……報告会のスタート。
「さて、夕飯を食べよう。1つ提案なんだが、夕飯のときに報告会を開くのはどうだろう。ほら、みんなで動いているうちはまだいいけど、個人で動くようになったら、知らなかったことが気付けるし。」
何かあったとして、知らなかったら困るし。
「面ちゃん、賛成!知らないことがあったら困るしね!勝君はどう?」
いつの間にか、天音は勝のことを「勝君」と呼んでいる。本当にいつからだ?
「俺も賛成!情報交換できるしな!氷川はどうだ?」
「……問題ない。」
じゃあ決まりだ。
「夕飯を食べてくれて構わない。まず、僕からかな。」
各自夕飯を食べながら報告会をする。
「今日は、山に行くとき、庭に謎の扉を見つけた。おそらくルカリオが作ってくれた日本とのワープホールかと思うが、明日帰るときに確認してみようと思う。」
それと同時に、ルカリオに確認しないとな。
「次は俺!言い忘れたんだけど、本屋のおじいちゃんから書籍交換券もらった。1人1枚ずつあるから、後で取り来てくれ。」
これで本買えるぞ。
「了解です!私からは、パワシ(パワーアップ・シティ)のスーパーのお弁当の栄養バランスが悪いっ!ということで、次のお給料日から、私たち女子組が料理作ります。1人1ヶ月20000円支払いしてもらいます。その代わり、とびきりおいしいご飯作ります。」
「手作りの食事か!俺、普段カップラーメン食っているから、手作り久しぶりだ!」
君はなんという生活をしているんだ。
「氷川はなんかあるか?」
「……強いて言うなら普段私は、今日みたいに覚醒しない。」
だそうだ。
「これで報告会を終了する。食べ終わったら、……歯ブラシ買いにコンビニ行こう。」