表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仮想牢獄エル•スィーレン  作者: 八咫烏
第一部 第1章 転移したゲーマーは騎士になる!
8/17

第7話 鉄狼団vs超力騎士ジーク

「ここが団長、アルタリアのいる場所だ。」

ここは塔の最上階。

目の前には豪華な重い扉がある。

俺らは扉を開けた。

すると声がした。

「やぁ。ジーク。久しぶりじゃあないか。私だよ。覚えているかい?ま、アンタは騎士団から消えたから覚えてないかな?」

声の主はアルタリアだった。

すると、ジークは声を荒げ、こう言った。

「ふざけるな!この裏切り者が!」

ジークがそう言うと、アルタリアは、「裏切り者?なんて事を言うんだい!ジーク!裏切り者はあんたの方だ!一緒に世界を変えるって言ったじゃないか。それなのに!それなのにアンタは騎士団を離脱して、王宮に行ったじゃないか!」そう言った。

「確かに俺は騎士団を離脱したよ。でも、アルタリア、君は、いつからそんな風に変わってしまったんだ?君は、盗賊団のメンバーにしておくには勿体無い人材だろう。騎士団を離脱してしまったことに関しては、悪かったな。もう一度、一緒に世界を変えよう。そして、再び共に戦おうよ!」ジークがこう言った。すると、「共に戦う相手ならそこに居るじゃないか。レイヴンと言う名の、契約者(ディールプレイヤー)が。」と言った。

俺は一つ質問した。

「おい!なんで初対面なのに俺の名前を知っているんだ?」と聞いた。

すると、アルタリアがこう言う。

「騎士団さ。ナキカゼのな。アンタらがあそこに行った時、騎士団メンバーの中に鉄狼団のスパイを送り込んでたのさ。」

アルタリアがそう言うと、ジークは、「騎士団の裏切り者。お前を連れ戻す。俺らが勝った時は、大人しく仲間になれ。仲間になったら、仮想の果て行きは、免除してやる。もし俺らが負けたら、迷い人と迷い人隠しの罪で、仮想の果てに行ってやる。」そう言った。

「面白れぇ。乗った!」アルタリアがそう言ったので、戦う事になった。

アルタリアは素早く間合いを詰め、技を打った!

「ガイアクラッシャー!」そう叫び、メイスを振り下ろす。

すると、地面に亀裂が入り、亀裂が光った瞬間!

とても大きな爆発音。そして、酷い煙。

そして、攻撃を受けたジーク。

技を決めたアルタリアだが、反動で動けなくなっている。

その瞬間。ジークが反撃に出る。

「ブリザードバースト!」

氷結の力がジークの大剣に集まり、ジークが剣で薙ぎ払った。すると、氷の柱が地面から出てきて、爆発したようだった。

動けなかったアルタリアに勿論直撃した。

お互いフルパワーの技を食らったので、体力はもうない。

お互いに武器を構え、必殺技を出そうとしている。

「ガイア•メイスブレイク!」

「銀河氷結剣!」

アルタリアの攻撃で塔に亀裂が入り、ジークの斬撃で辺り一面が凍る。

お互いにダメージを与え、相打ちかと思われたが、ジークのみが倒れている。

「なんで!?相打ちだっただろ!」

俺はそう思った。

が、しかし、アルタリアが「子分共。よくやった。」

なんとアルタリアはジークの斬撃を子分に庇ってもらい、子分がジークを押さえてるところに一撃を叩き込んだようだ。

俺は思わず、「これがお前らのやり方か!卑怯だぞ!元騎士団の、騎士道精神が微塵も感じない!」

俺は怒りに任せ、アルタリアに抵抗するのだった。


第7話 鉄狼団vs超力騎士ジーク 終

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ