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ギルドへようこそ!
そう言われてついて行けば、大きな古そうな建物の前に来た。
「ここがギルドだから。」
ルカリオは、ズンズンと奥に進んでいく。カーテンをくぐったら、広い部屋に来た。
「俺の部屋だ。広いだろう。ここで色々な業務をおこなっている。今日やることは、まず、戸籍をつくる。書類がたくさんあるからな。魔法を出してから、冒険着を買う。最後に不動産屋に行って、ここでの家を買う。」
そう言われている間に、次々と書類が運ばれてくる。
「でも、僕たち、お金ないですよ?」
「そうだな!俺なんか、金欠だ!」
「そうよ。それに、お金の管理なんて、小規模しか……。」
「……。」
そうだ。僕たちは、日本円をお小遣い程度しか持っていない。
「大丈夫だ!一部ローン、あとはこちらで寄付する。」
一部って、それでもローンじゃん!