LV99 勇者。
私は政治を解さぬ男だ。
曲がったことは大嫌いで、卑怯を見るやにカッと頭に血が上る。一度仲間のカード遊びでイカサマをやられ、憤然とカードを焚火に放り込んでやったこともある。
その時は仲間から非難轟々。ゴブリン頭だの散々であった。
「オマエは一度切れると見境がなくなるよな」
と、一番の友にも呆れられたりしたがこの性分を変えようと思ったことは一度もない。
たしかに何度となく不都合に見舞われはするが、逆にこの性格であったからこそ、心からの信頼をよせてくれる者との縁を築くこともできたのだ。
私は自分のなかにある正義に反したりはしない。
我ながら青臭いと思うが、勇者と呼ばれるまでになった揺るがぬ信念だ。それを変えようとは思わない。
――私はそう思っていた。いままでは。
私は名もない小さな寒村に産まれた。
そこは峻険な山間に囲まれ、小さな海と奥深い雪に閉ざされた寒村だった。
毎日の食べ物にも苦労をしていて、幼い私も漁師である両親とともに、網を直したり漁具の片づけを手伝う毎日だった。
それでも、いまにして思えば愛情をたっぷりに受けて、しあわせな毎日だっただろう。
そんな平和な日々は、魔物の手によって崩壊した。
私が10歳の時、魔物に村が襲われたのだ。
その報せを聞いたのは、村へと続く道から慌てふためいて逃げてゆく馬車主からだ。
「オマエさんあの村の人間かっ!? あそこはもうダメだ! オマエさんも急げっ!?」
「村? ……村って、なにがあったんだ!」
「魔物だよ! 魔物の大群に襲われたんだよ!? ……でも、もうダメだっ。生き残ったやつはだれ一人いやしねぇ!?」
「ハァッ!? そ、そんなわけあるかっ!」
私は商人に叫び返した。すると「勝手にしやがれ!」と、商人はすがる私を振り払って、一目散に逃げ出した。弾かれた拍子に手から落ちたやくそうが泥にまみれた。
このやくそうは、風邪をひいた妹のために、森へと取ってきたものだ。
まさか、妹が……。
いや、そんなはずはない。そんなはずはない。
私はそう心で繰り返しつつ走りだすが、無情にも村から白煙がたち昇っているのが見えた。村はまさに地獄絵図だった。魔物は既に引き上げた後だったが、家屋のあちこちから火の手があがり、村民の四肢がぐちゃぐちゃとなった死体があちこちに転がっていた。
私はそれを見ないようにして、ようやく、家族の暮らす家へとたどり着いて――その場に崩れた。
そこはたしかに私の家だった。土台が無残に剥き出しで、焼け崩れていなければ。しかし、一番に衝撃を受けたのは、家族だった。
家の前には、妹をかばうようにして折り重なる両親が転がっていた。もう生命を宿していないと、すぐにわかった。私はそこにただ佇むことしかできなかった。
それから、私は街に出て冒険者になった。
ただの農民のせがれに他のに身の置き場はなく、好む好まざるとに関わらず、剣を振う意外に生きてゆく道は残されてなかった。
ゴブリンやコボルトなど、いまでこそとるに足らぬ雑魚だが、その頃は冒険者を喰らう怖ろしい魔物だ。
死が日常の一部として内在しており、いつ何時命を落とすのか。と、不安な毎日だが、しかし、私の不幸などごくありふれたものだ。
街の冒険者は、私と同様に故郷を奪われた孤児に溢れて、同じ身の上と、仲良くなった次の日に、その彼が魔物の住まう森で命を落とすこともザラだ。そして同じ仲間のフリをして、人の財布に手を付けてくる輩までいる。
私が彼らと違ったのは、ただ少しばかり人との巡りあわせに恵まれていたに過ぎない。とある高名な冒険者グループのリーダーに、私の身の上を明かすと同情された。彼もまた孤児だったのだ。
「オマエがよけりゃだが、ウチのグループに入らねぇか?」と、願ってもない誘いに乗って、私はその一団から冒険のイロハを教わった。
二十代の半ば頃に私はその一団から抜けた。リーダーが引退をして、オマエが頭になれ。と要請されたのを固辞した。
フリーで気ままな旅をしてたら、知らぬ間に私の冒険者としての名声は高まっていき、ついついおだてられるうちに、魔王などと呼ばれる邪竜を倒してしまった。
結果”勇者”という似つかわしくない称号を得て、私は女王陛下の元へと招かれた。
「よく、やりましたね勇者、クライス・ローウェルよ。貴殿の勇者としての献身は、国も民も永遠に忘れえぬことでしょう」
女王陛下のお褒めの言葉をいただいた。私は貴族の友に習った臣下の礼でうやうやしく首を垂れた。が、「ふわぁ~あ」と、大あくびをしたのは、女王陛下の隣に鎮座した王配殿下だった。
「あぁ? ご苦労だったな。ま、褒美を受け取って早く帰るのだな」
と、言い捨てて玉座の間から去って行く王配の姿に仲間たちは軽く舌打ちをした。
私は政治を解さぬ男だ――が、自分たちの立ち位置が微妙なものであることぐらい察している。
いまの宮廷内では混沌とした権力争いの最中で、女王陛下の権威というものが揺らいでいた。玉座に隠れるように鎮座していた、美しくも年若い陛下が蒼の双眸を憂いたように俯かせ「……此度は誠にすまぬことをした」と、頭を垂れられた。
「そ、そのような謝罪などおやめください!」
「いいや、おぬしの果たした功績に十二分に報いることができぬのは……すべては我の力不足にある。済まぬことだ」
「それには及びません。私はすでに格別な御計らいを頂いております故、これ以上を求める気持ちなどありません」
それは偽らざる私の本心だった。
平民の私が子爵という地位に預かり、ましてや辺境の地とはいえ、自分の領地をいただけるのに不満など抱こうものもない。
いまだ魔物が蔓延る世界にあって旅を終えるのは、守るべき家族ができたからだ。
いつも傍らで私のことを優しく見守っていてくれたエリーゼ。
彼女と安らいで暮らす場所ができるのなら、嫉妬に満ちた宮廷の争いになど興味がない。第一それに荷担して、なにを得ようというのか? 名誉や権力?
私はそんなものは欲しくもない。たとえ愚物と罵られようとも、誇りと沈黙をもって家族の安寧と変えよう。おそらく女王陛下もそれを願って、遠く離れた辺境の地を与えてくださったのだ。
「我からせめてもの心ばかりの贈り物だ。受け取ってくれ」
魔術の力がこめられた白銀に輝く宝剣を賜った。
陛下の心配りに改めて頭を垂れた――――
「そのような大事な物をどうしてただの娘っ子に与えてしまわれたのですかっ!!」
「まあまあ。落ち着けジョセフ」
陛下から授かった剣を、フレイという娘に与えた。
そう伝え聞いた時のジョセフの顔は見物だった。
あの丸顔が一瞬、唖然として固まり、まるで酩酊した猫みたいによろよろと机に手をついてしまった。私は笑いをこらえきれなかったのだが「笑い事ではありませぬぞ!」キッと振り向いたジョセフの顎肉をぷるぷると震わせてた。
「よりにもよって陛下から授かった剣を他人に譲るなど……このようなことが公にでもなったらどうなさるおつもりですかっ!?」
「私も後でしまった、と思ったのだがな。しかし、一度授けたものを返せとは言えぬだろう?」
「それでも取り返してきてください」と、まん丸な顔に大書してあったが、気づかぬふりをすると、世にも悲しいとばかりに悄然と肩を落とした。
まったく及ばぬ領主でジョセフには迷惑をかけている。
領地に赴任して10年と経つのに、私には貴族としての振る舞いは一向に身につかない。むしろジョセフの方が身についてるのではないだろうか。
ジョセフは私を武人として、尊敬してくれてはいるが、貴族としては落第だと思われている。いっそ彼が領地の運営をしてくれればいいが、冗談でも口に出そうものなら「爵位は譲れるものではございません!」と、顔を赤らめて怒るだけだろう。
私には領地経営の他にも、ひとつ大きな悩みを抱えていた。
それは我が息子――シャナンの教育についてだ。
シャナンは私に似ず優秀な子だ。
剣術や魔術の才はもとより、人の機微に敏感で頭も良い子だ。領地の経営にも積極的にかかわり、一を知れば十とし、十を知れば百とせん勢いだ。彼がこのまままっすぐ育てば、私より立派な領主となるだろう。
そんな優秀な息子なら悩みなんてない――はずだが悩みはシャナンの生き方の問題だ。
村が発展をせぬのは、私がおろそかにしてきた「貴族としての生き方」にある。
貴族というのは群れをなす生き物だ。金と権力があるものはそれこそデカイ顔をしてられるが、田舎貴族となればそうはいかない。
上級貴族をボスと崇めて、彼らが開くパーティに足しげく通いつめ、さんざんおべっかを使って権益を受けてるのが実情だ。
得てしてそういう付き合いを避けてきた。
その結果が村の現在だ。
気に入らないと思った相手でも、世辞のひとつやふたつも耳元でささやいて、お土産を得れば、停滞してる村の発展に、ひいては領民の幸せにもなる。
――そう頭では理解しているが、いざパーティの席になると心が逆の反応をする。
宮廷に蔓延る貴族を思い出してほとほと嫌気がさすのだ。
そんな青臭い感情を引きずったままではいられないのに……。
このままだと、シャナンにすべてを押し付ける結果になるだろう。
私は率直に言って、シャナンが傲岸な貴族として振舞うのも、あるいはおべっかを使うのも見たくない。だが、このままでは村は永遠に発展から取り残されて……。
「――クライス様、お仕事に精を出されるのもよろしいですが、そろそろ村へと視察に参りまぬと」
「ン? ……あぁ、そうだな」
ジョセフの具申に私は頷いた。どうも溜息をこぼしてたのを見られたのか、気が塞いでるのを察してくれてるらしい。私は晴々とした声を作り、
「今日はせっかくだし気晴らしに馬でも駆るか。ジョセフもどうだ?」
「もちろん、お供致します」
私たちは村へと視察に赴いた。村は常と変わりなくのどかだ。
こうした平穏が、いつともなく続けばよいが、と物思いにふけっていると、いつの間にやら子供たちに囲まれた。
彼らは一様にキラキラとした目を、私に向けてくれる。こんな篤い信頼を表してくれるのだから、その期待を裏切るワケにもいかないじゃないか、と思うと同時に「私は勇者などではないぞ!」と、大声で叫びたくもなる。
私はその両極端の思いを笑顔でかくして彼らに手を振ってやると、
ふと、気になる娘がいた。
彼女は子供らの喧騒から、いくぶん離れたところに佇んでいた。
その美しい鳶色の瞳や、整いすぎた美貌。それとこちらをつぶさに窺う、落ち着き払った雰囲気は子供離れしている。
どうも、子供たちにも遠巻きにされてるようだが、アレだけ整った顔立ちであったら、子供という枠には収まりきらず、ふいっと浮いてしまうだろう。
私は近くの太った少年に「あの娘は?」と聞くと、彼はなぜかギクリと身を固めた。
「あ、アレはフレイって言います」
「フレイ、か」
……やはりあの顔には覚えがある。たぶん私の不手際で馬が暴走して、危うく殺しかけた少女だ。
私は彼女に謝罪すべく声をかけると、さすがに驚いた様子だったが、後の応対のソツの無さには今度は私たちが舌を巻いた。
「ほう、オマエはゼリグの娘だったのか」
「はい。いつも父がお世話に」
なるほど。商売人の娘なら学があるのも頷ける。
罪滅ぼしもかねて、馬に乗ってみるか、と誘うと最初は遠慮していたが、脇に手を挟んで乗せてやるとぴたっと大人しくなった。しばらく山の稜線の美しさに見惚れつつ馬を走らせる。
「どうかな。高い所から望める村の景色は?」
「……ソーデスネ、景観が凄くステキデスネー」
フレイは笑顔でそう言ったが、どことなく声が固いし、頬をピクピクさせてる。どうかしたのか? と、顔を覗けば歯をカチカチ鳴らしてる。
あぁ、たぶん馬上で冷えたのだろう。ここの春先は初冬と同じぐらいに冷えるし。毛布でも持参すれば良かったかな。
領主館につくなり、フレイは両手を地に伏していた。聞けば「山の美しさに胸を打たれまして」と、その眉尻に浮かんだ涙をそっと拭った。
彼女は英雄の駆る馬に乗れたことよりも、見慣れきったテラネ山に感動したのか。と、私は少しく苦笑した。
いや、英雄視されるのを嫌がってたはずが、心のどこかでは、彼女に慕われることをどこか期待していたのだ……いざ期待通りの反応が返ってこなかったといってガッカリするなんて。虫の良い話しだ。
その時、私はふと思った。この娘をシャナンと引き合わせてみたら、どうか。と。
シャナンは同年代の子供を得てして遠ざけている。それは早く大人たちに自分を認めてもらいたい、という心の現れで、微笑ましくもあるができれば同年の子供と親しく遊ぶ姿を見ていたい。私もこれで彼の親だ。
だが、気難しい我が息子のことだし、ただ仲良くせよ、と言って訊くわけもない。
そこで一計を案じる――と、いえば大袈裟だが、フレイを訓練場に連れてくことにした。
以前から、シャナンには「剣の腕を磨きたいのです!」と、再々にわたって訓練場通いを催促されたが、まだ子供だから、とエリーゼに反対されて、つい最近まで立ち入ることを許してなかった。
そこに私が頭越しに、フレイをしかも女子を入れるとなれば「アレだけ僕には反対したのに!」と、なるだろう。この辺のことは私とて見誤らない。そのカッとしやすい所は、私譲りだからだ。
案の定、シャナンは怒りだし、フレイは「ど、どうしましょう」戸惑った視線をこちらに向けてきたが、私はむしろ煽ってふたりに決闘をさせるよう仕組んだ。
べつにフレイの剣の素養を見込んでなどない。戦ったら、確実にシャナンが勝ち、おそらくフレイは手痛い一撃を受けて、歳相応に泣くだろう。
その時には、私がシャナンを叱り飛ばすしてふたりの間を取り持つ……仮にも、勇者と呼ばれる人間がなんとも姑息な、と思わぬでもないが、これも息子のためだ。
「始めッ!」
戦いの火ぶたは切って落とされた。が、その戦いはお世辞にもスマートではない。
フレイは最初こそ不敵な顔でいたが、初手の突きを受けて意気がくじけたのか、反撃を加えるどころか、シャナンの緩まぬ攻撃を回避するだけに必死。すでに、息もたえだえで、肩が激しく上下させていてる。
これはしょうがない。正しくフレイは剣の素人だ。そもそも娘に剣を握らせるのに無理があったか。
……このまま怪我をさせるを黙って見てるのか。と、私も胸が痛んだが、ここまできて引き下がるワケにもいかず、願わくば怪我が軽い物であれば――と、目を伏せていたら、急にどよめきがあがった。
ハッ、と顔を上げると、驚きの中心はフレイだった。
彼女は突如として逃げ回るのをやめ、戦う寸前までの不敵な顔に戻ったのだ。
ただの苦し紛れの挑発か?
だれもがそう思っただろう。
しかし、逃げの一手に苛ついていたシャナンに挑発は効果が抜群だ。
シャナンは激昂すると、弓をギリギリまで引き絞るように身を屈めた。その構えは初手に放った神速の突きの体勢。小さな身体が引き絞れる限界へと達した瞬間、バネ仕掛けのようにフレイめがけて爆発的に跳躍した。
(マズイ! このままでは大怪我を!?)
と、私は飛び出しかけた。が、間に合わない! ダメだ避けろ!? と必死に願ったが、フレイはその場を一歩も動かない。
私は目に浮かぶ最悪の事態に言葉を失った、が――
ドサッ。
と、軽い音がして、地べたを転がったのは、シャナンだ。
シャナンはなにが起こったのか理解が追い付かないのか、呆然とした顔で、己の身体に乗っかる無傷のフレイを見上げていた。
だが、無理もない。その瞬間を見逃したワケでもないのに、理解が追い付かないのは、その場にいた全員の思いだ。
フレイは勝負を諦めたかのように見えたし、シャナンの牙突はこの日一番冴えていた。だが、加速度的に迫る一撃を、フレイは避けようともせず、右手の木剣を垂直に振り上げ、――なんとシャナンの突きを、かちあげたのだ!?
驚いたシャナンは、咄嗟に距離を取り後方に下がろうとした。が、フレイはそのスキを見逃さない。咄嗟に、右足を前に出して内股払いを見舞い、シャナンはあっけなく足を取られて万事休すだ。
……なんと、なんという手際だろう!
これは、相当の自信がなければ……否、自身の問題じゃない。少なくとも私には不可能だ。
なぜならシャナンの牙突を確実に払うのに、一瞬でもタイミングが違えば致命傷を負う。その迫る剣におびえもせずに向かう、凄まじいまでの度胸と精神力が有される。
その上、木剣を持つ右手右足を同時に突き出すなど、正気の沙汰とは思えない。
そんなことをしたら次の動作にかかるまで無駄に時間がかかるし、万が一にもシャナンが体勢を崩さずに次なる攻撃に転じてれば、コロッと勝敗が入れ替わるだろう。
ならば、なぜそんな手を用いたのか。
それは、おそらくシャナンに怪我をさせぬよう配慮したのだ。
……追い詰められたフリをしながらも、最後まで己の勝ちを確信していて!
私はその事実に戦慄をした。
なんという役者だ。
アレだけのことをやってのけながら、憎らしいまでの鉄面皮で「お見苦しいマネを」などと、謙遜までしてる。
私はフレイにかけられた言葉に、ふと我に返ると胸に襲ってきた感情に驚いた。
ソレは歓喜だ。
息子が敗れて喜ぶ親がいるか、と不審に思われるかもしらない。だが、息子に好敵手が――否、生涯の友を得たのを、喜ばない親などいやしまい!
「しかし、あの娘にそれほど見所がおありなのでしょうか」
「ジョセフもすでに聞き及んでいるだろう?」
「……シャナン様が、その、負けたと」
「そうだ」
ジョセフは苦み走った顔をした。
彼もシャナンを自分の孫のように思ってくれてるので、その事実は認め難いのだろう。
「フレイは大したものだよ。あの娘ならばきっと……シャナンを支えうる、大事な存在ともなろうものさ。だから逃さぬよう大事にせんとな。そのための頸木だよあの剣はね」
私は茶目っ気をこめて微笑むと、ジョセフは「ハァ」と、冗談かどうか、と測りかねているようだ。それでも、大丈夫だ。と、あの娘が傍にいれば、きっとシャナンは道を踏み外したりはしない。と、私は確信している。
私は久しく感じたことない満足を噛みしめつつ、椅子に身をゆだねた。




