本屋の面接(?)
僕たちは、今本屋に向かっている。1番近いのが本屋で、次に居酒屋、最後にスーパーに行く。
「本屋、おじいちゃんが切り盛りしているらしいな。魔法が使えるからいいんだろうが、大変だよな。」
「そうね。ところで面ちゃん、本屋さんで研究書物買わないでね?」
「もちろん。」
天音に話しかけたら、やっぱりそう言われた。ここの世界の書物、読めるかな?
「面ちゃん、ここじゃないか?」
勝が積極的に携帯のマップを開いて案内してくれていた。
「名前も正確だし、住所もここだし、問題ない。入ろう。」
4人、ゾロゾロ店内に入った。
「「「こんにちはー!」」」
相変わらず氷川は無言だ。
「こんにちは。僕たち、今日はどうした。」
優しそうなおじいさんが店番をしていた。最新のレジじゃなく、銭湯みたいな感じで会計とかしていた。
「バイトの面接に来ました。ちなみに、化学系の本はありますか。あと、地学も。」
「あるよ。じゃあ、君たち、採用だから、明日からよろしく。えーと、とりあえず、エプロン渡しておくよ。」
奥から、4枚「⑨書店」と書かれたエプロンを持ってきた。
「名札は魔法で作っておくから。パソコンより、魔法の方が簡単だからねえ」
「わかりました。私たちはこれで失礼します。ありがとうございました。」
「「ありがとうございました。」」
あっさり採用、明日からの勤務が決まった。
「次、行くか。本は給料が支払われてからにしよう。」