40話 さーて!!ゲームゲームやろ·····じょ上司!?
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朝起きる。
それは人類が……
動物達が……
はたまた宇宙すらも……活動をしようとする第一歩だ。
目を開けなくても手を動かせばそれは活動しようとする意識があるという事だと思わないだろうか?
なぜ人間は朝起きようとするのか?それは一人一人やるべきことがあり、少なからずそれをやろうと動くためだ。
私は変なことを言うつもりは無い。なら何を言いたいのか?と質問に問いかけられたらこう言いたい。
「三途の川しか見えない·····」
「ルース。起きて?上司から電話来てるよ?」
「お主。往生際が悪いのじゃ。ちょっと出て謝ってすぐ切れば良かろう。」
そんな弱音を吐きまくって、ベットで横んなっているおじちゃんこと。新崎慎である。
現在はベットでの就寝中なんだけどな……。
そしてベットの横で困ったような、それでいて優しさに満ち溢れている少女こそ、和泉翠華。
この子は簡単に言ってしまえば魔法少女である!!
とは言っても過去に監禁された上に今も逃走の身でありと悲しい過去を送っている。
訳あってこっちに今は居候という形でいる訳だが…うん。天使に見えてくるよ。そのまま穢れないでくれ。
そして次に呆れたような目線でこちらを見てくる元魔王のミルミ・ヴィミリオン。
こっちも中々の過去持ちである。
殺戮者の二つ名をもつ、グリト·····なんちゃらを倒すために一日一日を頑張っている見た目の少女。中身は俺の予想ではあるが100歳は超えていると思う。
……口に出しては言わないが。
まぁ。とはいえこんな感じの人物紹介を経て逃げてきている訳ではあるんだが。
まぁ。何を言いたいのかと言うと、なんと上司からの熱烈な朝のラブコールの電話がかかって居るのである。それも怒られること前提の。
「いや。だって考えて見ろよ。どう考えても机が逆さまになっても火山が噴火しても会議のことをほじくられる事しか予知出来ないぞ?」
「それは予知じゃないのじゃ。ただの既定路線じゃ。」
「ルース。かれこれ30分はなっているんだよ?流石に出てあげなよ?」
「お主の上司も不憫じゃの。」
「俺じゃ無くて?」
「お主の場合は一回心に聞けば分からぬか?」
あぁ。そう言えば過去の偉人が言っていたな。
「鳴かぬなら、泣かせてしまえ、ホトトギス。」
「最低ですね。」
「最低じゃな。」
どうしろと言うねん。
でも出ないと今後がやばいしなーーーー何とかならない?ならないよなぁぁぁあああ。はぁ。非常に·····ひっじょうに!残念な事ですが出るしかないのでしょう。くっそー!!
「はい。ポチッとな。」
『しぃぃんっっざっっきぃぃまっっこぉぉとぉぉ!!!!!!!!!』
携帯の上からですら風が吹いたのかのような突風が吹き上がる。反射的に携帯を切ってしまった。
「··········どうしよ。」
「どうすることも·····」
「そうじゃな。吠えておったな。」
その十秒後新たな着信が。それも同じ曲で。流石に出ないとあかんのでもう一回ポチッと。
『なんで消すのかな!?かな!?』
「中々の迫力についていけずつい反射的に·····な?」
『な?じゃありませんよ!!な?じゃ。なんで来なかったんですか!?』
「火の中、家の中、借金の中超えてきて現在本宅に戻りました。」
『なんですか?それ。何かやらかして無いでしょうね?』
「なんですか?いかにも私は何かやったこのような言い方は。」
『当たり前でしょ!!先に約束してきたことをすっぽかして別のところに行くとかどんな神経してるんですか?』
「つい興味が別のところに移ってしまったので。魔王が謝るらしいのでそれで許してください。」
後ろから「なぜ膿なんじゃ!?」という応援が聞こえたがどうやら上司は信じてくれないらしい。
『なんですか?魔王とは?そんな冗談よりも次の事ですよ。次のこと。どうやらバグでプレイヤーがスラムから奴隷を売買することが出来ると情報屋からの情報なので調査及びプレイヤーの名前を見つけてください。』
別に冗談で魔王を言っているわけではないんだが。まぁ。冗談で済むならそちらの方がいいか。それよりもバグでスラムの子達を奴隷捌くとか何処の国だよ。あ。ここか。
というかそんなこと出来るんだな。なぜ作っている側がそういう事に気づかないんだ。と、私に言われたら『 寝てたんだから出来るわけないだろ!!お前らバグ取りがどんだけ難しいか経験してから言え!! 』と、言い返すが、今現状では虚しく一人で吠えているだけなので無視でよろしくお願いしやす。。
しかし一番ヤバイのは、プレイヤー側にも出来るようになったことだな。キャッハウフフの方で。
規律は守らんと、皆さんは日本の法律は守ろうな!おじちゃんとの約束だぞ!
あーあ。中立国家に行くという野望が儚くも散りゆいじゃうでは無いか。それにこちとら魔王と魔法少女がいるんだぞ。良い子の子達がチビってしまうだろうに。いや?一部の人達は泣いて喜んでしまうか?
「ルース?何か変なことを考えているような。」
「お主。何か変なこと考えているんでは無いだろうな?」
「··········なんでも無いぞ?」
くっ。やはりテレパシーでもあるのか。
『後輩君?分かりましたよね?分かってくれましたよね?答えは、はいとYESしか聞きませんよ?』
いや。どこかの軍隊かちゅうねん。はぁ。なるほど。会議に行かなかったことへの復讐とか大人気ないぞ!!
「ミッ〇ョンイン〇ッシブル並に頑張らさせて頂きますよ。」
『それで宜しい。次の会議は出てくださいね?こっちも根回しは大変なんですから。』
「以後気を付けようと努力致します。」
『なぜ努力なんですか!!出てくださいよ?会社の会議は全部ゲームの会議にしちゃいますから。』
げっ。それじゃゲームが仕事見たじゃないか。
··········ん?それって今と変わらないか?うん。忘れよう。
「次の会議いつですか?」
『特に予定はありませんが·····そのうちメールに送ります。』
「お願いします。」
さて。これで電話は終わるな。やーー。長かったそれにしても急にヒスイとミルミが黙ったな。
何して··········ん?おい。おいおいおい!!
「おいこら。二人とも。ワイのパソコンで何してる。」
「「あ。」」
「あ。ってなんだ?あ。って?ん?」
「なんじゃお主。やましいものでもあるのかの?みみっちい心の持ち主は嫌われるぞ?ロリコン。」
「あ。ミルミそれは·····」
それを言われた瞬間私は悟る。
あぁ……。見たのか。と。
精魂尽き果て、手に力が入らず、足にも力が入らない。これが·····これが·····倒れる瞬間の奇跡と言うやつか。どうやら白い石像の天使の赤ちゃんがラッパを持って来ているようだ。
天国で会おう。サイナ·····。
「ロリコンじゃねぇー!!!」
『あ。そういえば貴方だけにやってもらいたいミッションが有るんですよ。』
あ。無視ですか。スルーですか··········。
『それがですね。獣人のいる国で。』
ピクッ·うん。····。
『色んな獣人種。当然耳や尻尾もついていますよ。』
ピクッピクッ··おぉ。···
『そこのお姫様が·····』
ピクッピクッピクッ····へぇー( ¯∀¯ )·
『助けて欲しいそうです。』
···············ん?それって·····。
「私必要?」
『いえ。誰でも言いそうです。』
「あ。そうですか。ではさようなら。私は静かにポツンと田舎で余生を過ごすので電話を掛けなくてもよろしいですよ。で『ちょっと待って!!』は··?」
私の早口に一瞬の電話切りをしようとしたが上司がお止めに入る。何故じゃ。どうせ私は要らないんだろう!!別のヤツに頼べばいいじゃん!!
『ちゃんと理由は有りますよ。』
「理由?」
『貴方はオールラウンダー良い方で言えば万能者ですよ?』
「悪くいえば器用貧乏の中途半端野郎ですけど。」
『そこ。悪く言わない。オールラウンダーは臨機応変の遊撃隊として色々な現場に行っては解決して欲しいんですよ。ゲームの世界のバグ取りの一人ですよ。』
「バグ取りだけなら何十万という人がいますよ。」
『それは制御出来るバグです。こっちが言いたいのは制御出来ないバグを除く人のこと。そして集めたのが十二執行人。ランキングにはこっちは作る側なので乗りませんがそれでも強ければ強いほどいい?違う?』
なるへそ。作られた理由は遊びたい組の組織だと思ったら意外にもちゃんとした理由があるもんだ。
『あ。それともニートし過ぎたくてダメとかですか?ゲームが友達とか。』
んッだとこらぁ!!や、やってやらぁ!!いい度胸やないか!!鼻くそほじりながら見ていやがれ!!
「·····分かりました。できる範囲でやらせてもらいます。」
『それで宜しい。それで?さっきから貴方の所から女の子の声が聞こえるんだけど?警察呼ぶ?』
「え?……あ。まっ!!ちょっーーと待ってきださい!!」
さっきまで挑発されていてプンスカプンと怒って、あれこれと考えていたあれこれが言葉がミスって吹き飛ぶぐらい慌てる。
うん。マジでコンランシテルゥゥ!!!
そして後ろを向くと私の声に驚いたのか二人ともこちらを見ている。
どうやら事情を話さなければ、ならんやもしれん。停止ボタン欲しいなー、三角の奴。あ。ない?ないかー
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