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回想ファイル1 ジーク

今回は回想回です。

ジークの過去について書きました。

〜ナキカゼ大草原のオーク戦の後、倒れる前〜


「なぁ、ジーク。お前って元々護霊だったのか?」と俺が尋ねるとジークは、「元は人間さ。死んだけど」と言われた。

俺はジークの過去が気になってしょうがなかったのでジークに「お前の過去、教えてくれよ。」と今考えるとだいぶ失礼な口調で尋ねてしまったなと思う言い方をして尋ねた。

するとジークはこう答えた。

「俺が死ぬ前のことなら答えてやるよ。」


〜時はジークが人間だった頃に遡る〜


「さぁ、今日も一仕事しますか。」

そう言って俺は魔物退治に出かけた。

まだこの時は普通の騎士団の騎士だったから特に注目を浴びたり、感謝されることはなかった。

今回の任務は草原に現れたグリフォンの討伐だった。

仲間6人と共に、苦戦しつつもグリフォンを無事討伐した次の瞬間!

「ゴウォーン!」その猛々しい咆哮はなんと土竜だったのだ。

皆が驚き、土竜に怯えていると、土竜の特徴的なダイヤモンド級の硬い頭をこちらに向けてきた。

「皆!避けろ!」俺は咄嗟に叫んだ。

ほとんどの仲間は避けることが出来たが、あまりの迫力に圧倒され、動けなくなっていた奴を助けた仲間が巻き込まれてしまった。

俺は突進後のスキに攻撃したものの武器は弾かれてしまった。

「俺は...無力だ...」そう悟っている内に仲間がどんどん死んでいく。

俺は何も出来なかった悔しさと、仲間を失っていく感覚に、怒りを覚えた。

俺は大剣を構え、全ての想いを力に変え、そしてその力を込めて大剣を振り下ろした。

すると、想いが届いたのか、氷の刃を纏った大剣になり、それにより土竜のダイヤモンド級の頭をかち割ったのだ!

すかさずジークはもう一度攻撃を与え、土竜を撃退することが出来たのだ。

このことはジークの居た町中に広がり、町の英雄と称され、ジークは今までにない感動を得たのだ。

そして、国の国防最上級騎士に任命された。

国の国防騎士どもは皆、下級竜種すら倒せない無能ばかりだったので、実質、国の中で最も強い騎士となった。

そうしてジークはサファイアのような色合いの王家の鎧に加え、王家の紋章が手に刻まれているガントレット、上級騎士のエレガントな模様の入ったブーツ、太陽神の力があるとされる究極の鉱石、ラーサシャイン製の大剣が俺に送られたのだった。

そうして、より一層仕事に励むこと3週間後、ある事件が起きたのだった。

〜次の日〜

「!?、なんだ!この地震は!」俺はそう叫んだ。

その瞬間、謎の地震の真相がわかる。

「幻の暗黒龍 出現!騎士団は直ちに出撃準備を!」

俺らは時が止まった。なぜなら...

暗黒龍は1000年に一度姿を現し、その時の国家を壊滅させると言われているドラゴンだからだ。

俺らは直ぐに城を出たが、既に城下町は壊滅。

それを確認した瞬間、暗黒龍のブレスにより、国家は壊滅した...同時にその場に居た全ての者が死んだ。


死亡したジークは管理者と言う者にあの世で会った。

「やあ、ジーク君。こんにちは。」管理者はジークにこう言った後、続けてジークに「護霊って知ってるかい?」と言った。そして、ジークに護霊についての説明を始めた。「護霊とは、死んだ者が英雄、勇者、救世主と称され、人々の支えになってた人を霊として実体をあげるから誰かを護るって仕事のことさ。どうだい?やってみるか?」と言われた。

ジークは「よし!乗った!絶対に暗黒龍に復讐してやるから俺は護霊になってやる!」と言った。

そうしてジークは護霊になれたと言う訳だ。


「ヘェ。わかった!俺がジークの目的も手伝うよ。ただし、俺がこの世界から脱出するのを、ジークが手伝うってことでよろしくな!」

俺はそう言い、次の目的地に向かった。

だが、俺は疲労と怪我で、目的地に向かう前に倒れてしまった...


回想ファイル1 ジーク 終






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