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記録  作者: 優希
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春香

春香に謝罪しよう…そう思い待っている。けれど玄関を開錠した私にその時はなかった。春香は玄関ドアを思いっきり開けて私をいきなり抱きしめた。私は混乱し、え…?あ…?ちょっ…へ…と間抜けな反応しかできなかった。春香は、そっと抱きしめる力を緩め、まじまじと私の顔を見つめてきた。私は、ちょっと…恥ずかしいのだけど…と目をそらした。その後2~3秒じっくりと表情を見てから春香は、今は…大丈夫。といった。私は、大丈夫って…?と聞くと春香は、優希に何かあったのかと不安だったから。と言った。私が謝罪しようと口を開きかけたところ、春香が遮るように、何があったのか教えてくれる…?ととても優しい声で言った。私が、昨日の夜のこと…?と聞くと春香は、そう…夜中の電話。と言った。私は、よく覚えていない…と答えると春香は、家庭訪問でも?と言った。私は、うん…と答えると春香は、そっか…と言って頭を包み込むようにして撫でてくれた。完全に謝罪のタイミングを失ってしまった。力が抜けかけている私に春香が、キッチン借りるね。と言って離れていった。ダイニングの椅子に座って待っていると甘い香りがしてきた。その後春香が来て、大きなガラスカップにパンプキンポタージュとバターロールを持ってきた。春香は、ゆっくり食べてね。と言って私の対面に座り、私が食べ始めるのを待ってから一緒に食べ始めた。そうすると突然涙がスーッと流れ始めた。春香は何も言わずにハンカチで涙をぬぐった後、不安だったのね…そう言って頭を包み込むように撫でてくれた。私は、ありがとう。と小さくいった。

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