『アンゲロス』
「おぉ主よ!我が子に救いを」
「主よ何故お助けくださらないのですか?」
「主よ祈れど祈れど子の病は激しく成るばかり!」
「主よ子がもう死んでしまいそうです!このまま死んで仕舞っては私は貴方を恨みます‼」
さてと、
そろそろ行くか、
よう、
現在ヒトの家に勝手に上がり込んでるパラケラススだ、
何をして居るか?
其れは…
「よくぞ祈った、その願いは叶えられたり」
こいつ等の祈りの声が『タルムード』を通じて頭ん中に勝手に入って来て煩いったらありゃしない!
と言う訳で願いを叶えに来た!
幼児スタイルだけどな!
「あ、貴方は?」
うん、
そうだよな、
主に恨むとか言ってる時にに子供が現れたらびっくりだよな。
「汝を導き、汝を裁く者、汝の祈りを聴き、其れを叶える者」
うわ!
何言ってんの⁈俺!
まぁ、
自分で言ってる訳なんだが。
「ならば、我が子を救ってください、この子は今死の淵に居ます‼」
死の淵?
どうしてそう思うよ?
「何故死の淵と思う?」
「なっ何故って、この子は楽しみにして居た劇団を視た翌日から熱がでて…悪魔の仕業に違い有りません!このままだと子供の命が悪魔に…」
はーい、
ただの風邪けってーい
と言う訳で…
「これを朝・夕の飯が食い終わった時に飲ませよ」
風邪薬を創造!
朝・夕で1日飲ますだけで治る優れものだぜ!
「これは?粉?こんな怪しい物を…」
ちっ!
大人しく従っていれば良い物をよう!
「いいか?よく聞け『ヒトはパンのみに生きるのではない』」
絶対使うタイミング間違ってるけどいいよね?
まぁ間違ってないし?
パンだけだと栄養失調で倒れちゃう。
「分かりました、朝・夕の食事が終わったらですね?」
そう言って奥に引っ込む、
最後疑問系だったけど答えなくて良かったかな?
『おぉ主よ…』
ま た か ‼
神様は大変だ。
天使でも創ろっかな
☆☆☆
「ふぅ…ふぅ…コレだけ創れば大丈夫か?」
その名も『アンゲロス』!
あの『オリジン』を創る際にも利用した高度的システム12体の『全成る一』だ、
それぞれが『タルムード』とは
別口のネットワークで繋がって『マルアハ』と呼んで居る、
この『マルアハ』で繋がれた『アンゲロス』達を救済のシステムとして活用する、
先ずヒトが祈る、
想いが強ければ強いほど『タルムード』から優先的にマルアハ』に接続為る事が許される、
そして『マルアハ』に接続為れて手の空いた『アンゲロス』から救済を完遂為せて行く。
「素晴らしいシステムだ!ヒトは喜び俺は楽を為る!『アンゲロス』は感情など無いから不満など生まれない!」
最高のシステムじゃないか‼
今更ながら俺って最高だな