円環の記憶は持ち越されるのか? 誰が記憶しているのか?
円環の中で、完全に円環であることを理解し記憶しているのは三日月です。しかし他にも数人察している者がいるように思えます。
私的には、この6人+人間数人。
記憶も実力も持ち越している→三日月
ある程度円環を理解している→鶴丸国永(健人)、小烏丸
記憶に抜けがあるのを感じている→燭台切光忠、骨喰藤四郎
もしかしたら→大俱利伽羅
人間→森蘭丸、足利義輝 他にもいるかも
人間の方々の反応から考えるに、完全に抹消されるわけではなく根底には残っているように思えます。何らかのタイミングで記憶が蘇る(三日月に斬られた足利義輝)場合や、予感として残っている(森蘭丸)場合があるように思えます。
少なくとも繰り返す円環の中で、三日月以外にも山姥切国広や本丸の面々、時間遡行軍はパワーアップしていますね。
■三日月
特に説明はいらないと思いますが、三日月は円環で生じた途方もない回数の繰り返しを記憶し実力も持ち越しています。
■鶴丸国永(健人)
関ケ原の時に生じた円環でもそれが円環だと察していましたし、「三日月を驚かせたい=円環で経験したことが無いことを生じさせたい」という行動原理があるように考えられます。ただ円環が起っているであろうことは理解していても、前の円環で何があったかまでは覚えていない感じです。
鶴丸が何らかのタイミングで円環に気が付いたのか、それとも始めから「これは円環だ」と分かっていたのかは不明。
■小烏丸
悲伝を見る限り、円環をある程度分かっているように思えます。「あまり皆を悲しませるな」と三日月に言っていますし。
■燭台切光忠
歌仙との料理シーンで、記憶が抜けているような忘れているようなみたいなセリフを言っています。多分円環を忘れたことを喪失と捉えているのだと思います。ちなみに「料理の方が性に合っている」みたいなセリフを言って、歌仙に「刀の本分を忘れるな」とも言われていますね。
光忠は三日月に不審を抱き戦う役割がありますが、これは三日月のセリフから過去の円環でも生じたことだと思われます。三日月が「はやり」みたいなことを言っていますし。悲伝では「三日月が鵺(時鳥)を見逃した」ことで不振を抱きましたが、他の円環でも何かの理由で三日月を不審に思い、戦い斬られたのでしょうね。
斬られたという事象をみるのであれば、三日月に斬られ円環で死に続けた記憶が蘇った足利義輝と重なる点もありますが……燭台切については後述されたりしませんでしたね。
■骨喰藤四郎
そもそも焼かれて記憶がない彼ですが、それ以上に円環の記憶を忘れているような言動が若干あるように感じます。
骨喰藤四郎の考察で別に書きますが、彼の記憶にある炎に焼かれる三日月の記憶は円環もしくは円環の原因になった三日月ロストの記憶なのかもしれません。
■大俱利伽羅
関ケ原に伊達政宗が現れた時に「はっぱりきたか」みたいなセリフがあったように思います。来るわけないのに、そのセリフっておかしいと思いました。可能性としてはそう言うルートの円環が生じており、大俱利伽羅のなかで関ケ原に伊達政宗がくるという予感があったとしか……。