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門番さんの朝

門番さんサイドオンリーです、


サイド:門番さん

俺の一日はヒトよりも早く始まる、

東の空が太陽の光によって白く成り始めた時に起きるからだ、

何故かって?

昔寝過ごしたせいで任務に遅れて左遷され掛けた事が有ったからだ、

まぁ 流石に昼過ぎまで寝ているのはどうかと思っての改善だ、

…詰まり俺は朝とても早起きでありそれに自信を持って居る、

のに。


「あぁ、おはようございます門番さん、朝ごはんで来てますよ?」


何で坊主の方が早起きの上に朝飯まで作ってんだよ⁈


「あの~迷惑でしたか?」


坊主が不安そうに聞いて来る…目元は相変わらず見えないがな。


「いや、俺は少し早起きについて自信が有って、俺よりも早く坊主が起きて居たことに驚いただけだ」


俺はそう言い訳をしながら坊主の作った朝飯ーーーサンドイッチーーーを食べる、

予想外に美味かった、

少なくとも俺の昨日のシチューよりも全然美味い。


「美味しいですか?門番さん」


坊主が聞いて来る、

昨日俺と話すことが嬉しくて泣いた奴とは思え無い。


「あぁ、美味いぞ、それと俺の名前は門番さんじゃなくてマーシュだ因みに19歳な」


すると坊主は驚愕といったふうに口をポカンと開けてこちら見てくる、

俺が不思議に思って首を傾げて居ると。


「お、思った以上に若かったので…つい、因みに俺はボーズじゃなくてパラケラススです」


うーんまぁ確かにここら辺の兵士の中では一番若いが…

ん?パラケラスス?どっかで聞いたような…


「なぁ、ぼぅ じゃなくてパラケラスス?お前の魔法の属性はって何だ?」


うーん、やっぱりどっか引っかかるんだけどな。


「え?俺の魔法の属性ですか?

火と金ですけど?マーシュさんのは何ですか?」


「あぁ俺だけ聞くのはマナー違反だったな、俺は属性特化型の火だもっと言うなら炎だな」


俺の数少ない自慢の一つだ、

と、言っても唯一に近いけどな、

なんて心中ボヤいていて居ると。


「ぞくせーとっかがた?」


と 小首を傾げて聞いて来やがる、

その仕草が案外かわい…

って!俺は何を考え居る⁈

そ、そんな事より。


「お前、属性特化型を知らないのか?」


うん、こっちの方が重要だな、

絶対。


「はい、ぞくせーとっかがたとは一体何ですか?」


うーんどんな感じだったけな?


「うんとだな属性特化型と言うのはなんだ?その~一つの属性しかないが、それが常人より優れて居る何て事は言わないが…そんな感じだな、うん」


俺が無い頭を精一杯捻って思い出した説明だ解りにくいかもしれないがこれ以上は無理だ。


「フーン、じゃあそう言う属性特化型とかの事をマーシュさん見たいに『炎』っていうの?」


うっ!こいつ痛い所付いて来やがるなぁ…


「いや、それは俺が勝手に言って居るだけだ特に属性特化型だからそう言うのは無い」


恥ずかしい…

見栄を張った過去の自分をぶん殴りたい。


しかもこのガキは、このガキで俺の数少ない自慢と恥ずかしさの葛藤を『フーン』でかたずけやがるし。


結局、その日の朝は俺が恥をかいたのと、引っかかりが取れない気持ち悪さを残して仕事にいった。


門番さんは個人的に好きなキャラクターです(^^)

誤字修正しました、

左官→左遷

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