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いつになったら此処から出れるん?


創造…


それを聖書に当てはめ考えるなら、

創世記へと遡り、

七日の神の所業へと至る。


絶対の神は七日間で世界を創りたもうた。


裏をかえせば、

その、絶対の神ですら世界を創造には七日の時を有した事になる。


その後神は、

己の業にて生み出したヒト…


アダムとエバの子孫に、

知恵と恩恵を齎した。


そして、


命あるすべて、

生けとし生ける物はみな神の僕で在るとし、

永遠の忠誠を誓わせた。



なんてマッチポンプ!


自分で作ったものに

誓わせるなんて無駄も良いとこだ。


バカさ加減がかえって頼もしいほどだ。


“なぁ『オリジン』”


おれは何も応え無い劣悪品(めいっこ)に話しかける。


この世界、

『マトリックス』内で、

存在を持っているおれ以外唯一のモノ。


狂おしいに愛おしい娘、


ただ一人の肉親にして、

おれの退屈をまぎわらすためのおもちゃ。


三度目の誕生を迎えようとして居たが、

おれが子宮たる『ガフの部屋』より、

無理矢理引っぺがしたため。


しかし、

おれは『オリジン』の誕生を諦めては居無い。


そのための『母体宮(マトリックス)』.、


そもそも、

マトリックスとは生み出すモノの意であり、

おれと『オリジン』の再生のための祭壇でもある。


まぁ、

いまはもっぱら暇つぶしの集大成だが…


取り合えずのところ、

おれはともかく、

『オリジン』ならば肉体になる器ができれば直ぐにでも誕生は可能だ。


表の世界が平定してから何処か適当な(ばしょ)に産むのも良いだろう。


そうして表の世界で情報を集めくれるなら言う事無しだ。


そのためには、魂の中に混ざっているあの訳の解らん異物がなにかを知る必要が在るな。


ははは、

まぁ、

そのためのシステムは一応(・・)作った。


いや?

システムって言えるかな?


失敗作の寄せ集めの方が正しいな、

故に名前も『ヒストン』、

それだけでは役立たずだ。


だが、

全くの役立たずで在る訳が無い。


なんたっておれの暇つぶしの作品だぞ?


ヘイフリック限界を超えたヒトに比べてもよほど役に立つ。


では、まぁ…


『ヌクレオチド』の鎖を『ヒストン』を経由させ、


(マトリックス)と表を繋げるか。


なぁに、

むずかしくは無いさ…


少なくとも、

失敗作を融合させる事に比べればね…







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