表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗黒街のお嬢様~全てを失った伯爵令嬢は復讐を果たすため裏社会で最強の組織を作り上げる~  作者: イワシロとマリモ
第一章 萌芽

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/549

シャーリィ=アーキハクトという少女

いつも読んでくださり、またブックマークしてくださりありがとうございます。今回も貴方にとって有意義な時間となりますれば、幸いでございます。

今回は極めて短いことをお許しください。

私、カテリナがあの娘を拾ったのは帝国では珍しい雪の降り積もる日でした。今思えば、本当に気紛れだったのです。同じことが起きてももう一度拾うとは思えません。




それから一週間後、目覚めたシャーリィに対する第一印象は、不気味な娘でした。絶望して泣きわめくでもなく、無表情で淡々と状況を咀嚼して政府ではなく私を頼ろうとするのは驚きました。

確かに大貴族による大事件、政府の関与を疑うのは無理もありませんが、それに僅か九歳の幼子が思い至る事が異質でした。この子は明らかに違う。私は直感しました。途轍もない面倒事を招くような気もしましたが、何よりもこの子の将来を見てみたい。そう思い、私はシャーリィを引き取ることに決めたのです。



共同生活が始まると、まず驚いたのは家事スキルの高さ。貴族のお嬢様である以上期待はしていませんでしたが、そこらの使用人を嘲笑うかのような完璧さを示したのです。恥ずかしながら私は不得手なのでこれだけでも助かりました。勝手に私室を掃除されるのは困り者ですが。

そして、シャーリィは常に無表情ですが瞳には激しい感情が渦巻いていることも分かりました。言葉の端々からも、シャーリィは感情表現が致命的に下手なだけだと分かります。何より、自分に敵対する存在を認識すると笑顔になる癖があるのです。最初は家族の仇に。掃除では黒い悪魔などの害虫に。そして、後に敵となる黄昏の蜥蜴相手にもそうでした。

子供とは思えないくらい頭が回り、そして時には年相応の反応も示す。幼さゆえか素直でこちらが教える知識をどんどんと吸収して試行錯誤してそれをものにしていく。孤児院で使ったサブマシンガンにも並々ならぬ興味を示していましたね。贔屓目かもしれませんが、この子は化けます。或いは、暗黒街の歴史に名を残すような存在になるかもしれません。ただ、定期的に面倒事を持ち込むのは止めて欲しいです。マーサは見ていて飽きないと言っていましたが、当事者からすれば疲れます。主に精神的に。

最近良い友人が出来たのは良いのですが、この子がまたシャーリィの火付け役になることもあります。昨日など、実験と称して爆薬で花火を作ろうとして危うく教会が吹き飛ぶところでした。全く、目の離せない世話の掛かる娘です。


ここまで読んでくださったあなたに最大限の感謝を。これにて一章を了とさせていただきます。第二章は少し成長したシャーリィの物語をお送りさせて頂きます。これからも、お付き合いいただけましたら幸いです。

それでは、あなたの人生に安らぎと幸福が訪れますように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 第二章へのいいバトンパス [気になる点] 特になし [一言] 第一章 完!
2022/10/04 16:04 マリオの兄の嫁の叔母の妹の姪の孫娘
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ