パラケラススの朝
世界の支配者ダートン家…
そんな事は誰でも知っている、
しかしそんなダートン家を支配する者の存在は?
当然殆どのヒトは知ら無い、
知っているのは選ばれた王侯貴族と当のダートン家のみだ。
ではそんなダートン家の一人の視点でその支配者を見てみよう!
☆☆☆
サイド:今代当主の妻
私の朝は屋敷内の誰よりも早く始まります、
其れは揶揄では無くあの方よりも早く始まるのです。
私がそんなに早起きをするのは理由が有ります、
其れは…
「すぅーすぅー」
今 私の前にはダートン家の皆から恐れられて居るパラケラスス様が居ります、
寝て居ますが…
そう‼
熟睡して居るのです‼
何故私がパラケラスス様の熟睡シーンを視て居るかと言うと話しは10年は遡るでしょう。
☆
そう…
あれは私がいたいけな少女だった時、
朝に早く起き過ぎて広過ぎる屋敷を散歩して居る時でした、
この屋敷の最上階…
パラケラスス様の部屋から声が聴こえるでは有りませんか‼
これはいけ無いと思い、
なけなしの勇気を振り絞りゆっくりと扉を開けると。
「ふみゃ~んぽぽぽ…ふみゃ~んぽぽぽ…」
その何時もの威圧感は何処へやら、
無防備なパラケラスス様が不思議な寝言を言っているでは有りませんか⁈
其れにフードもせずに!
産まれて始めて見るパラケラススだの姿に思わず胸がキュンとしましたわ、
その時始めて自分に弟が居ない事が悔やまれました…
ですからその時何時も妹に行っている事をしたのです、
それも首くすぐりを!
「コチョコチョコチョコチョ」
やっぱり口に出したくなりますよね?これ、
為ると…
「首はだめぇ~」
何この可愛い生き物?
寝ぼけて居るのか見た目とそう変わら無い反応をしてくれました。
☆
それ以降私は誰よりも早く起きてパラケラスス様をくすぐる毎日です、
結婚して暫くは出来なかったのですが子供が産まれてからは落ち着いてゆっくりとパラケラスス様くすぐりライフです、
「コチョコチョ」
私の10年以上の習慣の末大分テクニックも上がって来ました、
「む~んやぁだ」
眼を閉じたままその小さな手足をパタパタ為せています、
バタバタでは無くパタパタです!
こうして私のささやかな一日の始まりを告げるのです。
明日は、高校の合宿にて、時間通り?に更新できません。
ごめんなさい…




