いや、展開早くね?取っておいた奥の手ここでもう使っちゃうの?作者、早くもネタ切れなの?
マジでごめん。こんな急展開にする気は無かったんだ......
「な....んじゃこりゃああ!?」
Lv. 674
HP 不明
MP 8000
攻撃 4750
防御 860
俊敏 2780
幸運1000
不運1000
アビリティ
《魂の狩場》《超速回復》《変形種の片鱗》《死者の不死性》《全力疾走》《ヘイト稼ぎ》《空中飛行》《空中遊泳》《詠唱短縮》《瞬間移動》《縮地》《威圧》《指揮能力》《謝罪術》《高等謝罪術》《土下座の極意》
アルティメットアビリティ
《超速成長》《無詠唱》《魔法記憶》《必死の命乞い》
スキル
《鑑定スキル》《盗賊スキル》
ユニークスキル
《鑑者の導き》《盗神スキル》《精神操作術》《再生》《隠密スキル》
アルティメットスキル
《鑑神に見定められた者》《粒子操作》《細胞操作》《時間操作》《色彩迷彩》
加護
《チョベリバ》《下卑た笑い》《死ねば良いのに》《HAHAHAウェルカム!》
これまたすげぇな....
「はい。マスターの考えを肯定します。それは邪神軍の幹部達を倒した時に得た経験値と、スキルとアビリティのようです」
「凄いな。奴らは戦士だ。俺ならば決して殺せなかっただろう.....」
しみじみと呟く俺に『否定します。マスターなら簡単に除去出来たでしょう」と顔を近づけるイエリを見て、俺はまた凄い。と呟いてしまった。
何が凄いかって?1人だけ土壇場でアルティメットアビリティ出すまで謝った奴がいることと、それを除去。と、まるで雑菌の様に扱うイエリの神経の図太さだ。
待っていれば復活した俺のために無意味に殺されたにも関わらず謝るなんて、相当怖かったんだな。
南無阿弥陀。
そして、加護が超気になるけど、まずはアビリティから行こう。気になるものだけ見ていこうか
アビリティ
《縮地》……光速の二段階上の速度で走れる。
うん。ごめん、光速の上に何があるかわからない。
つ、次行こうか。
アビリティ
《指揮能力》……現場の指揮管理が上手くなる。人を上手く扱える。士気を上げる効果的な方法が何となく分かる。
アルティメットアビリティ
《魔法記憶》……一度見た魔法を全て記憶する。記憶は次の使用者へ伝承できる。伝承した場合、その場で脳が処理能力に追いつかず、死んでしまう可能性がある。その為、ある一定の才能やセンスが無ければ伝承するのはリスクがある。
なるほど。奪った場合も記憶はついてくるのか。邪神の最高幹部なだけあって第七位階魔法まで入ってる。強すぎかて。
アルティメットアビリティ
《必死の命乞い》……たいていの事は許されるようになる。具体的に言うと、狂信者の前で神の像に唾を吐いてから壊したり、父親の前で娘と嫁に手を出したり、その国の国王を殺してしまっても、本気出せば許される。
いや、かなり範囲広いな。もう、大抵の事どころか何しても許されんじゃん。
実は1番強いんじゃね?これ。
……これを使って尚殺された幹部は本当に不運だったな。きっと相当不運値が高いんだろう。
『私の不運力は五十...三万です』
続いてスキルかな。
ユニークスキル
《再生》……無機物ならば基本何でも。しかし有機物ならば記憶以外の全てを戻せる
エクストラスキル
《時間操作》……戻せはしないが、止められるし、早くも遅くも出来る。対象は選択できるが、選択しなければ世界ごと影響を受ける
つよっ!
《再生》と《超速回復》何が違うのかと思ったら他人にも使えんのかよ。
つまり俺は自分はほぼ死なず、他人は生き返らせる力を手に入れたわけだ。
そしてエクストラスキルの《時間操作》で殆ど攻撃を与えることすら不可能だろう。
チートかっ!
元からチートな骨だったけどこんなもんチーターで収まらんわ!
キバ丸出しのオウ様もビックリだわ!
なんでぇやっ!
さてさて、では何となく1番気になってた何の役に立ってるのかも不明な加護、いきますか。
加護
《死ねば良いのに》……邪神の加護。悪夢を見る。ふとした時に愚痴が聞こえる。戦ってる時、何となく相手の背後で挑発してくる。何で僕達は静かに暮らしてたのに殺したの?僕はみんなの為に人類には手を出さないで、本当に危ない時は手だって貸したし。確かに僕の部下には少し気の荒い者もいるけど、悪い事したら謝れる良い子達だよ?そりゃあ、邪神の部下なら悪い奴って思うかもしれないけど、それは偏見だよね。しかも今回僕たち関係なくない?何でわざわざ僕の部下を殺したのさ。 ps.美の女神ダグラク神の教会って所の祭壇にブリタニア王国の苺大福を備えてくれたら許しても良いよ。言っとくけど、おかまじゃないから!勝手に美の女神って呼ばれてるだけだから!
長。読む気失せたわ。暇な時読んどこう。
加護
《HAHAHAウェルカム!》……創造神の加護。自分の選んだモンスター(人類など、全生物対象)を進化させられる。人数指定はなし。ただし創造神の財布に入っている神コインを使って神っぽいことをするため、使いすぎると創造神が泣く。ども!創造神だよ!!君、聞いたよ?あれなんだってね!めっちゃ人のステータス盗んでるらしいじゃないか!だから、君が今日から盗神だ!!これは私からの神進祝いだ!好きに使ってくれ!
長。読む気失せ.....ファッ!?創造神の加護!?
えーなになに?ふむふむ...む?
……
つ、強い。いやもう強すぎる。
よし、試しに俺を強くしよう。
多分今までの感じだと......
強くなれ強くなれ強くなれ強くなれ....
…………
……
…
ダメでした。はぁ。おとなしくイエリに聞くか。
「おい、イ──」
「その前に、やり方を教えますので、まず私を強化してください」
お、おう。かなり食い気味だな。俺の心を聞いてるから理解してるのはわかってたがぐいぐい来るな。
「じゃあ、やるから教えてくれ」
「念じます」
「何て?」
「強くなれ。と」
「やったよ。もう」
まったく。また知らないのか?まぁ、神の力だししゃーないかな?
「良いから良いから、やってみましょうよ」
俺の服を正面から少し摘む。
「ダメ...ですか?」
ぐぅ....あざとい!
こういう可愛さがあるから嫌いになれない。
と言うか大好きだ!
「もちろん。いいさ」
さぁ、言ってしまったものは仕方ない。強化させてやろうじゃないか。
強くなれ強くなれ強くなれ強くなれ強くなれ強くなれ強くなれ強くなれ強くなれ強くなれ強くなれ強くなれ
そこで、文字が浮かぶ。《個体名『女神アウラ』を強化しますか? yes/no》
もちろんイエ......ん?
ちょ、ちょっと待て
「なぁ......アウラ」
「はい?....あ..........」
絶句。ただただ絶句した。
「……」
「……」
そのまま時間は流れる。
思えばおかしいよな。
何かやたらアウラを美人だなんだと褒めまくるし。
俺の能力がこれからどうなるかわからない。と言うくせに情報は沢山知っている。まるで見ていたかのように。
転生したことは知っているし初期能力も知っている。本崎が作った能力を知っているのにどれくらい成長するかわからないってのも謎だ。
少し前の事になるが、2人とも本崎のこと嫌っているようだったし。
そもそも、スキルが所有者に対して自由すぎる。
そして強すぎる。
邪神の強さは知らないが、第三位階魔法では邪神の最高幹部は倒せないはず。その為にはもっと上の魔法が必要になるはずだ。
なのに女神がそんな理不尽な理由で力の使用を許可するなんて都合が良すぎる。
そりゃあ自分で許可出してんだ。どんな強さにもなるだろう。
名前もな。言われてみれば分かったよ。イエリ、何て名前アウラ、から一文字ずつずらしただけじゃねぇか。
なるほど。最初っからカマかけてたのか。
まぁ、確かに。俺の強さは異常だ。まだ実践していないがわかるよ。こんなの。
その異常な存在を野放しに出来るわけないか。
じつは、創造神の聞いたよ?ってのも何処から聞いたか考えてたら何となく予想ついてたんだ。
さっすがに女神だとは思わなかったけどな。
所詮そんなもんか。
まぁ、元々俺も見た目に惚れてるわけだし、あんまりこういうこと言えたもんじゃないけど。
何だろう。なんか、あれだな。なんか、泣きそうだな。ちょっと、だけど。
「マスター。その、私は本当にマスターが好きで。だから、付いてきてて.....」
「んー。ならさ、何処が良いの?」
「え?」
ほら、答えられないんじゃん。
元々、そういう事言ってくれてたけど、何処か素っ気なかったんだよな。スキルだし、そんなもんかって思ってたけど。人格がきちんと確立されてるってわかってからだと余計悲しいな。
「……マスター。でも本当に好きで、その」
イエリ....女神アウラの赤く染められた頬を雫がなぞるように通過する。
「おいおい、お前が泣くなよ。泣きたいのは俺なんだぞ?」
「でも、でもぉ......」
「あのな?イエリー..じゃ、なくてアウラ」
「はぃ....」
アウラは未だ止まらない涙を必死に押さえつけながら俯く。
ショボンとして見える前髪は、顔を見せまいと必死に隠す。
「それが、その涙が本当なのか演技なのか。今の俺には判断がつかないから、どう接してやれば良いかわかんない。....でも、一つだけわかることがあるんだ」
俺は思いっきり。ステータスの上がった攻撃力でそれはもう思いっきり、自分を殴った。
ゴンッと鈍い音が響く。金属バットで車叩いたような音したぞ?
例えが悪いな。ひたすら硬いもの同士で、
ほこぉたてぇ!(エコー
した感じだ。
余計わからんって?気にすんな。
「.....あぶねぇ。骨だから防御力低いの忘れてた....頭蓋骨吹っ飛ぶかと思った」
「あの、あの。え、と、え?あの?」
洞窟中に響くほどの音にアウラも思わず顔を上げる。
「良いか。アウラ、よく聞け」
俺はアウラの顔面ギリギリまで近づく。骨じゃなく、唇があるとすれば触れているほどの距離だ。
「どんな事情であろうとも、女を泣かせる奴はさいっていだ。人間のクズだ。あ、いや今人間じゃないけど」
「え」
アウラは常に溢れ続ける大粒の涙を気にすることも無く俺の目を....正確には普通は目があるところを、みる。
そして、と続けて自慢げに自分の胸を叩く。
「可愛い可愛い俺様を泣かせるお前もクズだ!」
「えぇ...」
今度は涙が止まりそうだ。一歩引いてる。
「だから、時間をやる。お前が本当に俺に何かを感じているにせよ、あくまで見張っているにせよ、お前が裏切らないと言う条件一つあれば俺には事足りる」
「……それは、どういう事でしょうか。マスター」
俺は少し顔を離してから、む?と、首をかしげる
「察しが悪いな、お前らしくもない。お前を信じられるようになるまで、執行猶予をやると言っているのだ」
その言葉だけで満足したのか、アウラは顔を上げ、再び涙を流す。両手を合わせ、祈るように泣き出すアウラの肩に手を回し、共に岩に腰掛け、泣き止むまで待ってやった。
思ったより早い事で、10分程したら泣き止んで肩に置いた俺の手をさすっていた。
そして、俺が乱暴に頭を撫で回すと、まだ頬が赤いのが見えた。きっと、それだけ泣いたんだな。
……少しニヤニヤしているように見えたが、ほって置こう。
「さて、ではサラの所に戻ろうか。イエリ」
悩んだけど、呼ぶならこっちの名の方がこいつにしっくり来る。
「あの、マスター」
「何だ?」
俺が振り返ると、いつものふてぶてしい顔に戻っていた。
「早く、強化してくれません?」
「……」
やっぱこいつぶん殴ってやろうかな。
ネタは毎回書くとき考えてるから常に切れてるんだ!安心してくれ!
最初にためて無いと言っていただろう?(どやぁ
でも、ほら、ちゃんと今回の話で最強になったろ!?約束守っただろ!?