32話 上司との話し合い
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夜の食事を食べ終え「さぁ!休もう!」とした時·····私の携帯から電話の着音がなった。
「はい。もしもし。」
『久しぶりだね?会社のアイドル佐島さんだよ?』
「あー。すいません。何処か頭を打ちましたか?間違い電話なら聞いてくれるところが·····」
『いや!ちゃう!!本当に用事はあるだけど!!だから待ってくれないか!?』
「あ。そうなんですか?良かったです。今すぐに医師に頭を見てもらわないと行けないかと思いました。」
『君。時々辛辣じゃないか?もう少し上司に労わってくれないのかい?』
「上司様が仕事やプライベートにギャグを持ち込まなければ優しくなっていたと思いますよ?」
『··········無意識に言ってしまう場合は?』
「医師·····行きます?治してくれますよ?」
『嫌だよ!?注射が嫌いなの知ってるでしょうに!!』
「大丈夫ですよー」
『言葉に感情が篭ってないんだけど!?』
「はぁー。それで今回電話したのは何なんですか?」
『む。君が振り回しているのに失礼な奴だ。·····と、今回君には私主催の裏の会議に付き合ってくれないか?』
「裏の会議?·····よくやる敵が集まるみたいな事ですか?」
『君の偏見には驚かされるよ。違うんですけど。運営陣には運営のための事をやならければならないでしょに。』
「はぁ。言っていることはわかりかねますが何を?」
『なんで分からないんですか!?とにかく!!それを会議で決めるんですよ!!イベントやら特殊クエストやらやら一般人に飽きないような工夫を考えて行きたいと!!』
「みんなはどうなんですか?」
『ははは!!私が根回しをしていないとでも?君が最後だ!!君が一番·····いや。三番目ぐらいに面倒臭い奴だからね。』
「なるほど。一番面倒臭くなるように努力しますね?」
『そこを努力しないで貰えますか!?これ以上すると過労死しちゃうんですけど!!』
「何処で開催されるんですか?」
『··········話。振り回しすぎなのはどうにかならないんですか?』
「えっ?」
『えっ?じゃありませんよ!?えっ?じゃ!とにかく!!明日午後の3時に集まってくださいね?ちょー重要な事があるので。さらば!!パチ。プープー』
「それ。言葉で言います?」
『む。なぜにバレた。じゃな!!諸君!次はアバターで会おうぞ!!』
プープープープー
という本当の切れた音がなり、一息吐く。
本当に元気な人だ。私ではあそこまでキレッキレのツッコミを出すことは出来そうにない。
あの人の鳥柄は周りを元気にしてやりやすい環境にする所か?
そういう上司で良かったよ。苦労を掛けられるしな。
「どうでしたか?」
そんな事を一人で考えていると私の声に気づいたのかリビングのドアの向こうから来たらしい。
首を傾げている所に内容までは流石に遠くて聞こえないか。
「なんか楽しそうじゃったの。」
「そういう訳でも無いんだがな。」
今回、裏の会議とやらに呼ばれたが魔法少女に関してか?それとも·····特殊な事態か。まぁ。その時になるまで分からないが。
「ちょっと上司から電話がかかって来てな。」
「はっ!?もしかしてパワハラとかですか!?」
「違う!ヒスイ!それを何処で覚えてきたんだ!?」
「さっきお主のぱそこん?とやらを見ていたぞ?なんでも面白いのがいっぱいあるとかでの。膿も少し見させてもらったのじゃ。確かに面白かったの。」
「私が電話をしてる数分で何してるんだ!?」
世間知らずのお姫様方はどうやらプライバシーという物が欠落しているらしい……
恥ずかしい写真を見られるのは困る!!二重ロックにしてるし恥ずかしい写真はその上に一つロックしてあるはずだから平気なはず!!
まじで不安ではあるが!!
「まぁ。良いでは無いか。趣味は必要じゃろう?」
「そ···ソウデスヨ。趣味は必要です。」
「はぁーさっきも言ったが違うぞ。明日の午後の3時から会議に呼ばれてな。」
「3時に?なぜ3時なんですか?」
「そこはなんとも。多分向こうの予定が合わなかったか、寝てないかのどちらかだろう。」
「その二択しか無いのじゃな。」
ミルミは上司のことを哀れむような目をしている·····あぁ。私も思うぞ。上司になっていい事など無いからな。
お金が上がるから上に上がっておいで。と言われてもその倍の仕事が増えると分かっていれば誰だって動くことはないと思うぞ。
「3時から居なくなるのですね。」
「そうなるな。その間どうする?多分3時間ぐらいで終わるとは思うがその間は家にいても暇だろう。」
「確かにそうじゃな。どうするかの。」
「あ。なら、さっきパソコンに書いてあったゲームセンター?という所に行ってみたいです!」
「分かった。こっちの世界なら向こうの世界よりも私も安心出来るから良いぞ。ただゲームセンターに行くためにはここから二駅電車に乗らないと付かないぞ?」
「ムムム。よく分からん単語がいっぱい出てくるのじゃ。」
確かに。初めての子は次の駅に行くだけでも不安だよな。
私も小学生の時は二駅先が魔境かなんかだと思っていた人だからな。
「魔法を使います。帰りは電車になるかもですけど。」
「気おつけろよ?見つかったら逆戻りになるからな。」
「はい!気合を入れて遊びます!」
「少し·····間違っているような·····」
まぁ。いいか。出来ることを少しづつして知識や経験を育てればいつか役になる時は来る。まぁ。ゲームセンターの知識や経験を積んでも何処で使うかは分からないが·····
「ミルミ。ヒスイのことを頼む。」
「うむ。頼まれたが、なんともないように見えるのじゃが。」
「·····意外と天然だからな。全く知らないところでコケたり、道に迷ったりする。」
「··········お主····それを先に教えてくれぬか?ゲームセンターとやらに、つかんでは無いか。」
「行きは少し時間がかかっても着けばなんとかなるが帰りはキツイぞ。見つからなければ·····寒いし。」
「··········了解した。」
二人でヒスイを見ながらそれぞれの感情を見せる。
ある意味感情が乱れている場所だな。
さて。ヒスイのことに関してミルミに釘を刺したのでこれくらいで良いだろう。
ふぁー〜。さて。そろそろ眠くなって来たな。少し書類の仕事をしたらさっさと寝ますか。
「お前らも早く寝ろよー私は先に寝てるからなー」
「はーい!」
「分かったのじゃ。」
はぁ。やることいっぱいだ。楽しいから良いが。楽しくなかったら上司を殴っていたかもしれない。あ。そう言えば上司にリラックス出来るお香でも買おうか。あの人も中々のブラックだからな。
·····さてさて〜書類は·····ん?何だこれ?『 トロール村の破壊のクエスト 』。なんか···物騒だな。しかもゴブリンじゃなくてトロールか。レベルも高いだろう。今の私たちでも二体同時に倒せるかどうかの強さ。
これを許可をするにはもう少し全体のレベルが上がらないと出来ないよな。でも。ここの書類に来たということは会社の方では決定事項という事だろうし、上司に聞いてみるか。
さて。次は···『 神聖神殿の泉の正常化特殊クエスト 』??
···なになに。光魔法で水を綺麗にするか、道具を使って綺麗にする。までがクエスト内容で、そこから·····しかしそこには沼のスライムがいて?そいつのレベルが「 ぶぅぅぅーー!! 」レベル35!?勝てるわけ無いだろ!?えぇーこれも入れるのか。批判殺到だろうなーー
さて。次が最後にするか。なになに。『 緊急クエスト王国近くのイノシシを倒せ!!』
··········。どうしよ。私達倒しちゃったよ。今ストージに入ってるんだけど!!····じょ、上司に言わないとやばいよな?なんて言えばいいんだ!?まさか「つい出来心で倒してしまいました。」とか「向こうから攻めてきたので倒してしまいました。」とか言える訳ねぇーじゃん!!
どうするよ!?これ許可したら一週間後には始まるよな。そうしたらみんなイノシシを狩ろうした瞬間にクエストクリアーで終わでちゃうよ。よく分からない終わり方しちゃうんだけど!?
「はぁーマジか。仕方ない。正直に上司に言うしかないか。結局遅れさせようにも判断が遅いと三週間後には強制的に始まってしまうし。何故こうなったんだ。」
うん。やっぱり言わなくて良いかな。
イノシシ美味しいかな?
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誤字脱字を修正しました。




