ふたつなもち
タイトルには対した意味はありません
ゴシゴシゴシゴシ、
ブクブクブクブク、
ガラガラガラガラ、
ぺ!
歯磨き中だったすまない、
みんな、
永久歯って知ってるか?
俗に言う大人の歯だ、
基本は6歳ごろから生え始めるらしい、
当然3歳の坊やには無い物だ、
詰まり俺の『えたーなる三歳ぼでい』にそんな崇高な物など無い訳だ!
そして俺はお口も小さい、
一度に食べられる量がそんなに多く無い訳だ、
具体的に言うと出て来たステーキを全速力で食って食い終わる頃には肉が硬く成っている、
まぁ胃袋が小さいから全部食えた試しは無いけどな‼
食べ物と言えば大変驚いた事に米どころか麦が無かった‼
イヤ?
有ったよ?
でも麦は家畜の餌扱いでお米に至っては食べ物ですら無くて擂り潰して畑の肥料だよ?
効率悪いわ‼
だから今ダートン家の権力でお米と麦を広げてる、
後50年もすれば浸透為るだろうな、
何たって寿命が最低だとしても産業革命時代のロンドン並だ、
バッタバッタ死んでく、
その寿命を伸ばす為の食事改善だ、
俺がギルドを建てて漸く少しましに成って来た程度だ、
まだまだ先が長い、
まぁ俺にはあんまり関係は無いな、
好きなもん好きな時に勝手に食えるもん。
「パラケラスス様宜しいですか?ご報告が」
歯磨きが終わるのを待って居たのか当主が現れる、
別に良いのにね?
「構わん、何だ?」
平服してる当主と威張ってる幼児、
かなりシュールな光景だな。
「はい、実はギルドより史上初のSSランク冒険者が出たようです…」
「マジで?」
「マジです」
俺はポカ~んとみっともなく口を開けて居た事だろう、
何たってSSランクだこの世界のヒトの寿命の3~4倍の時間が掛かる様に設定してた筈だ、
我が愛し子でもそんなに長く生きる奴は居無い。
「『トーラー』…『セファー・ラツィエル』に接続、12章第7節を閲覧…SSランク冒険者のデータを…」
俺以外のヒトには不可視の存在だ、
ハタから見ればブツブツ独り言を言ってる幼児だろう。
「パラケラスス様?」
当主も困惑している、
そりゃあ話して無いからな。
「名は…オファニル⁈あの若造がだと⁈そうか、シルフィードの仕業か…身重に成っても身体能力は変わらなかったか…」
まさかあの若造如きがSSランクに成るとは…
確かにヒトの中では飛び抜けた方だったがな。
「して…如何いたしますか?」
そんな事言われてもねぇ、
んじゃ 適当に…
「二つ名でも与えておけ、そうだな『月輪』で良い…ダートン家が正式に認めた物として置けば白付程度には成るだろ?」
『月輪』はマジで適当だ、
まぁ名前が名前だから良いや、
この世界で通じるかどうかは知らんが。
「では其の様につたえて起きます、」
そう言ってどっかに消える当主、
忍者にでも成ったらいいのに。
「其れにしても甘い物食べたいな…」
幼児だからか全体的に甘い物が好きだ、
逆に辛かったり苦い物はダメに成った。
「チョコレートでも創るか!」
チョコ マジで大好物!
☆
その翌日世界中で二つ名を欲しがる奴らがでて来たそうだ…
最低限でもAAに成ったらな‼
月の運行を司る天使がオファニエルが名前の
元ネタですね。




