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「WHO? YOU?」


目の前の君に 問いかけていた


「誰? オマエ」


指で突いては


「誰、オマエ」


僕は 君じゃない


そうだろ、オマエ


君も 僕じゃない


君は、アナタだ



アナタの


いや


アナタと 思っていた 君の


背後の隙 突いたところ


僕に 振り向いて


その刹那


僕は 嗚呼


あー


嗚呼


ひどく 嘆いた


指で突いては


問いを投げつけた先には


紛れもない 僕がいた


僕は 君だった


違う


僕も 君だった


あー


嗚呼 どうしよう


あー


僕は 君じゃなかった なのに


僕も 君だった


あー


あー クソ


嗚呼


あー


クソ



君は僕で


僕も 君だった


君は アナタで


アナタは 君だ


僕は アナタで


アナタも 僕だ


君も アナタも 僕だ



僕らは


君で


君らは


僕だ


君らは


アナタで


僕らは


僕だ




分かった時にはもう雪は融けていた


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