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第一話だ!!転生だ!!

こういう話をもっと読みたい!!皆も書け!!(強制


やあ!皆の衆!!俺の名前は木霊凜、異世界転生者だ!!


いきなり何だと思うだろうが、異世界転生は今じゃありふれてるジャンルになったし、皆理解してると俺は信じてるぜ!!


で、一応俺が転生した世界の世界観をざっくり説明すると、ようは現代ファンタジーだぜ!!


時代は転生直後の西暦2022年の令和4年そのままで、文明は科学の他に魔法文明もあるって感じだ。簡単に言えばハリ◯タだぜ!!ただしマグルはいないのだぜ!皆等しく魔法使いだ!!やったね!!


けど穢れた血とかは普通にあるぜ。名家生まれの落ちこぼれとかに使う差別用語だ。つまりは雑魚って意味だぜ!!


魔法と言っても固有魔法とか、血統魔法とかがあるみたいでどちらかといえば忍者してない某忍者の術に似てる。まあ大半は固有魔法とかはない方だけどな。


で、俺は一応固有魔法は持ってるが大したもんでもないから異世界チート無双とかは出来ないぜ!!なんでかな!?


前世記憶持ちの転生者なのになぜ異世界御用達の特典がないのか小さい頃気になって調べたが、オカルトがオカルトじゃなくなってる世界なんだか俺以外にも転生者がいないとは限らず、普通に歴史書に転生者が偉人として並んでる。


最近なんか並行世界理論も確立されたし、つまり今更別世界から来た人間がいてもなんてことないぜ!


とはいえ、記憶持ちの転生者は過去に前例がいても珍しいはずだと、幼い頃の俺はそう思って親に言ってみたらなんか微笑ましいものを見る顔で返されたぜ!ナンデェェ!?


しかも「うふふふうちの子は想像豊かだね〜」とか「何のこと言ってるのかな?」、信じませんよ風に返されるのならまだしも、「あら、そうなのね〜どんな世界なのかしら?ママに話してくれる?」とか「本当か!?凜もなのか?これはめでたいな!」とか、明らかに転生者慣れしてる。これではまるで俺が当たり前のことをやっとできて親に自慢したい子供のようではないか!!確かに体は5歳児なんだけれども、少し舌足らずなんだけれども、精神年齢は30なんやぞ!!君たちより年上なんやぞ!てか俺の両親割と若いな!!25で子供がいるとかとんだリア充だ!爆発はしないでくれ!!したら俺が悲しむ!!


と、いくら訴えようとも期待してた反応が返って来そうにないので潔く諦めて、転生者ネタは封印することにした。恐らく世間では転生者に対して「転生者?ふ〜ん...で?どんな世界から来たの?あ〜あそこ?へー普通〜」ぐらいしか反応してないはずだ。なんなんやこの世界。


幸い両親には「俺、転生者かも」ぐらいにしか言ってなかったし、何となくそんな気はするけど具体的な記憶は思い出せないって体で着替えて誤魔化した。両親は「あらそうなの、残念ね」って言ってくれたので、多分その話は両親の中で曖昧になってるはずだ。確かな記憶がなければ「そういう夢を見た」ってことにもなるからな。あとは時間が解決してくれるはずだ。


まあ、とはいえ、転生チート特典がなくても、転生者特別扱いがなくても、折角憧れのファンタジー魔法世界に転生したんなら楽しまなきゃ、だな!前世は頭が悪くて高校も大学も就職も碌なとこに行けなかったから割と苦労と退屈な人生だったぜ!!


一応固有魔法があったら名門の魔法学園の入学のアドバンテージになるはずだと、この前魔法診断の時に先生が言ってたから、俺でも楽しく面白い高校生活が送れそうだぜ!!ヒャッハー!!!


というわけで、将来にご期待!!







そんなことはなかったぜ!!畜生!!!




一応高校は学園都市ってとこにある名門校には入れたが、俺の固有魔法ってば固有魔法の中で下の上らしいぜ!


普通の高校に入れば間違いなく学年トップレベルになれるが、自分の能力のレベルを勘違いして頑張ってすごい難関高校に受かった結果、自分が雑魚であると自覚させられたぜ!!成績でクラスを分けてる訳ではないので、運悪いことに周りが化け物だらけのクラスになってしまったぜ。トホホ...


低偏差値学校にいるような頭が、運よく高偏差値学校に入ってしまった気分だ!まるで黒羊の群れにいる普通の羊!非凡が当たり前な世界に入ってしまった凡人だ!!


なんか「氷魔法系統の名家」とか「六つの固有魔法持ち」とか「全属性の逸材」とか、そういうのゴロゴロいたわ!羨ましい!!


これだけすごい能力のクラスメイトを持ってしまった俺だが、自分の能力はなんと【転写魔法】だ!!


これは一度見たことのある固有魔法や血統魔法をコピーする固有魔法だ。シンプルで強力だが、一回にコピーして保存できる魔法は一個しかない!おまけに使ったら今後一切合切その魔法は使えなくなる!!なんてことだ!


まあ、代償なく一度だけ他人様の固有魔法を使えるのは確かに十分強力だがな!でないと俺はこの学園には入れないかもしれん、入れたのはこの固有魔法のおかげといっても過言ではない!!


しかし俺が求めたものはそうではない!!というかコピーする魔法なら俺以外にもいる。それも何回も無限に使えるものだ。つまり俺は強力そうには見えるが、全体的に見れば割とある能力だ。これじゃモブ能力にも等しいぜ。


まあ、そういうわけで今の俺はかなりピンチだ。能力が弱くても学生生活には関係ないんじゃね?とは思うかもしれないが、のんきにそんなことは考えられないぜ。忘れてはいけない、ここは紛いもない名門校だ。一瞬でも気を抜いたら置いて行かれる。座学も実践もだ。


しかし、(周りに比べて)能力がよわよわな俺は悲しきかな勉強はできても実践ではとびっきりのクラス最下位だ。なんなんやねんあの試験、どう考えても単純に出力のあるやつが有利やろ。もっとギミックとか生徒たちに頭使うような試験内容はないのかね?考えたやつ絶対脳筋だろ。バトロワとトーナメントを期末試験にするようなやつさ。


でまあ、無事最下位な俺、二度目の高校一年生の夏休みはすべて補習に決定した!!こんなんじゃ青春どころか友達できるかどうかすら怪しい。俺のクラスは俺だけ補習だしな。俺が勉強できるといってもあくまで一般人基準で俺以外のやつは90点取るのが当たり前なんだしな。


はあ、なんで二度目の人生に転生してまで青春の三分の一を勉強に費やしないといけないのですかね。

赤ちゃん文章でごめんな!!誤字脱字、間違った文法とかあったら頼む!!そしたら作者の豆脳みそも少しは賢くなるからな!!

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