閑話 まだまだ遊ぶぞ!!後編
ヒスイ視点
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ミルミが子供のように目を輝かせながら色んなものを見ています。こうして見てみると本当に子供のように見えますが真面目な時は大人びて見える不思議な子です。
実際は何歳なのでしょうか?でも見た目から判断するなら15〜6歳ぐらい?でも雰囲気というか貫禄?というかが違うんですよね。
それにびっくりすることも有ります。私はこれでも魔法を軽く使える身としてミルミをよく見ますが術式がよくわかないんですよね。
私がまだまだと言われてしまえば確かに……。と言い返せないんですが見ていて凄いです。いつかは私もああなりたいと思ってしまいそうです。
でも。私は余り魔法は好きではありません。
あ。ゲームの方の魔法は好きですよ?
ただ、環境がそうさせたのか、それとも生まれた場所が悪かったのかは分かりませんがそれでも抵抗感が有ります。
ただ……その抵抗感もミルミを見ていると少しだけやってみようかな?という感じにさせるのでミルミは強いて凄い子です。
私は一人ミルミを見ながらそう考えていると……チラリとこちらを見て私を呼んできます。どうしたのでしょうか?
「ヒスイ!!これ!コレをやってみたかったのじゃ!!」
そう言って視線を向けた先には亀亀カートと言って色んな亀や甲羅に食べ物?を使った運転ゲームを指を指して頼み込んで来ました。
「のぉ。ヒースーイー!ちょっとだけでいいのじゃ!ちょっとだけやらせてくはくれぬか?のぅ。ヒスイー!」
私はミルミのお願いに苦笑しつつまず千円を百円に変えるため両替機が置いてある場所に行ってお金を変えました。
両替を済せ、先に椅子に座って画面を見ながらウキウキしているミルミを見つつ百円を入れると始まったらしく色んな項目が出てきます。
私も見ることすら、初めてなので困惑しつつも一つずつやっていくと、とうとうゲーム画面。そして始まりました。
初めはやり方が書いてあったとしても中々、両々が掴めずミルミのやっていたキャラが最下位になってしまいましたがそこは天性の勘なのか二回目の順位は二位と好成績を叩いています。
成績が良かったこともそうでしょうが、ミルミが楽しんでいる事に意味があるのでこれはこれで良かったです。
私もクレーンと呼ばれる物を釣り上げてやるゲームに少し興味があるのでやってみようかな?
それからはミルミと一緒に色んな物を遊び尽くしました。そして時間を確認すると午後1時。こっちに来たのは10時ぐらいで今は1時ぐらいなのでどうやら3時間も遊んでしまいました。
まだまだ巡るところはあるのでこれぐらいで終わらせないと時間がいくらあっても足りません。
それをミルミに言うと少しまだやりたそうな顔をしてましたが違うことにも興味があるのか別れを惜しむ子供のような表情をしながらゲームセンターから離れました。
そのコロコロ変わる表情や姿が可愛くて少し撫でたくなりましたが我慢します。嫌われたくは有りませんから。
次に行く場所はショッピングモール。色んなものが売っているらしいのですが、どんなものが売っているのでしょう?いまいちピンと来ません。
ミルミも似たような感じらしく首を傾げていましたが中に入った瞬間、見ている景色が違うのかと衝撃を受けました。
見たことがある物から、見た事が無いものまで色んなものが揃っており雑貨や服はもちろん。駄菓子屋や、なんらかの機械が売っていたりと多種多様な物で溢れかえっています。
先に我に帰った私は流石に入口前で突っ立ている訳にも行かず一旦ミルミを引っ張り端に行きました。
私が引っ張ったお陰かミルミも我に返りこちらを向いて質問をしてきました。
「のぉ。ヒスイよ。」
「どうかしたんですか?」
「何故こっちには武器や防具は無いのじゃ?」
私はその言葉を聞いた瞬間「あ〜」となりました。まぁ。日本は安全だとルースが言っていたので何かあるのでしょう。
それにミルミの声が少し大きかったのか周りの視線が優しさに満ちているような気がします。見た目が小さいので何も言いませんが。困ります。えぇ。ほんと。
「ルースが安全だと言っていたのでないんじゃない?」
「それにしては不用心な気がするがの。」
不思議そうにしてますが、そもそもこっちと向こうは違うので文化も武器も違うのでしょう。きっと。
向こうで拳銃を見た事が有りませんし。
「少し見に行きませんか?楽しそうです。」
「うむ。」
そんな殺伐しそうな事よりも服や雑貨など楽しいことを見る方が断然いいに決まってます。
ミルミに合う服はあるかな?
私とミルミはある服屋の中に入りミルミが似合いそうな服を物色します。結構種類が合って面白いです。ゲーム世界だと意外と服は無いですよね。武器や防具が服の一種として見なされてそうですし。
「ミルミ?これはどう?」
「なんじゃ?」
私はミルミに合う服を物色して選んでみました。私も初めてで、これでいいのか不安は有りますがやってみない事には分かりませんよね!
そんな感じで私自身にも言い聞かせつつミルミを更衣室に連れ込み服だけ渡しました。
そうして少しすると少し恥ずかしそうにしつつもちゃんと着てくれたらしく「ど、どうじゃ?」と声が震えながら聞かれました。
私はもちろん「似合ってます!」と言いましたが本当に凄いです。これが美少女の特権なのでしょう。
私が渡したのは、中に着る服としてVネックセーター、その上に薄紫色のカーディガン。ミモレ丈スカートを渡しただけで……ここまでガラッと印象が変わって……少し嫉妬して仕舞いそうです。
「そ、そうか?膿は少し恥ずかしいのじゃが。」
「そうですか?普通に似合ってますけど。」
「そ!そうじゃ!膿にも選ばせてはくれぬか?さすればお相子じゃろう?」
「私ですか!?」
私は似合いませんよ。ミルミ見たく可愛く有りませんし。見ているだけで良かったんですがミルミが無理やり選ばされて着せられてしまいました。
そんな感じで楽しいことは続きましたが、それも終わりに近ずきつつある中、ある服屋のお店でふと男物の服がチラリと目線に入ってきました。
私が一瞬止まったのに気づいてかミルミも止まり疑問を投げかけて来ました。
「どうかしたのか?」
「え?えぇーと。そ、そこにある服が少し目線を引いて、ルースに似合うかなーと。」
少ししどろもどろになりながらさっき見ていた服を軽く指をさして話すとミルミも「ほぉ。」と言いながら私が示した服を見ました。
「ふむ。確かに似合いそうじゃが。」
「でも。買うのはやめましょう。私のセンスは自信がありませんし、買ったとしても身長とか色々合うか分かりませんし。」
私は諦めてミルミに言いますがミルミ本人は真剣に考えている様子でじっと見ています。
私は少し困惑しながらミルミのことを呼ぶと、ふっとこちらに目線を合わせてきて私は首を傾げます。
「どうかしたの?ミルミ。」
「行こうぞ。」
「え?」
「買うのじゃ。ヒスイ」
私は困惑が続きます。さっき数秒前にダメな理由を言ってたはずなのですが。
「のぅ。ミルミよ。膿らプレゼントとをしたことあったかの?」
その質問に驚き、盲点でした。確かに、私達は一つもプレゼントをしたことが有りません。ですが··········。
「採寸してませんよ?」
服のサイズが合わなければせっかく買ったものも台無しにしてしまいます。
プレゼントはしたいですが、したいのですが!難しいそうです。
と··········考えていましたがどうやらミルミは違ったようで「 チ、チ、チ 」と言って私に耳を近ずけるようにジェスチャーをしたので耳を傾けます。
「膿の魔法で何とか出来ると思うのじゃ。」
「ほんとですか?」
「うむ。これでも魔王じゃからな!」
そんな感じで何とか目処?が着いたので急いで店内に入り狙っていた服をゲットしました。
その後はつつがなく?遊び尽くしてとうとう時間が終わってしまいました。
ミルミのことは依然として分からないですが、悪い人ではないと改めて分かったのと普通に楽しく出来たので良かったです。
それにルースにも喜んでくれるようなプレゼントも買いましたし、貰った時の表情を見てみたいです。
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