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ざ、くっきんぐ

後悔してます

「パラケラススと!」


「助手のアダム・カドモンの」


「「暇潰しクッキングー」」


「さぁて、やって来ました、ネタ困った誰かさんの無謀企画!『会話だけで1話消費出来るかな?』の時間です!」


「今回のコンセプトは俺の暇潰しクッキングにある!」


「主が御自らお料理を!其れを間近で見れるとは…感激です!」


「作りたい料理は特に無いので行き当たりばったりで進めたいと思う!ではアダム・カドモンよ!耳栓をしろ!」


「かしこまりました!」


「うんぎゃーーー‼‼」


「先ず最初の材料はヒト型人参『マンドラゴラ』だ!」


「あぁ主が何かを言ってるのは分かるのに…聞こえない!こんなに虚しい何て」」


「取り合えずこの『マンドラゴラ』を煮たいと想う!」


「おぉ!主が鍋を何処からか取り出しました!これぞ主の奇跡です」


「そして蓋を…閉じる‼これで蒸れて柔らかい食感に成る気がする!」


「主よ、もう耳栓をとっても宜しいですか?」


「何⁈何て言った?」


「え!私の事をそんな…私抜きでは生きていけないだなんて」


「会話が噛み合って無い気がするが深くは突っ込ま無いようにしよう…」


「おぉ主よ私は貴方に未来永劫変わらぬ忠誠を」


「なんか祈って!やはり行動で示すベキか⁈ほい!んぎゃぁー音がぁ、大気の流れも聞こえるぅ」


「主が叫んで居る⁈こうしては…大気の流れがぁー!」


「ふぅふぅ耳がやっと慣れた」


「で、では煮られたマンドラゴラの様子を視て視ましょう」


「うむ、光悦とした表情で鍋に浸かって居るな」


「こ!これは⁈」


「何か知って居るのかアダム・カドモン⁈」


「はい!これは、この表情は、我らが主の御尊顔を仰ぎ見る時の表情と同じです!」


「いや!無いから!まだ風呂が気持ち良いと聞いた方が納得できるがな!」


「主よ素が出てます!」


「あっ!ご、ごほんさて気を取り直して…」


「視てくださいこんなにふにゃふにゃに萎えて居ます」


「では此処に俺の創造した『なんか甘い様で辛くて其れでいてほんのりとした酸味が有る』ホワイトそぅすだ!」


「おぉさすが主です!説明されなくても大体分かります!」


「当然…ぶっ掛ける‼」


「ま、マンドラゴラがそぅすを吸収して太くなってます!」


「は、ははは、け、けいさん通りだとも、うん!」


「あ!吸収した分のそぅすが吹き出ました!」


「せっかく創造した『なんか甘い様で辛くて其れでいてほんのりとした酸味が有る』ホワイトそぅすが!」


「盛大に壁にぶちまけられましたね?」


「まぁマンドラゴラは食べれんことは無いだろ…」


「そうですね…」


「うーん味が無い?」


「いえ!主よ!これは味が無い様な味がするのです!」


「そ、そうか、たとへふやけた人参を噛んでるだけのような味がしてもこれが味だな‼」



後日、

見事に腹を壊しました


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