新居に到着!
またバスに乗る。バスの中で僕たちはいろいろ話していた。
「広いって言っていたけど、どのくらい広いんだろう?」
「別荘くらいじゃない?ほら、ちょっと広いログハウスみたいな。」
そのくらいかな。そうだといいな。ほら、山がついているからにしろ安いからさ。
「……だとしても、屋根裏は小川君の研究部屋。」
「お気遣いありがとう。勉強机が必要になったら、裏山から木を切り出して作ればいい。」
「バス降りるぞ!」
ルカリオの声でバスを降り、ギルド前バス停から歩いて3分。ルカリオが大きな屋敷の前で足を止めた。それにしても、この世界の家の引き渡しは早いなぁ。
「面ちゃん、ここなの……?」
「嘘だろ!面ちゃん、広すぎるぞ!」
「そんなバカな……。」
「……」
僕たち一同息を吞んだ。いや、ほんとにここか?
「そう思い込むのはまだ早い。ルカリオ、着いたの?」
「うーん、住所的にはここなんだよな。鍵をさすか。」
どうやら住所的にはこの大きな屋敷らしい。しかも、鍵をさしたら開いてしまった。じゃあ、ここだよな。
「ここだ。このくらい広いと思わないよなあ。俺もここだとは住所でだと思わないもん。
パワーアップ・シティの中で一番広い豪邸だと言えないよなぁ。」
え、マジか。掃除大変だな。
ドアが開き、ゾロゾロ中に入る。いや、本当に広いな。
「まず、リビング荷物を置いて来て。それから、裏山に集合!」
それぞれ、日本から持ってきた荷物をテーブルの上に置く。僕と勝は体操服、天音と氷川は冒険服があるから汚れても問題ない。運が良いな。
「ねえ、面ちゃん、広すぎない?」
「天音もそう思うよな。なーんか、掃除が大変なんだよな。」
「面ちゃん、天音、置いてくぞ!」
「「あ、待って!」
1時間あれば裏側に行けるような大きさの裏山に来た。
「これから魔法を出す。まず先に、特別永住者としてこの世界での不死の力を授ける。また、元の世界で生命が尽きた場合即無効になる。では授ける。」
ルカリオが謎の詠唱を唱え、腕を上げ、人差し指を伸ばし、そこにたまった光を僕たちに向け、発射させた。
「これで、ここにいる間は不死になる。次は面太郎の魔法を出す。




