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九死に一生を得る

俺、加藤晴也は走っていた。過去にないくらい全力で走っていた。さっき覚えたばかりの魔法を使って走っていた。俺の固有魔法「促進」はかなり便利な能力だ。移動速度を上げれるし、試してはいないが拳を振り抜く速度や蹴る速度すらも上げれるだろう。しかし、速度が早くなるだけで体力が増える訳ではない。つまり俺は疲れているのだ。なのに何故休まないのかと言うと俺は追われているのだ。勇者連盟の精鋭たちに。


「くそっっ。まいたと思ったのに付いてきてやがった。索敵系の魔法でも使ってんのか!?」


俺は体力に自身はある方だが流石に疲れてきた。

止まったら殺されるっっ。やべぇ。しかし、俺の体はもう限界だった。俺は転んでしまい木の幹に激突した。


「かはっ。」


全身が打ち付けられ、呼吸がまともに出来なくなる。もう手足を動かすことも出来ない。辛うじて目は霞んで見えると言った状態だ。


「俺は、…まだ…死にたく…ない…。まだやりたい事が…たく…さん…。」


すると精鋭の1人が言った。


「お前には同情するぜー。勝手にこっちに呼ばれて危険だから処分する。ひでぇ扱いだよなー。だがなー、俺たちもお前を殺さず帰ると処分されちまうんだよ。悪いが死んでくれや。」


あーあ、最後まで勇者連盟クソだったな…。まだ生きたかったな…。俺まだ17なんだぜ?これから恋愛したり就職したり、色々…。そう思うと悲しくなってきた。畜生…。


そして、終わりの時はくる。


「あばよ!!」


精鋭の1人が剣を振りかぶった。そして、剣が俺を切り裂く前に精鋭の1人が爆炎に包まれまれた。


「「!?」」


俺も精鋭たちも何が起こったのか分からなかった。爆炎が飛んできた方を見ると、少女が杖をこちらに向けていた。彼女がやったのだろうか。


「事情は分からないけど殺されそうになってる人を見殺しにはできないっ!!」


助けてくれたのか…俺を。嬉しい。すごく嬉しい。でも俺のためにこの娘が死ぬのはいやだ。


「俺のことはいいから逃げてくれ!」


俺は掠れた声で精一杯言った。

すると少女が言った。


「大丈夫だから任せといて♪」


精鋭の1人が言った。

「魔導師のお前1人で何ができるんだよ!お前もまとめて殺してやんよ!」


最後まで聞かずに少女が詠唱を始めた。


「詠唱をしてるってことはお前初級魔導師か?そんな魔法効くわけねえだろw

詠唱なんて待たねえよ!」


精鋭たちが一斉に少女へ襲いかかった。


すると少女は無詠唱で魔法を唱えた。詠唱を進行させながら。


警戒していなかったのか精鋭たちの半分くらいがもろに食らった。かなりの威力の火球を。


「なに!?詠唱はブラフだったってことか。なら警戒しつつ接近してやる」


そして、少女は詠唱を終えた。

たった一言呪文の名前を唱えて。


「ボルガノン!!」


広範囲高威力のチート級の魔法が放たれた。精鋭たちはこれにより全滅した。ただし、森の大半を消し飛ばして。


「あ、やばー、またやっちゃったよ。詠唱長すぎたかな。誰か来る前に逃げとこーっと。」


そう言うと俺を引きづって逃げた。

俺はその時もう意識はなかった。













前回からかなり時間が空きましたが投稿しましたw。文書がおかしかったり内容が分かりにくかったりとおかしな点がたくさんあると思いますが生暖かい目で見守ってください。

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