乾燥あらめ母ちゃんとゆで卵赤ちゃん
今日は、私と赤ちゃんの二人暮らし。
夫は、明日の朝まで帰って来ない。
赤ちゃんと二人でいる時の一番の山は、赤ちゃんのお風呂だ。
それが終われば、今日も終わったようなものだ。
いよいよ、赤ちゃんのお風呂の時間が来た。
前は、夫がいる時と同じ時間にしていたが、一人だと時間がかかってしまって、終わるのも遅くなるので、夫がいない時は早めて入れることにしている。
まずは、赤ちゃんの機嫌確認。
ヨシ。
赤ちゃんをお風呂場の近くに連れて来る。
そして、私が先に洗って、全部が終わったら、赤ちゃんを迎えに行く。
全部洗い終わると、赤ちゃんは泣いていた。
ごめんよ、今一緒に入ろう。お風呂に入ると、機嫌は良くなっていた。
よし、後は上がって、着替えれば終わりだ。
すると、着替えても、赤ちゃんは泣いている。
お腹が減ったのかな。
ちょっと待ってね、母、今、マッパなんだ。
赤ちゃんにそんなことは効かず。
マッパは、マッハで授乳を始めた。
授乳後も、赤ちゃんは泣いていて、マッパは部屋の中で行進を始めた。
数分後、赤ちゃんは落ち着いて、寝た。
終わった…
やっと終わった。
ふぅ。ため息をつくと、笑えてきた。
鏡を見る。
するとそこには…
長い髪が自然乾燥し、パサパサになり、無造作に広がっている。
手触りは、乾燥あらめに似ている。
お風呂であったまった体は、冷え切って、逆に冷たい汗が流れている。
表情は、虚ろだ。
あら、これが、夕方〜夜頃に出没するという乾燥あらめ母ちゃんという妖怪か。
ついに、出た。
こんばんは。お疲れ様。
妖怪は、怖かったけど、頑張っている妖怪を応援したくなった。




