閑話 五大会議
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国王はある事を考えていた。考えているが中々答えが出ることは無い。そしてそれとは別にある事を閃く。
それは···············。
···············分からないのならわかる人達を呼べば良いのだろうと。
★☆★
二ルミア王国首都ラルフラム。そこの執務室はいつもは国王しか居ないため静かなのだが今日は少し辺りが騒がしい。
騒がしいと言っても大声を上げたり、物に当たり散らかした音なのではなく、上品な美しい声がなっているのである。
「さて。みんなに集まってくれた事は嬉しいよ。」
国王の言葉に口元が少し動いてる人もいれば、手で口元にあて少し微笑んでいる人、体で表現している人など様々いるのだが代表して女帝が嬉しそうに話す。
「そうですね。何だかんだ言ってこっちの方が落ち着くのは仕方の無いことなのかも知れません。」
「まぁね。何だかんだ合ったけどやっと十二執行人を集めることが出来たよ。」
「国王は大変ですね。向こうもこちらも。」
「それは仕方ない。」
二人の言葉に空気は和み優しい雰囲気になる。言葉で表すとすれば仕事終わりでやっと休憩を貰えて休憩している感じと言えば分かりやすいだろうか?
「でもそれを言うなら女帝の方も凄くないかい?周りを味方につけて帝国を乗っ取ったんだから。」
「それは思うニャ。情報屋として面白そうなことをしていると聞き耳をたててたニャ。」
二人の話に女帝は特に取り乱したりもしなく淡々と普通の事のように話して行く。
「私はただ皆さんのお力に成れて手伝っただけですよ?手伝って居るうちに皆さんが私を上げてくれたのでなっただけですから。」
「私以上に聖女様で凄いですね。」
聖女は苦笑しつつも女帝の凄さは分かっていたのか納得した表情で話を流す。そして国王は少し真剣な表情で皆を見渡す。若干一名机で顔を突っ込んでいるが。
「今回皆に集まって貰ったことは今回なんかと迷惑を被っているオールラウンダーのことについて皆の意見を聞きたいと思う。」
「オールラウンダーのことですか·····」
国王の話を聞きた上で皆困惑の表情を見せる。今回の会議もそうだが全容が見えなく会ってもいないので測りかねている事が全員一致の解釈である。
「皆も急に言われても分からないと思う。その上で情報屋から仕入れた事を聞いて欲しい。」
国王の言葉に横先が情報屋の方へ向く。情報屋は元々事前に聞いていたのか冷静な表情にいるのだが行かせん尻尾が揺れているので微笑ましい光景にしか見えなくなっている。
「私から話させて頂きますニャ。まずオールラウンダーを軽く見た感じニャんですが、勘に鋭く、身内に優しい、そして心の奥底では諦観したような見るもの全てが興味があるようでないような気がしますニャ。」
「それは·····凄い人ですね。」
聖女は驚いたように話す。
「そうですね。興味が無いのに興味があるかのように振る舞うのはキツイですからね。」
女帝は自分の実体験の元に感想を言っているらしく目線が少し遠くを見ている。
「隠し方がうまいニャ。あと勘に関して一つ言いたいニャ」
「なんだい?」
国王がそういうと情報屋は目を細めて少し攻めるかのように話す。
「オールラウンダーは何者なんニャ?ある一定の範囲に入った瞬間急にこっちを見てきて驚いたニャ。」
「なるほど。理解したよ。う〜ん。教えてもいいけど。他言無用でお願いしたいね。」
国王の言葉に皆興味はあるのか各々頷き了承を得る。
「オールラウンダーの過去は流石に私にも分からない。ただ面白いことにオールラウンダーの父は自衛隊だったらしい。」
「自衛隊·····ですか?」
「あぁ。まぁ。別にここまでなら情報としては普通ではあるんだがここからが疑問なんだ。彼の父が所属していたのは魔法科大連隊代表取締役件東部方面代表取締役の一等陸佐という役職が着いているんだけど何処か疑問はあるかい?」
「中々の人が居るじゃない。」
女帝は顔を引きずらせながら国王が放った言葉に少し慌てながら返す。
「でも疑問を言うのであれば·····魔法科なんて物もあるんですね?」
聖女の言葉にその言葉が聞きたかったと言う笑顔の頷き続きを話す。
「そう。そこなんだよね。これ一様隠されていて無いことになっているんだけど、二つもやっていた事に私も驚いているよ。何故息子がそっちに行かなかったのかは謎では有るけどね。」
「弱かったんでしょうか?」
「それは無いニャ。ゲーム世界では合ったけどでも強かったニャ特に勘が。」
「まぁ。彼自身謎が多いのもそうだけど彼の父。2年前に無くなっているんだよね。」
「え?」
国王の言っている言葉と余裕な態度に違和感を感じるがそれよりも死去している事実の方に驚く。
「なにか会ったのかしら。」
「亡くなった理由は分からない。一般的には心臓発作の急病という事で受理されているけど。」
「怪しいですね。」
「それを言うなら彼自身も怪しいし、彼の周りにいる人達も怪しい。いやービックリ箱だね。彼の周りには。」
国王は肩を落としながらも楽しそうに愉快そうに笑う。その姿はまさに子供が外に遊びに行くかのように見える。
「それで?国王はオールラウンダーになんと言って仕事をさせたんですか?脅しですか?」
「嫌だなーそんな事しないよ?ただ面白そうな場所に面白そうな人材を派遣すると·····ね?」
「はぁ。」
女帝はため息を吐いて左右に首を振る。そして情報屋の方に向き要件を話す。
「情報屋には悪いことだけど、正しい情報をオールラウンダーに教えて行ってくれないかしら。それと仕事の情報を持って帰れそうなら持って来ても良いわよ。」
「私もそれで賛成です。余りにも不憫かと。」
「私、そこまで鬼じゃないよ!?」
「どの口が言うニャ·····」
これぞまさに三者三様それぞれの考えが入り交じりカオスになって行く。
「まぁ。それはそれでいいとしてそろそろ起きたらどうです?スナイパー」
女帝の目線の先にはトラの間にいる一人の少女。
「··········んっ?どうしたの?」
「どうしたのでは有りません。貴方からはなにか有りますか?」
「·····特に無い。強いて言えばオールラウンダー?だっけ?·····の近くにいる狐に化ける少女は警戒した方がいい。」
「どういう事ですか?」
聖女は全く現物所か見た事も無いのでイマイチピンと来ていない。それは女帝も似たような感じらしいが、情報屋は何となく分かるのか頷いている。
「何となく分かるニャ。化け狐?は分からなかったのニャ。」
「危ないのかい?」
「危ない。五人でも厳しい。そこにオールラウンダーも来れば負ける。」
流石にその言葉に女帝と聖女は驚き、情報屋は納得し、国王は楽しそうに笑う。少女は眠いのかやる事をやったのかまた机に寝る。
「はぁ。今日だけで疲れましたわ。ただそうですね。裏切りの心配はどうでしょうか?」
「ククク、多分無いと思うよ。彼以外とここ気に入っているらしいし。やる事がいっぱいあって面倒いとほざいていたけど。」
「でも。そこも良いんですよね?」
「まぁ。ねーツッコミ多くて大変だけど。さて。今回はこんな感じかな?また集まって話そうか。」
「そうね。情報交換は重要ね。」
「はい。私も大丈夫です。」
「まぁ。情報屋は仕事をきっちりやらせて頂きますニャ。」
「気分が良ければ手伝う。」
「もう。貴方は!」
二人の?一方的っぽい口論が有りつつも終わりに近づく。
「さて。有能な人材は引き抜いて行きたいね。」
「それは同感ね。」
「うんうん。じゃ、これで終わりますか。会議はこれで終了。みんなお疲れ様。」
国王の言葉を皮切りにみんなそれぞれのやりたい事ややらなければならない事に行動するため部屋から出て行く。
最後に女帝が出て行こうとした時ふと思い出したのか国王を見る。
「どうかしたのかい?」
「国王。向こうの世界どのくらい持つと思う?」
「そうだねー··········このまま何も無ければ持って3年、いや。2年もなさそうだね。」
「そう。それでは失礼しますね。」
「ご苦労さま。」
国王の言葉に女帝も「貴方もね。」という言葉を残してドアが閉まる。
辺りはさっきまでとは違い静寂が包み窓からの光だけが室内を主張する。しかしコップが五個ある事からさっきまでいたのだと固定されて嬉しいかのように中に入っている紅茶が光輝く。
元々自分が使っていたコップをとりゆっくりと飲む。
「さて。救世主が現れるか、それとも破壊者が現れるか、それともどちらともない現状維持での破滅か。」
国王は何かを憂いる。その姿は何かを諦めているような悲しい笑顔が影に隠れて紅茶に映し出されている。
「オールラウンダー、君はどちらがいいと思うかい?」
その言葉を最後にコップを置いた。
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