世界に撒かれた『毒』とは
「『反射と重なり合った箱』の女神様」
「ん?何だね?『小さき女神』」
もう!
からかって!
「かの世界に仕込んだ『毒』とは何なのですか?」
これは、
会議が終わってからずっと気になって居たことだ。
『反射と重なり合った箱』の女神様はその性質上、
情報などにとても素晴らしい才をもっておいでです。
ならば、
その『毒』もそれに相応しいものだと思ったのですが…
「あぁ、その通りだよ『私の女神』よく出来たね」
えへへ、
頭撫でられちゃった…
って違う!
「そ、そうじゃ無くてですね!」
「あぁ、わかっているよ『毒』のことだろう?あれはかの翁神と手を組んでね」
かの翁神?
『物事の失速と壁の穴の象徴』の神様?
そ、それって、
「そう、壁の穴とは即ち覗くためにある!」
絶対に違う⁈
「そこに私の反射を組み合わせる事によって魂に似せて『眼』を作る事に成功した!」
どうなったらそうなるんですか⁈
あ、
いいです聞きたく無いです。
「ふふふ、つれないなぁ『私の女神』」
何度も思いますけど、
私は貴方のものじゃ無いです。
それはともかく…
「眼とは一体?」
「そのまんまさ!」
はい?
「眼、即ち見るもの、まぁ、かの世界を監視する以上の目的は無いがね?」
かの世界?
「かなり若くありませんでしたか?魂になど耐えられるのでしょうか?」
「ははは『私の女神』、私は『反射と重なり合った箱』の女神何だよ?」
説明になってません、
「それにしても、あの魂は何処に居るんだろうね?もう200年分は探したと思うんだけど存在の軌跡すらつかめない」
…
200年分探す『反射と重なり合った箱』の女神様もすごいけど、
この女神様から尻尾も掴め無いと言わせしめる魂…
あぁ、
私があの時いくら気持ちが昂ぶって居たとは言え、
なれない事はするべきじゃ無かったです。
ごめんなさい…




