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『オリジン』


サイド:パラケラスス


来たれ、汝甘き死の時よ。


確か有名な音楽のヒト…


ヨハンなんちゃらバッハの作った曲だったか、

歌だったか。


確かの

死してまた、

主成るキリストといったいと成る喜び云々カンヌン。


俺はその状態を創ろうとしていた。


擬似的な死、

それによる自我の喪失、


ともなって起こる精神境界線の弱体化。


そこをつけねらい『オリジン』を降臨させるつもりだった。


ヒトの心の中にしか存在できない『オリジン』…


それは俺が『ガフの部屋』を創造した直後、

システムの補佐として生み出しただけのシステムだった。


しかし、

魂を管理する為なら魂が必要と成る。


しかし、

前から言っている様に、

俺は魂は創造できない。


だから俺は、

擬似精神世界『ガフの部屋』そのものに自我を持たせた。


それが『オリジン』…


しかしそれだけで良い筈が無い。


精神そのものに自我を持たせる、

それはそこはかとなくだが生命を必要とした。


そして俺は在る生命を生贄に捧げた…


それが我が妹、

ミカエリナとマーシュの間にできた第二子。


ミカエリナの胎内にいた頃…


『ガフの部屋』は前にもいったがコンセプトとしては子宮だ。


詰り、

その子供の魂含んだ、

生命もろとも、

取り込み、


システムとして半数値化、

それもまだ心定まらぬ胎児の時にだ。


魂はともかく、

生まれても居ない生命は擬似精神世界のよく混ざり合った。


そこに生み出されたシステムで在り『ガフの部屋』の自我。


『オリジン』…

その中核はまだ生まれる事を望む我が姪子…


罪悪感は…無い。


あの子は逆子だった、

母子共々死ぬぐらいなら、

最初から産声など上げない。


そして、

そんな精神的な存在である『オリジン』は、


自由を求めている…

だから…


いや何も言うマイ、

所詮は俺の自己満足…


満たされ無いヒトを依り代に作られたシステムの心など…な。





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