いろいろ配布!
頑張れってなんだよ!自分で送り込んで、損がありすぎだろ!
「まぁ、そんなにないからな。14枚とかまだ少ないだろ。」
そう、この書類は14枚あるらしく、ほとんどが署名系。署名多すぎだろ。
「面ちゃん、俺は、もう書き終わったから頑張るんだ!」
「勝、大変じゃないの?」
「おお、そう呼ぶの?」
あ、しまった。
「いや、いいんだよ。そう読んでもらえると嬉しい!だって、本当の友達みたいだからさ。」
そう言われると、嬉しいな。よかった。
「じゃあ、改めて答える。名前だけとかがあるから少し楽だったぜ!ただ、生年月日とか、出生地とかめんどくさいな。」
そうだよな。僕も、早く終わらせよ。
「面ちゃん、まだ?あせんなくてもいいけど、私たち終わったからね。」
おっと、氷川も天音も終わったのか。ゆっくり書きすぎた。
「ちょっと待って。すぐに終わるから。」
最後の方は雑にしてしまった。あーあ。
「よし、終わった。じゃあルカリオ、次へ進めてくれ。」
「うむ。書類のチェックは今から担当に、やらせるから、最後にハンコだけ。」
出来立てホヤホヤのハンコを口座の書類へ押す。
「これで書類は終わった。全部問題ないようだから、これから通帳発行等する。ちょっと待ってろ。」
そういって、ルカリオはどこかに行った。
「疲れたな!でも、これでここに住める!」
「でも、生活できるかな?」
「将来のための社会勉強になるよ。」
「……次はなにする?」
待つこと10分。ルカリオが、いろいろ持ってきた。
「はい、お待たせ。今から配布するもんがあるから。まず、身分証。磁気カードになっていて、住所変更等、ギルドにある、機械からできるから。住所は今はギルドになっているぞ。あとで、写真も追加するからな。次に、通帳、カード。銀行関係だな。あとはここでの携帯端末。お前たちの世界では使えないからな。それぞれ、希望の端末になっていると思う。そして、最後に、受給者証。病気になったり、ケガしたり、病院にお世話になるときに使え。特別永住者として特別に発行された。以上、配布物。必ず確認しろよ!?」
目の前に、自分の配布物がある。
「携帯電話の毎月の料金って、かかりますか?」
「いい質問だー!面太郎!かかるが、2ヶ月は無料だから大丈夫!」
マジかよ!
「初期設定とかは、家が見つかって、済むようになったらしとけよ!そうだ。大事な話、してねーや。ここでの時間は、お前らの世界の12分の1だから。つまり、面太郎、どういうことか説明願う!」
「つまり、1時間たっても、5分しか経ってないんですよね」
「そういうことだから、よろしく。帰る時間も気にしなくて良いからな!次は、服屋に行く。準備しろ。行くぞ!」