1:ルーシーとクララ
貴族の一家に産まれ、父や母から溺愛され育ったルーシーの十一歳の誕生日。
初等科に入学して五年間、彼女は普通の女の子だったが、ちょうど一年程前にその才能を開花させ、どこにでもいそうな明るい貴族の少女から驚くほど聡明で、運動神経も、芸術の才能も神が与えたかのような輝きをはなつマクベイン家の宝になっていた。
そんな彼女の誕生日、それが今日だった。
国の中でも上位貴族であり、この田舎町では一番の権力者である一家の子息とあれば町中が彼女に祝いの言葉をかけた。もちろんその祝いの言葉には色々な意味が込められている。貴族に気に入られたい、出世したい、他のものを出し抜きたい……。
それは、彼女の通う学園の初等科でも同じで、今日は彼女の誕生日会のために特別に時間がとられている。
「ルーシー、十一歳の誕生日おめでとう。先生はこれからもルーシーを応援しているわ!勉強もスポーツも頑張ってね」
最高の笑顔をつくり、担任の教師さえ媚をうる。
ルーシーは花束を受け取ると、教師に向かい小さく微笑んだ。
そして、耳元でこっそりと呟いた。
「先生、ほっぺがひきつっているわ」
その言葉に、益々頬が引き攣るのを感じたのか、ブロンドを軽くかき分けながら後ろを向く。
ルーシーが教師から離れれば、次々とクラスメイトが集まってプレゼントや手紙を渡す。
そんな中、教室の隅で一人気まずそうに視線をそらす少女がいた。
黒髪のおさげにふちの太い眼鏡をかけ、地味な色をしたワンピースの後ろに何かを隠しているのだ。
彼女はルーシーと全く正反対で目立たなく消極的な性格だったが、何故かとても仲が良くいつも後ろをついて歩いていた。
「クララ、ねえ、あなたからもプレゼントがあるんでしょ?私一番楽しみにしていたのよ?」
クララが下を向いている間に、ルーシーは彼女の目の前まで迫っていた。
隣にはカラフルに包装された大量のプレゼントを持たされた執事もついている。
「あ……でも…みんなみたいに綺麗じゃないの……」
「そんなの気にしないわ!あなたのプレゼントにはどんな美しいものだって叶わないの!だって」
そこで言葉を区切ると、そっと耳元に口を寄せて耳打ちをした。
「みんなよりも心がこもっているもの。上辺だけのプレゼントはうんざりなの。ね、くれるでしょ?」
言い終われば顔を離し、眩しい笑顔で微笑む。先ほどまでの美しく可憐に作られた笑顔とは違った、愛らしく明るい彼女の本来の笑顔だ。
その笑顔にほっとしたような顔をみせたクララは、小さい木製の箱を差し出した。その箱には申し訳程度に金色の装飾がされているだけで、到底貴族へのプレゼントとは思えなかった。
ルーシーへのプレゼントに本来ならそのようなものが相応しいはずがなく、先ほどの二人の会話を聞かなかった(聞こえなかった)周りの生徒や教師は蔑みの目や、嘲笑うような表情を浮かべたりもした。
自分の誕生日に粗末なものが送られたお嬢様は、きっと今度こそ愛想を尽かすと思ったのだ。
しかしルーシーはクララを強く抱きしめた。
「ありがとうクララ!本当に嬉しいわ!!ねえ、これってなぁに?どうやって使うものなの?」
その嬉々としたようすにまわりは落胆し、嫉妬の混じった非難の目をクララに向ける。
クララはそれに気づいていながらも、なるべく視界にいれないようにしてルーシーへと言葉を返す。
「それは……オルゴールよ…。お気に入りの曲なんだけど、気に入らなかったらごめんなさい…」
顔を赤らめながら、ぼそっと説明をすると、笑みを浮かべて恥ずかしそうにまた下を向いた。
そんなクララの様子をみて、ルーシーは可愛い可愛いと騒ぎ立てそのまま執事を引き連れ二人で帰ってしまった。
その場に残されたクラスメイト達はルーシーへの妬みで作り上げられた事実でない悪口を、決して彼女の家のものの耳に入らぬようにこそこそと呟きあい、教師達はため息をつきながら、雇われた庶民の掃除屋に教室を片付けるように指示をだした。
そんな教室のよどんだ空気と違って、クララとルーシーの乗る馬車はあたたかい雰囲気で包まれていた。
家での誕生パーティーに、ルーシーの強い願いによってクララも招待されているのだ。
「ねえ、このオルゴール本当に素敵ね!私嬉しいわ」
「あ…ありがとう……。喜んでもらえて、私も嬉しい」
ルーシーは深く息をすい、そして大きく吐いた。
学校でも家でも町の中でも、どこでも緊張がほどけない彼女にとって一人になれる(今はクララと二人だが)馬車の中が唯一の安息の場所だった。
クララはルーシーにとって、特別な、同じ気持ちを同じ立場で分かち合える存在なのだ。
なぜなら、多くの者が地味なクララに興味を持たないため、その出生を知らないが、クララはルーシーの家と同じ位にいる貴族の娘なのだ。
内気なクララを外へだして何も知らない場所で友人を作らせようとした彼女の両親が、都市からこの辺鄙な田舎町に内密に送り出したことから、彼女の名が知られていないだけで国の規模でみればクララ一家も同じく有名だった。
「この木…叩くととても良い音がするわ。なにでできているの?」
「あ………、それは、この前送られてきた千年樹の枝でつくったの。金の装飾はね……恥ずかしいんだけど、私が書いたの…」
顔を赤らめながら話すその姿に、ルーシーはクララへと愛しさを募らせる。
それは友情のそれでこそあって、他の感情ではなかったが、深く大きくどの感情にも勝るものだった。
そんな他愛のない話しをしながら、馬車に揺られていると、馬車は静かにとまり扉が二度ほどノックされた。
「お嬢様、つきました」
「あら、もう?今日はクララといたからかしら。時間がたつのが早かったわね。待ってね?降りるから。」
ルーシーは若干早口でまくし立てると、クララに笑いかけてから扉を内側からノックしかえした。
すると、執事が手を差し伸べ、ルーシーがクララに道を譲る。
「ルーシーちゃん……?」
「ほら、早く早く」
華やかな今日の主役である彼女より先に馬車を降りることに抵抗を覚えながらも、クララは言うとおりに執事の手をとり、ゆっくりと降りた。
降りれば、まるでクララの誕生日かのようにたくさんのメイドが彼女を向かえ、あっという間に屋敷の一室へと連れて行かれていた。
中には、色とりどりの衣装とアクセサリーがおいてあり、使用人が笑いかけながら彼女に面白い話を聞かせる。ふと、途中で顔を上げて鏡をみれば、学校とは違う社交界でのクララの姿が映し出された。
クララが美しく変化をとげているとき、ルーシーはいつもとなりにつかせている執事と馬車のそばで話しこんでいた。
「では、よろしくね?」
「ええ、お嬢様。わかっております」
意味深な笑顔を浮かべた二人を、遠くから母が呼ぶ。
「ルーシー?そこにいるの?さぁ、着替えの時間があるのだから早くお入り?」
ルーシーの母メアリーは重い病気をわずらい、外気に触れることを禁じられているのだが、自分の愛娘の到着を待ちきれなかったようで、メイドに制止されながらも窓から顔を出している。
「お母様!!だめですわ。お部屋に戻って?すぐに行きますから」
さっきまでの笑みに変わって心配そうな表情をつくり早足に扉へと向かう。
一方執事はなにやら専門用具のならぶ個室へと入っていってしまった。
ルーシーが扉の前にたどり着けば、いつもよりも少し派手な格好をした使用人がそっと扉を開き、彼女に微笑む。
「ありがとう、マイク」
ルーシーも微笑み返しお礼をいいながら、スカートの裾をつまみちょこんと頭を下げる。
「良いお誕生日を、ルーシーお嬢様」
学校とは違い心よりあたたかい言葉を投げかける使用人達だが、ルーシーが浮かべる笑顔はかわらず作られた清楚で可憐な完璧な笑顔だ。
そうして母の部屋に駆け込むと、メイドが頭を下げて退室していく。
その後姿を見送ると、メアリーの胸に飛び込んだ。
「ルーシー、誕生日おめでとう」
「ありがとうございます、お母様!そういえば、今年の約束覚えてる?」
母に抱きつきながら、上目遣いで聞いてくる娘に、メアリーは苦笑を浮かべながら頷く。
「ええ、覚えていますよ。覚えていますとも。これよね?」
そういってメアリーが取り出したのは、蝶と十字架のモチーフが重なったダイヤのネックレスだった。
「わぁ……やっぱり何度みても素敵ね。お母様、大切にしますわ!」
「今日のパーティーにもそれをつけるのが私との約束よ?」
その言葉に一瞬顔を曇らせたルーシーだったが悟られないように笑顔を浮かべて頷いた。
「ええ、もちろん。お母様のネックレスだもの、どんな服にも似合うわ!」
その言葉に安堵した母がゆっくりとベッドへと足を運び、疲れた顔をして横になるのをみると、彼女はベッドの横に立った。母はそんな娘の額にキスをしてそっと目を閉じた。病気のためか、座ることでも大変な体力をつかってしまうのだ。
ルーシーは母が眠りに落ちていくのを見ながら、額にキスを返した。
「お母様、今日の出来事は明日報告にしにきます。ゆっくりお休みになってね?」
メアリーが頭を縦にふると、ルーシーは背を向けて扉に手をかけなるべく音を立てないように部屋を出た。
廊下に出ると左右を見渡し、誰も来ないこと確認して袖で額と唇を拭い顔から表情を失くすが、少しすると何事もなかったかのようにまた笑みを浮かべパーティーの用意をするために、長い廊下を進み自分の部屋へと向かった。
大きな扉を開け、フリルとピンク色が主体になった自分の部屋には不釣合いな、真っ黒な燕尾服に身
を包んだ執事の前へと行くと、そっと引かれた椅子に腰掛ける。
「ねえ、ジェイル。今日は何色のドレスなの?」
馬車の御者からドレスアップや化粧、ルーシーの身の回りのことは全てこなすことができる万能な執事に声をかける。
「今日は薄い青にしようと思っております。普段身にまとわない色ですが、とても良い色合いなのですよ」
そういいながらドレスの入った包みを開けて彼女の前へと差し出す。
「私の趣味には合わないけど、いいんじゃないかしら?」
いつもの上品で愛らしく、どんな者にも公平に接するお嬢様の仮面を捨て去り、唯一彼にだけ見せる表情と声色で返答をする。執事はそれをさほど気にする様子はなく、手際よくドレスを着付けていく。
あっという間に学校指定の制服から今日の社交界の華へと変身を遂げると、長い金髪をくるくると指に巻きながら遊んだ。
「いつだったかしら、彼を手に入れたのは」
「半年ほど前ですよ」
彼女の唐突な質問にも間を空けずに答え、最後の仕上げにルーシーの唇に真っ赤な紅を引く。
唇についた色に顔をしかめながらため息をつくと、眉間にしわを寄せ悲しそうな顔をした。
「ここにきて、私の嗜好に会う子をやっと見つけたのに、もう移動の時間なのね」
「ええ、もうこの一帯には堕天使はいませんから、どこかに移動したと考えなくては」
「あら、失礼ね。私を忘れているでしょ?ここに一人いるじゃない」
ルーシーはおどけてみせると、目を細めた貼り付いた笑みを崩さない執事に不満そうに首を振った。
二人にしか通じない不思議な会話をしていると、弱々しく扉が叩かれる音が耳に入る。
「あの、ルーシーちゃん……いるかな?」
ソプラノの甘い声を聞くと、彼女は満面の笑みを浮かべた。クララが相手のときにしか浮かべない、明るい笑顔だ。
「クララ!」
勢いよく走ると、自らの部屋にクララを迎える。
「わあ!クララ可愛い!お人形さんみたいね」
オレンジ色のコサージュのついた白いドレスを着て、恥ずかしそうに立っているクララを少し強めに抱きしめると、その頬にキスをした。
「あ……」
ルーシーが離れると、彼女がキスをした場所を押さえながら耳まで真っ赤になって俯いた。ルーシーはその様子をクスクスと笑いながら見つめると、ふと我に返ったように執事へ問う。
「パーティーの時間、大丈夫?」
「まだ少しありますが、そろそろホールへ移動しましょう。お客様はお嬢様をお待ちですから」
「うーん、クララともう少し二人でお話したかったんだけど……」
困ったように首を傾げ、やや潤んだ目でクララを見つめると不満そうにジェイルに視線を戻し、お願いをするように手を合わせる。
「ルーシーちゃん……駄目だよ。また今度遊ぼう?」
困ったような彼女の声に渋々というように頷くと、執事の手をとった。
部屋の外に出るとメイドが二人控えており、クララの後ろに付き誕生パーティーを行う部屋まで付き添う。
クララの前には今日の主役とその執事が背筋を伸ばして真っ直ぐと前へと歩いていた。その様子に尊敬と憧れを覚えながらも、クララは少しの違和感を覚えていた。
確か昨年の誕生日会はこんなに盛大なものではなかったし、ルーシーは明るく優しい性格だが今ほど自信に満ち溢れた顔をすることはなかった。
彼女はこの一年で大きく変わったような気がしていた。
しかしそんな考えは、扉を開く寸前にクララに向けられたとても優しい笑顔によって止められた。
漏れてきたシャンデリアの光に目を細めながら、その笑顔が光の中に進むのを見ると何故だか胸が苦しくなった。彼女が光に溶けていってしまいそうで怖かった。焦って手を伸ばそうとしたその時
「クララ様、前にお進みください」
「あ、ご……ごめんなさい」
後ろからメイドにささやかれ、急いでルーシーの後を追う。
大きな拍手と沢山の笑顔に迎えられる彼女を見て、そこに存在することを確認する。自分は何を不安に思っていたのだろうかと考えたが、ルーシーに手を引かれたので何事もなかったように繕い、彼女に祝いの言葉が投げられる道を一緒に進んでいく。
ステージ脇まで来ると、そっと彼女から離れて同じように離れていった彼女の執事の隣に立つ。
パンパン
「あ~、静粛に!」
クララとジェイルとは正反対の位置にいるタキシード姿の男性が、手を叩き声を張り上げればまだ少しざわついてはいるものの、二百人はいるだろう招待客は皆ルーシーのほうに顔を向けた。
「本日は、わたくしの誕生会にお集まりいただきまことにありがとうございます。今日は楽しんでいってください」
言い終えてドレスの裾をつまみ、可愛らしくペコリと頭を下げれば、愛らしいその姿に自然と顔が綻ぶ。
「それから、お父様から皆様にお話があるそうですので、ここから先はお父様に変わりますわ」
彼女の父が、先ほどまで彼女が立っていた場所に立てば、ルーシーはクララのいる側に降りてきた。そして、父親がルーシーの婚約者を募るスピーチをしているというのにまったく気にしていない様子で、クララが心配するのをよそに来てくれた人たちに挨拶をしようと会場の真ん中へと出て行ってしまった。
眼鏡をかけた少女が急いで後を追ってくるのが視界に入り、少し歩調をゆるめると、彼女は隣にいた執事に問う。
「ねえ、さっきから甘い匂いがするわ。きつい香水みたいなあの匂い。もうこの町に堕天使はいないんじゃなかったの?」
「……申し訳ありません。気配を消されていたようで私も今気づきました。」
あからさまに顔をしかめる彼女の肩が後ろから軽く叩かれる。
はっと顔を引き締め、また可憐な笑顔を浮かべて後ろを向けばそこには高価そうな宝石を沢山つけた伯母が立っていた。
「伯母様、こんばんは」
先ほどステージでしたことを繰り返すように、ドレスの裾をつまんでちょこんとお辞儀をする。
「まあまあ、今日もとっても可憐だこと。元気そうで何よりだわ。そういえばルーシー、聞いたわよ?この前のテスト学年トップだったんですってね!おめでとう」
「ありがとうございます、伯母様。」
「去年まではパパの後ろに隠れて、私と目も合わせてくれなかったっていうのに、大人になったのね」
ルーシーは皮肉交じりに言う彼女を見て、悲しそうに瞳を潤ませると下を向いてつぶやくように言った。
「ごめんなさい、伯母様。私どうかしていましたわ……。本当に…グス…反省してますの」
その様子に周りがざわざわとし始めると、慌てて彼女の背中をさすり大丈夫よ?としきりに繰り返す。下を向いて泣き声を漏らすその人の目に涙なんてなくて、それどころか舌を出しているなんて思いもしなかったのだろう。
「もう大丈夫ですわ。泣いたりしてごめんなさい、伯母様」
「い、いいのよ、気にしていないわ。こちらこそごめんなさいね」
顔を上げて涙を裾でぬぐう振りをすれば、周りから白い目で見られるのに耐え切れなかったのか言葉を詰まらせながら返事をして、そっと自分の夫のもとへと帰っていった。
伯母がいなくなってから、続々と挨拶に来る人で囲まれたルーシーは、笑顔で沢山の言葉をかわしながら伯母と話している間に姿を消した自分の執事を探した。
ホールの隅から隅まで見渡して、やっとレースのカーテンがひらめくその奥のバルコニーにその姿を見つけると、少しずつ移動しながら話しかけてくる人に対応していった。
彼のもとにたどり着くころには皆思い思いにパーティーを楽しんでおり、見知った顔を探しておしゃべりに勤しんでいた。
クララも古い知り合いに話しかけられたらしく、その相手をするのに精一杯といった様子だった。父も伯母も自分のことを見ていないのを確認すると、かすかに風が吹くバルコニーへと足を踏み出した。
バルコニーに吹く風は、美しい金髪を揺らして彼女の顔を隠す。それをうざったそうに手でかき分ければ、青かった瞳を紅蓮に変えたルーシーの顔が現れた。
満月の下、室内のシャンデリアの逆光で見えない顔に二つだけ、真っ赤に真っ赤に光る瞳。
「ねえ、執事なのに主人のそばから離れるなんて、とっても非常識じゃない?」
後姿のジェイルに話しかけると、ゆっくりと振り向く彼を見た。
「クララがね、気づき始めたみたいなの。私が私じゃないって。このくらいの幼い少女なら騙せると思ったんだけど、逆に幼いときの不思議なつながりっていうやつで気づかれちゃったわ。」
ジェイルは目を伏せると、一瞬だけ(本当に一瞬だけ)辛そうな顔をした。
「ねえ、ねえってば。何か言いなさいよ。貴方が私の質問に答えないのって、何だか不気味だわ」
そういって真っ白な柵に腕をかけて、月を見上げた。
そこに小さな足音がかけてきた。バルコニーへと出てルーシーに声をかけようとした足音の持ち主は、振り向いた彼女に向かって短い悲鳴を上げた。
はじめまして、珀深澪と申します。
小説を書くことにあまりなれていないので、至らない点もあると思いますが、あたたかく見守っていただければと思います。




