10話 ステータスと少女との戯れ。
メリークリスマス!!
皆さんサンタさんからプレゼント貰いました?
私は楽しい雰囲気を貰いました。笑
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薄味だった料理を食べた後、一旦ログアウト。現実の方で料理を食べる。
今回はちゃちゃっとした食べ物。パンとジャム。スープに春巻きのようなもの。
お粗末すぎたか?とも思ったが美味しそうに食べているのを見て安心安心。
料理を食べ、少し休憩し再度ログイン。
場所はさっきまで食べていた店の真上。3階。どうやらここは飲食店件民宿だったらしい。
ここにはベットと机にタンスのみ。簡素ではあるが私としてこれも結構良かったりする。ごちゃごちゃしてない分。
「おはようございます。ルース」
「会ったばっかりだろう?」
「ム。いいじゃないですか。」
君達。疑問に思わないか?ある部屋で二人で1つの部屋。しかもベットは二つあるが女の人に取ってはプライバシーがあったものでは無い。
·····のに。一緒なのだ。ゲームの世界だが。
初めは分けようと言ったがお金が勿体無いとヒスイが拒否。何故?と質問をする前に支払いが終了。その流れで今に至る。
「そういうものか?」
「そういうものなんです!」
「そうなのか。」
「はい!」
·····爺さんには分からんよ。
民宿をでて散策。だが見るべき所はあらかた見たので近くの噴水で少し休んだあと、フィールドに出ることが決まった。
そして私はある事に気づき、噴水に座ってタッチパネルを頭の中で操作。ステータスを表示。
ステータスは基本的には変わらない。能力も職業オールラウンダーのせいか全ての基礎がオール50。
スキルも今は特に無く。シーて上げるとすれば今回歩いたことによって“ 足腰強化Lv1 ”や“気遣いLv1 ”などおじさん臭いスキルばかり。
それ以外だと剣術や料理なんかも取れてる。こっちは使いやすそうなので嬉しいが。
それはそうと、ヒスイの方が結構凄い。スキル関しては初めはランダムで決まるため、幅の強弱が激しい。その中で魔法系ともなれば取れる確率は極端に下がる。
一つ目が100%···二つ目が50%···三つ目が20%···四つ目は10%···五つ目は3%···という感じで、その中でヒスイは3つ取った。
取った魔法は水、風、光。見ているだけで(ヒスイが)取りそうな魔法ばっかりだ。
それだけでも私としてすごいと思ったがそれ以外に高速回復というレアなヤツも取っている。
それと魔法職に付く人は元々備わっている魔力循環。特殊スキルで私も持っているストレージなどが上げられる。
それ以外にも合ったがそれはおいおい、あんまり待たせすぎるのは良くないからな。
ヒスイと話し、城門へ。
城門の近くは以外と賑わっていてこちらは露店が多い。そこを抜け更に奥に行くと門の前にいる二人の衛兵。そこに行き何処に行くかなどの簡単な話をすると直ぐにとうされる。
衛兵は懐に審議の監視という魔石を持っていて、悪人が来ると震えるようになるので直ぐに分かるらしい。現代でもそんなのがあれば犯罪者に取っては発狂しそうだな。
そのおかげで直ぐに出られたので文句はないが。
門を抜けるとそこは広い草原のフィールド。ちょくちょく野生の魔物が彷徨いていてギリギリ目視出来るぐらいの奥にはズラっと並んでいる大きな木。
初めての冒険にワクワクするような場所である。そしてそんな私も心の中ではなんだかんだ言ってワクワクしてしまう。
「なんか、楽しいですね!」
「あぁ。ここから私達の物語が始まりそうだ。」
白い鳥が頭上を超えていく。きっとこの鳥も大きな世界を見るのだろう。
ゲームの世界だからといって綺麗事ばかりでは無いのかもしれないが、せめて開発者側として楽しんで頂けるように頑張れることは頑張ろう。
「さて。先ずは魔物討伐だな。」
「魔物討伐ですか?」
「あぁ。今回は先行体験みたいなもんだからな。後で来ても一〜二回程度。それ以降は他のプレイヤーも現れる。そうなると·····」
「出来なくなる·····でしょうか?」
「合ってるぞ。ヒスイ。別に皆より早く強くなりたい!という訳では無いが、強い事に越したことはない。それに·····」
「慣れておいた方が良い···ですよね?」
「あぁ·····ヒスイ。」
「なんですか?」
「私の思考を読んでるのか?」
「勘です。」
ニコッと笑いながら意味を教えてくれる。勘で当てられるのも何だか負けた気分。
「行こうか。」
「はい!」
草原のフィールドを散歩気味に歩く。当然近くに魔物が現れるが私は剣で流しながらヒスイの魔法が完成するのを待つ。
「ウォーターボール」
詠唱が完了したらしくそれを魔物の顔。鼻と口を覆って呼吸を出来なくする。そうなると段々弱くなっていき白い光になって消える。
「あのールース」
「なんだ。」
「やり方がキツイです。」
「··········もう少しの辛抱だ。」
これは改良の余地が有るな。余り現実と同じという事にはしなくていいだろう。
私達はちょっと心にしこりを残して魔物討伐を終わるのだった。
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