市街地
行く当てもない俺は、とりあえず行ったことのある場所に向かうことにした。
「腹減ったから軽く菓子でも食うか?」
横にいる少女に向けてそういうと、
「私はおなか空いてない」
と言っていたが、その直後に少女の腹が鳴ったので、強がっていることに気づいた
「強がってもいいことないぞ。ほら食え。」
俺はバッグにあったポテチを少女に渡し、自分はチョコを取り出して食べ始めた
コンビニに行こうにもこんなに暑く、日数も過ぎていたら弁当やパンは間違いなく腐っているだろう。
そしてライフラインが止まるのも時間の問題だ、水は日に日に出にくくなっている
チョコを食べ終え、少女もポテチを食べ終わったことを確認して、俺は市街地に向かって歩き始めた
そういえば市街地に俺が前寄ったことのあるスーパーとコンビニがあった。
カップ麺でも残っていればと思い、俺はスーパーに入ったが....
「なんだこの状況...」
スーパーの状態は最悪だった。
普段あってはいけない場所に商品棚が倒れていて、ゾンビどもは粉々になって全員死んでいる。
ましてや商品棚が原形をとどめないくらい壊れているのを見て、人間ができることではないことに気づいた
「こんなひどいの...はじめて...」
少女はそんなスーパーの状態を見て絶句していた。
「ああ、同感だ。」
もちろんそんな状況で商品なんか見る余裕もないと思った俺は、その場を後にした。
すでに殲滅されているのか市街地にゾンビは確認できなかった。
死体は確認できたが、動いているゾンビにはまだ遭遇していない。
「なんだ...あのコンビニまだ電気がついてるぞ」
俺が前に行ったことのあるコンビニに目を向けると、まだ電気がついていた。
コンビニの中に入ると、まだ綺麗で、荒らされた形跡が見当たらなかった。
しいて言えば壁にナイフが突き刺さった跡が残っていて、地面には刺さっていたであろうナイフが床に落ちていた
「少しだけ、ここで休憩するか。」
俺がそういうと、少女は奥の休憩室に入っていった。
一応ゾンビどもがいないか確認するために裏口に行ったが、地面に残ったタイヤ痕が目立つのみでゾンビは確認できなかった。
「閉めとくか。」
俺は裏口のカギを閉めて、商品棚をそこに置いた
さらに入り口の自動ドアの自動開閉を切り、自動ドアにも商品棚を設置する
「さて、飯もあるしここでしばらくは行けそうだな。」
俺は銃と弾が大量に入ったバッグをカウンターに置き、冷蔵庫から二人分のジュースを取り出して休憩室に入った。
少女にジュースを渡し、一息つく。
「お兄さん、疲れたね」
ふと、少女が俺につぶやく。
「疲れたけどまだ頑張れるぞ。お前を守ってやるくらいの力は残しておかないとな。」
カッコつけるために俺はそう言ってみたが...
「あはは!お兄さん変な人~!」
少女には笑われる始末だった...
「ふっ...楽しそうならよかったよ」
いまだに笑っている少女の頭をなで、俺は椅子に腰かけ目を瞑った。
__そうはいっても...さすがに疲れた....
目を閉じるとすぐに、意識は夢の中へと導かれてしまった......
自分的には少女は12~13歳くらいのイメージ
で気が強いキャラかな




