかと言うとあれは…
ドラゴンに近い気がするんだが…
しかも、
あれは進化ではなくて、
強制的と言えど成長だったはずだ。
しかも細胞だぞ!
単細胞生物だぞ!
何故それが成長してあんなのになるんだ!
あの星怖い!
未知超怖い!
ま、まぁ…
ここまでは許容出来る。
なぜなら、
いまだにあの星には何かしら細胞しか居無いし、
そのドラゴンもどきは何気に捕まえてありホルマリン漬けだ。
おそらく、
強制成長が何かといけなかったのだろう
じゃ無いとやっていけない。
そして…
何よりおれの胃を痛くすることは…
奴、
超能力的なのを使いやがった、
そう…
何にも触らずモノを破壊したのだ。
最初は翼の羽ばたきのせいだと思った。
しかし、
違うと言うことはすぐにわかった、
そりゃあ翼動かしてなかったしね。
それで持って短い手を使わずに『ゴーレム』を壊し、
ただし一睨みで壁を破壊した。
おれ、
こんときばかりは体持ってなくて良かったと思うよ、
だって痛いがん?
☆☆☆
まぁ、
あれは染色体異常のせいだったみたい
うん、
何がどう成ったらあぁなるんだって話だね。
しかもどっちみち成長したらあぁなる理由がわからない。
ただ、
あれが特別な個体だったと言うことだけだ。
だったら使わ無いともったいが無いよね?
おれと『オリジン』の身体の材料は決定だな。
おれも超能力使いたいし…
でもそのためには…
実験在るのみ!




